平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
最近のテレビは碌なものをやってない。
今までは、それでも退屈しのぎに見ていたけど、今は・・・・・。

そうなんです。夜ゆっくりレコードの聴ける環境。

30年間我慢していたんですね(涙)。

最近の僕は18:30辺りから夕食兼晩酌。ノンビリと食べながら料理をするので終るのは20:00辺り。

一応テレビの番組をチェック。何にも無い。

で、試聴室へ向かいます。試聴室なんて言ったって、僕のリスニングルーム。
冷えた部屋のストーブに火を入れ、アンプに火を入れ・・・・・。

勝手気ままに思いついたレコードに針を下ろして楽しんでいます。

で・・・・・・・・・・。

レコード愛好家のリスニングルームって殆どが洋間。
散々、そんな家を廻って来ました。

残念ながらこの部屋が欲しいって思った事無かったんですね。

洋間ですから、程々にライブ。で、このライブ感が僕には合わないかったんです。
何か違う・・・・・?

今回の部屋、16畳の和室(正しくは10畳と6畳をつないだ部屋)。

此処でのレコードの中の音楽。僕にとって、違和感を感じない。

今日もレコードを楽しみながら考えました。和室の方が良い?

で、僕のたどり着いた考えは・・・・・・。

レコーディングする部屋。丁度良い残響時間に調整されています。
つまり、ソフトのレコードに丁度良い残響分が含まれているんですね(散々レコーディングスタジオに足を運びました。デッドの部屋なんてなかったです)。

其処で更にリスニングルームの残響を加えたら・・・・・・・。

もう判りますよね。残響過多に成るって。

今の部屋、音がどうではなく、演奏家の心境が嫌と言う程判ります。

昔、タモリがペットを吹いていた時代。タモリに対して『マイルスのペットは泣いているけど、お前のペットは笑っている。』
と言った、有名な方がいます。
タモリは其の言葉でペットを置いたんですね。

今日、此処の部屋でマイルスを初めて聞きました。
ペットが泣いている。実感だったんです(今までは感じられなかった)。

演奏家にとって嫌な部屋だと思います。下手な人は本当に下手に聞こえますし、逆に昨夜のヌヴーは・・・・・・・。

で、僕のとってのオーディオ装置は演奏に対して正直な装置が欲しいんですね(好みの音なんてどうでも良いんです)。
部屋もしかりです。

下手な演奏を良く聴かせる装置も部屋も要りません。
そんな装置(部屋)は本当の名演奏の凄さを聴かせてはくれませんから。

拍手[7回]


コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック