平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
左手が今一で退屈・・・・・。
そんな訳で、しつこく行きます。

さっきからシールド線はコンデンサーなんてぬかしているけど、一体どの程度なのよ・・?
そう。実測もしないで書くのは机上の理論。僕の嫌いな方法です。

で・・・・・・・。

業界ではそれなりの評価の有るカナレのシールド。長さは2m。

コイツのキャパシタンス(容量)を実測。
多いと言うか、此の程度と言うか・・の160pF(ピコファラッドと読みます。通常はピコのみ)。
此の値は通常コンデンサーに使われるμF(マイクロファラッド)のなんと1/1000000です。
中間にnFが有りますが、一般には使われません。

じゃあ、此れを計算式に当てはめます。要はカットオフ周波数を計算します。
チョイと意地悪で、テレキャスのポットが1MΩですから、インピーダンスを1MΩとして計算。
計算式は    159÷(インピーダンス×キャパシター)
インピーダンスの単位はkΩ  キャパシターはμF

159÷(1000×0,00016)= 993,7

もうお判りですよね。1kHz以上はダラ下がり。これじゃ倍音成分は・・・・・・。
ハムバッカーの500kΩで二倍の周波数。シングルコイルの250kΩで4倍の周波数。

此の数字をどう捉えるかはお任せします。

ちなみに、僕の作ったシールドも測定(長さは同じ)。
ウソでしょ(と僕も驚いた)。なんと16pF。
しかも僕の場合はトランスでインピーダンスを1/4に下げている。
倍音たっぷりの訳が納得出来ました。


序でに・・・(しつこい、汗)。
じゃあ、ピンキー君のギターのカットオフ周波数は・・(この場合、電気的に此の周波数以下はフラット)。
ポットは100kΩ。シールドのキャパシタンスは16pF。
上記の計算式に当て嵌めます。

99375Hz。もう聞こえませんね(笑)。

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今迄、細切れで書いて来ましたエレキギターの問題点。
軽く、まとめて見ようと思います。

問題は2点に要約出来ます。
その2点とは。

1)ピックアップのインピーダンスが高過ぎる。
  
2)ギター内のアースラインの拙さ。

どちらも、電気の基礎知識の無さから出た問題と考えています。

1)がどの様な悪さをするか?
まず、何故インピーダンスが高いか(高く作ったか)を考えましょう。
インピーダンスが高い。と言う事はコイルを沢山巻いている(調べた範囲ですと数千ターン程度かと)。
コイルを沢山巻いた理由は、出力電圧を稼ぎたかった為と推察出来ます。
出力が大きければ、アンプ設計は楽に成ります。
でも、アンプは金属シャシの中での増幅ですし、能動素子(真空管、トランジスタ)での増幅ですから、設計しだいでインピーダンスは下げられます(つまり、ノイズ問題は発生し難い)。

対してギターでのインピーダンスの高さ。木製のボディですから、シールド効果は有りません(ですからボディー内部に薄い金属板を張る行為が流行ったのですね)。
インピーダンスが高いと、周りの電磁波によるノイズを受け易いのです。
その為、ありとあらゆる所をシールドします。此のシールド。信号ラインの周りに金属を置きますよね。
金属通しが向かい合うと、其処にコンデンサーが出来ます。
コンデンサーは高い周波数ほどショート(吸収)します。
つまり周波数の高い楽器の倍音成分をショート(吸収)しちゃうんです。

もう判りましたよね。エレキギターがアコギよりも倍音成分が少ない理由。
僕成りの実験の結果。エレキのピックアップは倍音成分もキッチリと拾っている。
その倍音をアンプまで運べないのは、信号ラインに出来たコンデンサー(一番悪さをしているのが、ギターとアンプを繋いでいるシールド線)。
シールド線って、コンデンサーだと意識して使っていますか?
(で、僕のアンプはノンシールド配線に拘っているのです)

そのコンデンサーに悪さをさせないのには、全体の(特にピックアップ)インピーダンスを下げる事。ポットも小さな値に出来ますし・・。

長く成りましたので、2)については改めてアップします。



で、市販のギターアンプ。諸所の問題でギターから倍音成分が入って来ない。
入って来ないから、その辺の周波数は無視して設計。って感じているのは僕だけかな?
例えばスピーカー。フルレンジと言うよりもウーハーですよね。ボイスコイル径もでっかいし・・。

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作り上げてから数ヶ月が経ったギターアンプ。
予定していたオーバードライブとリバーブ回路。

全然使いません。クリーントーンに首ったけ。

でね、最近よくミスするんですよ。

軽くギターと遊ぶ。何か音が小さいなー・・・・。
僕のチョンボ。ギターアンプが働いていない。

此処で気付きましたか・・?

そうなんです。アンプを通した音と生音がそっくり。
極端に言えば、音量の違いだけ(勿論微妙には違いますよ)。

ギターを弄る程、その方向。

普通のギターファンは、この状態をどう思うんでしょうか?

僕は単純に喜んでいます。
僕のアンプの定義。ギターの音色の違いを其の侭出す事(だから4本を楽しめる)。

ですから、今回のペグの交換。生音とアンプを通した違いは一緒。アンプを通した方が、音量が大きいので判り易い。

基本。ギターの違いを出せないアンプは失格。
現在、イヤと言う程違いを出します。勿論僕の下手さも・・・・・・(此れが悔しい・・・)。



ですので、良いギターとまあまあのギター。僕のアンプの採点は・・・・・。
4本共、其れ成りのギターを買って良かったかなと・・・。

あ、恥ずかしいのでブログにはアップしませんが、改造での失敗。イヤと言う程、思い知らせてくれます。

あ、全然違う話。トランスでインピーダンスを合わせると、ハムのタップと標準の音の差は殆ど出ません。予想はしていたけどこうも・・・・。
つまりですね、フルに使うとインピーダンスが高く、シールドのキャパシタンスの影響をモロに受ける。
タップだとインピーダンスが下がるのでシールドのキャパシタンスの影響を受け辛い。
此れが、音質の差の原因だったみたい。
インピーダンスを揃えると、タップとフルの音質差は殆ど有りません。

勿論、楽器ですから、その音質の差を有効利用。って有りですよね。
僕が問題視しているのは、その音質の変化の原因は・・・・・?って考えるか、ナーンも考えないで通り過ぎるか・・。

此処迄追求しないと駄目ですよね。その先がなくなっちゃいますので・・。

同じミッドピックアップを取り付けたジャパンストラトとアメプロストラト。
メチャ違うので楽しいですよー・。

ですので、ネットでのギターの音質の差とかピックアップの音質の差。アドバイスと考えないと駄目ですね。気になったら買って試す。僕はオーディオの世界もこうやって来ました。
だから、其れ成りの経験値を得られたのです(その所為で常に貧乏です、汗)。

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昨日注文したギターのパーツ。
日曜日だから、今日発送、明日到着。
甘かったですねー(宅急便屋さん可哀想)。
本日夕方到着。

凄く小さなパーツです。
フェンダー、ストラトキャスターは70年代初期に採用。結局数年で止めたパーツです。

僕成りに理由を考えました。
ネットで検索すると、その年代なら外しましょう。と言う意見ばっかり。

酔った勢いですヨーーーーー(汗)。

ネットにアップしている人達。ウソはついていないと思います。
でもね・・・・・・・・・。

貴方達の常識を覆したくて・・・(笑)。

軽い実験で覆せる(と言うか、自分のギターの不満点を解消出来る)って感じましたからのパーツの発注です。

ヒント。今回のペグ。高さが調整出来るのです。で、3番弦の不満点を高さで調整したらビンゴ。
高さでは調整し切れなかったので、今回のパーツのお世話に成ろうかなと・・。



皆さん、ご存知ですよね。オーディオの世界の常識を全然信用していないピンキー君。
ギターの世界も同じと思っています。
だから楽しい・・・。

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今日は朝からプリアンプに掛かる予定が・・・・。
左手の痛みが酷くなった。
原因は・・・・・(汗)。

昨日のペグの交換。あまりにも良くなったので嬉しくて・・・・・・(やっちゃ駄目なのに・・)。

ハイ、自分を制する事の出来なかった所為です・・m(__)m 。

本当に今日は大人しくしていました(でも、ネット検索でポチッ・・大汗)。

実は、馴染みの左官屋さんから預かっているコンプレッサー。
本人のミスで壊しちゃいました。
黙っていればいいのに、遂余計な一言・・・・。
ピ『修理する方法が有りますよ・・・』。

此の修理。街のバイク屋さんレベルでは絶対に出来ません。
僕も左官屋さんに『成功確率は70%』って言ったんですけど、『ならやってよ。』

必要な工具代金は頂きました。更に、工賃として酒の肴を・・・・・・・・。

まあ、そんな毎日を過ごしています。

次のギター改良(改悪)のパーツも入って来るし・・・・・・・。

ほんと、忙しいんですよ。

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4本のギターで遊んでいます(左手が不調の間は自粛)。

で、結構以前からの悩み。
どのギターにも共通なんですね。

3番弦だけ音が詰まる。
ギター毎に症状の大小は有るんですけど、皆同じ症状。

で、今日ペグを交換した序でに、色々と症状のチェック。
アレッ、と言う現象に当った。

ひょっとして・・・・・・・。

軽い実験。予測通りの結果。
僕が思った原因。当たりかも・・・・・・。

対策部品は結構売っていますし(僕の悩みの対策としては売っていない)、値段も数百円。

4本分買って試すかな(失敗すると傷物に成るのが・・・・)。

ネタは、実験後に公表。当るんでしょうか?

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左手の痛みは略解消(昨日は退屈だった、汗)。
と言って、治りかけが一番大事。此処で無理をすると数日引き摺る。

と言う事で、今日も負担の掛かる仕事はストップ。

でも、此の程度は大丈夫だよね・・・・・・・・。
昨日注文した部品がもう届きました。


中身は此れ。


ペグです。ギターの弦を巻き上げる部分。
イヤ、壊れたんではないですよ。弄った経験のない方にはマサカでしょうけど、音には重要なパーツなのです。

実はアメプロストラトも交換したのですね。あの時は音を狙ってじゃなくて、ロック式のペグにしたかっただけなのです。要は弦交換を楽にしたい。

そんな訳で、ストラトはフェンダー純正のロック式に交換しました。
交換後、何気なしに弾いたら・・・・・・・。
明らかに音の鮮度が上がった。
チューニングの狂いも激減。

フーーーン。ペグって重要パーツなんだ。

で、フジゲンテレキャス。そんな高級なペグが付いているとは思えません。ギターの価格から言って、まあ其れ成りの物でしょうね。

この辺のパーツは国産品の評判が良いのです。海外の超高級ギターも日本製をチョイス。
その中でもゴトーの評判はダントツ。

一度使って見たいな・・・。

昨日の暇な時間。よせばイイのにネット検索。
で、フジゲンに使えるゴトー製のペグを見つけてしまった。
そんなに高額ではないし(と言って10万円程度のギターには付けられない価格)・・・・。

物は試し程度での購入だったのです。

早速、ノーマルのペグを外します。


ヘッド部分には金属カラーが打ち込まれて、ペグのシャフトを支えています。


其の侭使えるかと思ったら、ゴトーの方が若干シャフトが細い。
打ち込んで有るカラーをたたき出します(抜く工具もゴトーに付属していた)。

ゴトー付属のカラーを打ち込んだらゆるい。拙いよ・・・・・・。
で、流石ゴトー。カラーの外径、2種類付属しています。
外径の太い方ですと、圧入が必要。
その辺はプレーヤー関係で散々経験していますので・・・・・・(笑)。

で、圧入前に問題。


ゴトーのペグ。ペグ本体とギターヘッドの間に樹脂のスペーサーを挟みます。
このスペーサー。取り付け穴に一部差し込むのですが・・・・・・・。


ノーマルペグはコノスペーサーが無いので、カラーが入らない部分の穴径が絞って有るのですね(良い作りです)。
スペーサーを入れるには、此処の部分をカラーを入れる穴径と同じに広げないといけません。

8,5mmのドリルでドンピシャ。


穴加工の終わったヘッドへカラーを圧入。

裏側から、ペグを差込、木ネジで止めます。


で、外したペグと今回のペグ。シゲシゲと見ました。
作りがそっくり。標準品もヒョットするとゴトー製?

二つの裏側。そっくりです。


JAPANの刻印が入っていて、ゴトー。


元のペグ。


字体が違いますので、違うメーカーかな?

で、ゴトーの弦のロック。マグナムロックなんて偉そうな名前。
構造を見たら・・・・・・(笑)。

フェンダー方式と五分五分ですね。
手でペグを回して弦を張る(最初の時)ならフェンダー。ワインダーを使ってならゴトーの方が作業性が良いです。

弦を張り、シッカリとチューニング。
まず生音でのチェック。ハレッ、以前よりも音が小さい(何で?)。
でも、音のピントは合っている。

アンプに繋ぐ。オイオイ、こんなに変わっちゃうの・・・・・。
全体的に音の切れが良く成って細やかなニュアンスが凄く出る。

で、困った・・・・・。
僕の下手なピッキングがバレバレで・・・・・・・・・・。

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昨夜、左手首の痛みで目が醒めた。
結構きつい痛み。

何をやった・・・・・・・。

で、ピコン。
プリアンプを作るのに、中途からの製作なので、あの重いシャシを平らに置いたり縦位置に置いたり・・・・・。

トランス類がシャシ内に配置されていれば、平らに置いた侭で作業出来るけど、トランスがシャシの上。結果、縦にしたり平らにしたり。
間違いを起こしたくないので、1本の配線の度に此れを繰り返し・・・・・・。

と言う事で、今日は休みます。やりたい事は山ほど有るんだけど、無理をすると回復が長引く。
デモねー。大人しく一日を過ごすと言うのは、僕にとっては拷問なんですけど・・・・・・。

暇を持て余すと、遂ネット検索。前々から気に成っていたギターパーツをポチッ。
ア~~~~~ア・・。

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