修理中のパワーアンプ。ブロックケミコンを外した穴を塞がなくてはいけないんだけど、自分で設計をしていないシャシ(この部分にはもともと穴が開いている)。
シャシに対して水平、垂直ならば採寸は簡単です。
今回は45度捻って有る。
更に、4個の穴が正方形(縦横の距離が同じ)なら採寸し易いんだけど、微妙に違っている(確かにこの方が見た感じは良い)。
勿論、フライス盤のベットは縦横の移動のみ。つまり斜めの寸法を測定しても、縦横の寸法に変更しないとフライスで正しい位置に穴を開けられない。
自分の設計なら、元図が有るので細かな寸法も判るのに・・・・・・・。
苦心惨憺をして採寸をしました。でもドンピシャの自信は90%。
この様な場合、ビス穴を若干大き目に開けて少々の誤差は逃げられる様に作るのが普通です。
で、意固地なピンキー君。穴を大き目に開けるのじゃ無くタップ(雌ネジ穴)を立てた。
最近、歳の所為か結構意固地に成ってます。穴の位置が合わなきゃ作り直せばいい(オイオイ)。元々のシャシのビス穴、結構小さ目で遊びが殆ど有りません。
作り終えたメクラ板をシャシの中に押し当てて、表からビスを通したら・・・・・・・。
イヤ、此処迄ピッタシカンカンに成るとは思ってもいなかった。作り直ししないで済んだ(ホッ)。
何の加工もしないでドンピシャに取り付けられました。ビスはLUXKIT付属の物なので、チョイ安っぽい。
トラスに換えようかな?
シャシに対して水平、垂直ならば採寸は簡単です。
今回は45度捻って有る。
更に、4個の穴が正方形(縦横の距離が同じ)なら採寸し易いんだけど、微妙に違っている(確かにこの方が見た感じは良い)。
勿論、フライス盤のベットは縦横の移動のみ。つまり斜めの寸法を測定しても、縦横の寸法に変更しないとフライスで正しい位置に穴を開けられない。
自分の設計なら、元図が有るので細かな寸法も判るのに・・・・・・・。
苦心惨憺をして採寸をしました。でもドンピシャの自信は90%。
この様な場合、ビス穴を若干大き目に開けて少々の誤差は逃げられる様に作るのが普通です。
で、意固地なピンキー君。穴を大き目に開けるのじゃ無くタップ(雌ネジ穴)を立てた。
最近、歳の所為か結構意固地に成ってます。穴の位置が合わなきゃ作り直せばいい(オイオイ)。元々のシャシのビス穴、結構小さ目で遊びが殆ど有りません。
作り終えたメクラ板をシャシの中に押し当てて、表からビスを通したら・・・・・・・。
イヤ、此処迄ピッタシカンカンに成るとは思ってもいなかった。作り直ししないで済んだ(ホッ)。
何の加工もしないでドンピシャに取り付けられました。ビスはLUXKIT付属の物なので、チョイ安っぽい。
トラスに換えようかな?
只今修理中のパワーアンプ。
材料屋さんが夏休み中なので、アルミ板が入って来ません(予定では18日入荷)。
指をくわえて待っているのも脳が無い。
そんな訳で、40年前に設計されたアンプの動作点。要は真空管の動作点を再チェック。
当時の僕の実力では、メーカーが使っている動作点を参考にして・・・・。と言うのが精一杯でした。
現在の僕は、完全にゼロから動作点を選んでいます。永年の経験が役に立っています。
その目で此のアンプを見ると、設計が甘いなー・・・・(大汗)。
当時の僕は、耐入力の大きな動作点を選んでいたのですね。まあ耐入力の大きさを自慢しているアンプも有ったりしていましたから。
で、能動素子(真空管やトランジスタ)のダイナミックレンジには限界が有ります。要は必要以上の耐入力を求めると、微小信号に対応できないアンプに成ります(大男、総身に知恵が廻りかね)。
要は微細な表現力が無くなります(この辺を教えてくれたのがコアキシャルでした)。
昔からの付き合いのオーナーですので、僕の我が儘を理解してくれると勝手に思って作業を進めています。
動作点とは、その真空管に何ボルト加えて何ミリアンペア流すかの事です。うるさく言うともっと有るのですが、この二つが大事です。
動作点の選び方で真空管の音質は可成り変わります。
動作点を十分に吟味してから、あの真空管はこんな音がするって発言して欲しいですね。
材料屋さんが夏休み中なので、アルミ板が入って来ません(予定では18日入荷)。
指をくわえて待っているのも脳が無い。
そんな訳で、40年前に設計されたアンプの動作点。要は真空管の動作点を再チェック。
当時の僕の実力では、メーカーが使っている動作点を参考にして・・・・。と言うのが精一杯でした。
現在の僕は、完全にゼロから動作点を選んでいます。永年の経験が役に立っています。
その目で此のアンプを見ると、設計が甘いなー・・・・(大汗)。
当時の僕は、耐入力の大きな動作点を選んでいたのですね。まあ耐入力の大きさを自慢しているアンプも有ったりしていましたから。
で、能動素子(真空管やトランジスタ)のダイナミックレンジには限界が有ります。要は必要以上の耐入力を求めると、微小信号に対応できないアンプに成ります(大男、総身に知恵が廻りかね)。
要は微細な表現力が無くなります(この辺を教えてくれたのがコアキシャルでした)。
昔からの付き合いのオーナーですので、僕の我が儘を理解してくれると勝手に思って作業を進めています。
動作点とは、その真空管に何ボルト加えて何ミリアンペア流すかの事です。うるさく言うともっと有るのですが、この二つが大事です。
動作点の選び方で真空管の音質は可成り変わります。
動作点を十分に吟味してから、あの真空管はこんな音がするって発言して欲しいですね。
先にアップしました、アルテック形、ムラード型共に有る問題点。
続きが遅く成ったのは、市販のアンプを色々と調べていたのです。
流石にメーカー製。僕が調べた限りでは問題の有るアンプは有りませんでした。逆を言うと問題発生は僕の作ったアンプだけ・・・・・・(大笑)。
あ、勿論僕のアンプはそれに対応しているので問題は有りません。
この位相反転回路共通の問題点。カソードの電位が高いのです(シャシに対して)。
この真空管の電流を減らせば問題が無いのですが、僕の様に多め(真空管の規格よりは十分に少ない)に電流を流しますと、カソード電圧が100Vを超えちゃうんですね。
一般に真空管のヒーターは電位的にシャシアースされています。
問題は真空管の規格。ヒーターとカソード間の耐電圧は100V。
つまり、シッカリと電流を流すと100Vを超えますので、ヒーター、カソード間の絶縁破壊の可能性が有るのです。此れは避けたい・・・・。
そんな訳で、僕のアンプはヒーターの電位をシャシと同じにしないで+(数十ボルト)にして、カソードとの電位差を100V迄行かない様にしています。
暫くぶりに自分の作ったアンプを見て思い出しました(汗)。
で、皆さんんが知りたいのは此の違う位相反転回路の音質は?ですよね。
沢山実験をしました。真空管を替えたり動作点を替えたり。
軍配はムラード型に上がりました。
僕の仮説では、アルテック形は出力インピーダンスが上下で違いますので、その影響かと・・?
まあ、下側がカソフォロですので・・・・・。
昔々のつまらない話。喜多さんの所へ遊びに行きました。
MJ誌に出たばかりのAMラジオが机の上に乗っていたんですね。
喜『ピンキーさんは最近何を作ったんだい?』
ピ『AMチューナーを作りました。』
喜多さんのラジオの最終段はカソフォロですよね。って僕が言ったら
喜『カソフォロは音が悪いなー。』
ですって(笑)。
僕が使った最後の市販プリアンプ。オンライフのUー22。
残留ノイズが多いのでCRを交換しようと秋葉へ買い出しに行きました(あの頃の秋葉は楽しかった)。
当時の親父さんたちは、癖は強いけどムチャ詳しい。
で、僕が色々とCRを買うので話しかけて来た。
何を作るの?
僕が目的を言ったら、U22の回路を知っていて、最終段のカソフォロを止めちゃった方が良いよ。
僕は『出力インピーダンスが上がってしまうのでは?』
親父さん『プリとパワーの間、何メートルも無いだろう。兎に角カソフォロは止めな。』
改造する時の定数迄教えてくれて(今考えると凄い人だったなと・・)、帰宅する成り直ぐに改造。
出て来た音楽。親父さんに感謝・・・・・。
続きが遅く成ったのは、市販のアンプを色々と調べていたのです。
流石にメーカー製。僕が調べた限りでは問題の有るアンプは有りませんでした。逆を言うと問題発生は僕の作ったアンプだけ・・・・・・(大笑)。
あ、勿論僕のアンプはそれに対応しているので問題は有りません。
この位相反転回路共通の問題点。カソードの電位が高いのです(シャシに対して)。
この真空管の電流を減らせば問題が無いのですが、僕の様に多め(真空管の規格よりは十分に少ない)に電流を流しますと、カソード電圧が100Vを超えちゃうんですね。
一般に真空管のヒーターは電位的にシャシアースされています。
問題は真空管の規格。ヒーターとカソード間の耐電圧は100V。
つまり、シッカリと電流を流すと100Vを超えますので、ヒーター、カソード間の絶縁破壊の可能性が有るのです。此れは避けたい・・・・。
そんな訳で、僕のアンプはヒーターの電位をシャシと同じにしないで+(数十ボルト)にして、カソードとの電位差を100V迄行かない様にしています。
暫くぶりに自分の作ったアンプを見て思い出しました(汗)。
で、皆さんんが知りたいのは此の違う位相反転回路の音質は?ですよね。
沢山実験をしました。真空管を替えたり動作点を替えたり。
軍配はムラード型に上がりました。
僕の仮説では、アルテック形は出力インピーダンスが上下で違いますので、その影響かと・・?
まあ、下側がカソフォロですので・・・・・。
昔々のつまらない話。喜多さんの所へ遊びに行きました。
MJ誌に出たばかりのAMラジオが机の上に乗っていたんですね。
喜『ピンキーさんは最近何を作ったんだい?』
ピ『AMチューナーを作りました。』
喜多さんのラジオの最終段はカソフォロですよね。って僕が言ったら
喜『カソフォロは音が悪いなー。』
ですって(笑)。
僕が使った最後の市販プリアンプ。オンライフのUー22。
残留ノイズが多いのでCRを交換しようと秋葉へ買い出しに行きました(あの頃の秋葉は楽しかった)。
当時の親父さんたちは、癖は強いけどムチャ詳しい。
で、僕が色々とCRを買うので話しかけて来た。
何を作るの?
僕が目的を言ったら、U22の回路を知っていて、最終段のカソフォロを止めちゃった方が良いよ。
僕は『出力インピーダンスが上がってしまうのでは?』
親父さん『プリとパワーの間、何メートルも無いだろう。兎に角カソフォロは止めな。』
改造する時の定数迄教えてくれて(今考えると凄い人だったなと・・)、帰宅する成り直ぐに改造。
出て来た音楽。親父さんに感謝・・・・・。
数週間前にアップしましたチューリップを掘り起こした後の跡地。
あの時に奥行きが5mと書きましたが、きちんと測ったら3,6m。
で、此処に新しい土を入れたのです。勿論市販の土を其の侭入れるなんて事はしない拘り屋のピンキー君。
培養土へ、腐葉土、牛糞堆肥、バーク堆肥、もみ殻燻炭、米ぬか、ボカシ肥料を混ぜ込みました。
で、その量(溝の深さと幅、奥行きから計算できますよね)。培養土だけで20ℓ入りの袋を16袋。
一日では入れ切れず、二日がかり。総重量はとんでもないので足の脹脛はパンパン。
此れだけ入れても、まだ若干地面が低い。
チューリップの球根を植え付けるのは晩秋(早く植えると腐っちゃう)。
此処迄耕すと、雑草にとってはチャーーーーンス。
雑草を生やさないのには除草剤と言う手も有りますが、使い方を間違えるとチューリップも育たない土地にしてしまいますし、ミミズが寄って来ない。
そんな訳で・・・・・。
近くのホームセンターで花の苗を購入。
勿論、秋まで咲き続け、チューリップを植える頃には枯れてくれる花。
ピッタシカンカンなのが、日日草とサルビア。
ホームセンターで買うと凄く安いんです。日日草なんて1ポット¥98。5ポットまとめると1ポット当たり¥94。15ポット買いました(笑)それにサルビアが5ポット。
最近お気に入りのペンタス。其れの白(珍しい)も有ったので迷わずかごの中。その他にも僕の持っていないペンタスの花色も有ったのでかごは一杯(勿論台車へかごを2個乗せています)。
結構な数だったんですが、バイクやNゲージ、ギターなんかと比べたら安い安い(言い訳)。
空き地で寂しかった所が華やいだのでニコニコ(最近、庭の前を通る観光客(ハイキング客)から良く声を掛けられます。綺麗ですねって・・)。
チューリップと一緒に掘り出したムスカリの球根。
昨秋に植えた時にはもっと小さな球根だったのに、大きく育ち子供も沢山。
何故か僕のいる部屋で、一緒に避暑をしているチューリップの球根。
可成り増えたので、花友にも結構配ったのですが、植えた時よりもはるかに多い。
秋に成ったらユリの球根も掘り出します。それを待っている花友が数人(笑)。
これから先の収入アップは考えられません。収入ダウンでも十分に楽しめる良い趣味を見つけたかなと・・。
雑草を生やさないのには、それ以外の植物を育てて雑草の芽に日を当てない。と言うのも効果的なのです。実際に芝桜に覆われている所には雑草が殆ど生えません。
あの時に奥行きが5mと書きましたが、きちんと測ったら3,6m。
で、此処に新しい土を入れたのです。勿論市販の土を其の侭入れるなんて事はしない拘り屋のピンキー君。
培養土へ、腐葉土、牛糞堆肥、バーク堆肥、もみ殻燻炭、米ぬか、ボカシ肥料を混ぜ込みました。
で、その量(溝の深さと幅、奥行きから計算できますよね)。培養土だけで20ℓ入りの袋を16袋。
一日では入れ切れず、二日がかり。総重量はとんでもないので足の脹脛はパンパン。
此れだけ入れても、まだ若干地面が低い。
チューリップの球根を植え付けるのは晩秋(早く植えると腐っちゃう)。
此処迄耕すと、雑草にとってはチャーーーーンス。
雑草を生やさないのには除草剤と言う手も有りますが、使い方を間違えるとチューリップも育たない土地にしてしまいますし、ミミズが寄って来ない。
そんな訳で・・・・・。
近くのホームセンターで花の苗を購入。
勿論、秋まで咲き続け、チューリップを植える頃には枯れてくれる花。
ピッタシカンカンなのが、日日草とサルビア。
ホームセンターで買うと凄く安いんです。日日草なんて1ポット¥98。5ポットまとめると1ポット当たり¥94。15ポット買いました(笑)それにサルビアが5ポット。
最近お気に入りのペンタス。其れの白(珍しい)も有ったので迷わずかごの中。その他にも僕の持っていないペンタスの花色も有ったのでかごは一杯(勿論台車へかごを2個乗せています)。
結構な数だったんですが、バイクやNゲージ、ギターなんかと比べたら安い安い(言い訳)。
空き地で寂しかった所が華やいだのでニコニコ(最近、庭の前を通る観光客(ハイキング客)から良く声を掛けられます。綺麗ですねって・・)。
チューリップと一緒に掘り出したムスカリの球根。
昨秋に植えた時にはもっと小さな球根だったのに、大きく育ち子供も沢山。
何故か僕のいる部屋で、一緒に避暑をしているチューリップの球根。
可成り増えたので、花友にも結構配ったのですが、植えた時よりもはるかに多い。
秋に成ったらユリの球根も掘り出します。それを待っている花友が数人(笑)。
これから先の収入アップは考えられません。収入ダウンでも十分に楽しめる良い趣味を見つけたかなと・・。
雑草を生やさないのには、それ以外の植物を育てて雑草の芽に日を当てない。と言うのも効果的なのです。実際に芝桜に覆われている所には雑草が殆ど生えません。
ダウンロード
今迄にアップしたPP考とか今回のアップ。アンプを作らない方には丸っ切り無駄な時間に成りますので飛ばして下さい。
PP考にもまだまだ続きが有るのですが小休止。
基本的に真空管にはバイアス電圧と言う物が有ります。真空管のアイドル電流を決める大事な電圧です。
で、此処の基本を忘れると話がごちゃごちゃになりますので、老婆心ながら・・・・。
真空管の各電極の電圧(データーブックの電圧)は、対シャシ(対アース)では有りません。此処の所を間違えると先に進めなくなりますので・・。
ではどこに対しての電圧かと言いますと、カソード(陰極)に対しての電圧です。
基本的にカソードの電位はシャシと同じって考えるのですね。その為第一グリットの電圧が-表示に成るのです。
自己バイアスの場合、グリットはシャシと同電位に成りますので、-にするにはカソードをシャシに対して+にする必要が有ります。
此れで最初にアップして有るバイアスの違いによる回路の違いが理解出来ると思います。
固定バイアスの場合は、カソードをシャシと同電位にしますので、グリットへは別設置の-電源が必要に成ります。
-電源が必要に成るだけ、固定バイアスの方が高級な回路と考えている方が殆どです。
メーカー製のパワーアンプも固定バイアスを採用している物が多いですね。
自己バイアス回路は、-電源を使わないで、カソードにバイアス抵抗を入れます。
此処に電流が流れますのでI(電流)×R(バイアス抵抗値)の計算式(オームの法則です)で、シャシに対して+の電位に成ります。グリットはシャシと同電位ですので、カソードに対して-電位に成りますので、此れがバイアス電圧に成ります。
真空管のばらつきが皆無でしたら要らないのが固定バイアス回路に入っている可変抵抗。
真空管の電流は、バイアス電圧に対して凄く敏感ですので、-電圧を調整する様にしているのですね(マッキンの240や275は此の可変抵抗を省略していますので、真空管のセレクトをしないといけません)。
で、自己バイアスのセルフ機構(笑)。チョイ電流の流れ易い真空管とします。
電流が増えますのでバイアス抵抗に掛かる電圧も大きく成ります。と言う事はバイアス電圧が上がった事に成りますね。バイアス電圧が上がりますと電流は減るのです(正しくは-電圧なので下がる)。
バイアス電圧ってブレーキみたいな物なので、電流の量が増えるとブレーキが掛かるのです。
自己バイアスってセルフバイアスとも呼ばれています。
その様な訳で、真空管のばらつきをある程度まで抑えてくれます。
固定バイアスの場合い、真空管の使用時間によって内部抵抗値が変わりますので、度々可変抵抗の値を調整する必要が有ります。
昔の経験ですが、LUXのアンプでごく普通に1年間使用。念の為にアイドリング電流を計りますと冷や汗ものでした。
其んな訳ですので、ペアー管なんて信用できません。新品時のペアーであって、半年も使えばどうなっていますやら・・。
自己バイアスは、真空管の内部抵抗値が低く成ってもセルフ作用で暴走をかなり防ぎます。
固定バイアスは、その作用が有りませんので、真空管の特性変化に対応が出来ません。
そんな訳で、僕のアンプは自己バイアスを長年採用しています。
もう、時効と思われますので・・・・・・。
僕の店を開けて数年間。LUXとは良い付き合いをさせて貰いました。A3700のLUXKITは日本で一番売ったと自負しています(笑)。
当時のLUXは固定バイアスだけでした。
ある日LUX社の関係者(開発に携わっていた)が遊びに来ました。
で、彼曰く『今度の新型アンプは自己バイアスなのです。自己バイアスの方が音が良いですねー。』
ピ『僕はズーっと自己バイアスですが。』
L『エッ、そうだったんですか?』
僕はメーカーが固定バイアスに固着しているのには音質では無くカタログデーターの所為だとばかり思っていたのですが・・・・・。
今迄にアップしたPP考とか今回のアップ。アンプを作らない方には丸っ切り無駄な時間に成りますので飛ばして下さい。
PP考にもまだまだ続きが有るのですが小休止。
基本的に真空管にはバイアス電圧と言う物が有ります。真空管のアイドル電流を決める大事な電圧です。
で、此処の基本を忘れると話がごちゃごちゃになりますので、老婆心ながら・・・・。
真空管の各電極の電圧(データーブックの電圧)は、対シャシ(対アース)では有りません。此処の所を間違えると先に進めなくなりますので・・。
ではどこに対しての電圧かと言いますと、カソード(陰極)に対しての電圧です。
基本的にカソードの電位はシャシと同じって考えるのですね。その為第一グリットの電圧が-表示に成るのです。
自己バイアスの場合、グリットはシャシと同電位に成りますので、-にするにはカソードをシャシに対して+にする必要が有ります。
此れで最初にアップして有るバイアスの違いによる回路の違いが理解出来ると思います。
固定バイアスの場合は、カソードをシャシと同電位にしますので、グリットへは別設置の-電源が必要に成ります。
-電源が必要に成るだけ、固定バイアスの方が高級な回路と考えている方が殆どです。
メーカー製のパワーアンプも固定バイアスを採用している物が多いですね。
自己バイアス回路は、-電源を使わないで、カソードにバイアス抵抗を入れます。
此処に電流が流れますのでI(電流)×R(バイアス抵抗値)の計算式(オームの法則です)で、シャシに対して+の電位に成ります。グリットはシャシと同電位ですので、カソードに対して-電位に成りますので、此れがバイアス電圧に成ります。
真空管のばらつきが皆無でしたら要らないのが固定バイアス回路に入っている可変抵抗。
真空管の電流は、バイアス電圧に対して凄く敏感ですので、-電圧を調整する様にしているのですね(マッキンの240や275は此の可変抵抗を省略していますので、真空管のセレクトをしないといけません)。
で、自己バイアスのセルフ機構(笑)。チョイ電流の流れ易い真空管とします。
電流が増えますのでバイアス抵抗に掛かる電圧も大きく成ります。と言う事はバイアス電圧が上がった事に成りますね。バイアス電圧が上がりますと電流は減るのです(正しくは-電圧なので下がる)。
バイアス電圧ってブレーキみたいな物なので、電流の量が増えるとブレーキが掛かるのです。
自己バイアスってセルフバイアスとも呼ばれています。
その様な訳で、真空管のばらつきをある程度まで抑えてくれます。
固定バイアスの場合い、真空管の使用時間によって内部抵抗値が変わりますので、度々可変抵抗の値を調整する必要が有ります。
昔の経験ですが、LUXのアンプでごく普通に1年間使用。念の為にアイドリング電流を計りますと冷や汗ものでした。
其んな訳ですので、ペアー管なんて信用できません。新品時のペアーであって、半年も使えばどうなっていますやら・・。
自己バイアスは、真空管の内部抵抗値が低く成ってもセルフ作用で暴走をかなり防ぎます。
固定バイアスは、その作用が有りませんので、真空管の特性変化に対応が出来ません。
そんな訳で、僕のアンプは自己バイアスを長年採用しています。
もう、時効と思われますので・・・・・・。
僕の店を開けて数年間。LUXとは良い付き合いをさせて貰いました。A3700のLUXKITは日本で一番売ったと自負しています(笑)。
当時のLUXは固定バイアスだけでした。
ある日LUX社の関係者(開発に携わっていた)が遊びに来ました。
で、彼曰く『今度の新型アンプは自己バイアスなのです。自己バイアスの方が音が良いですねー。』
ピ『僕はズーっと自己バイアスですが。』
L『エッ、そうだったんですか?』
僕はメーカーが固定バイアスに固着しているのには音質では無くカタログデーターの所為だとばかり思っていたのですが・・・・・。
只今、作図の真っ最中。
ブロックケミコンを外した穴を塞ぐメクラ蓋。
此処を塞ぐのです。
真上から見るとこんな感じ。
ケミコンの間隔を詰める為に、取付穴(ネジ穴)を捻っています。
感覚としては45度と思っていたんだけど・・・・・。
LUXのバカ。微妙に45度と違うんですね。
と言う事で、三角関数は使えなく成りました。
三平方の定理を使うしか有りません(中学校時代、まじめに勉強をしていて良かったーーーー)。
一般でしたら、薄い紙をあてがって、鉛筆を横にして擦りトレースするのが簡単です。
一応、仕事ですからねー。そんないい加減に作るのはダメなんですよ(自分自身に納得が行かない)。
キチンと寸法出しをして、フライスでピッタリの穴を開けたいのです。
アルミ板が到着するのは今週の金曜日。其れ迄に書き上げれば良いんですけどね。
何度も実測。周りの部品が邪魔。と苦心惨憺で実測完了。
捻っているのは45度でした。ただし上下と左右のケミコンの間隔が違っていました。LUXってデザインには物凄くこだわるのですよ。その為に内部配線を可成り犠牲にしてますけどね(プリアンプが特に)。
ブロックケミコンを外した穴を塞ぐメクラ蓋。
此処を塞ぐのです。
真上から見るとこんな感じ。
ケミコンの間隔を詰める為に、取付穴(ネジ穴)を捻っています。
感覚としては45度と思っていたんだけど・・・・・。
LUXのバカ。微妙に45度と違うんですね。
と言う事で、三角関数は使えなく成りました。
三平方の定理を使うしか有りません(中学校時代、まじめに勉強をしていて良かったーーーー)。
一般でしたら、薄い紙をあてがって、鉛筆を横にして擦りトレースするのが簡単です。
一応、仕事ですからねー。そんないい加減に作るのはダメなんですよ(自分自身に納得が行かない)。
キチンと寸法出しをして、フライスでピッタリの穴を開けたいのです。
アルミ板が到着するのは今週の金曜日。其れ迄に書き上げれば良いんですけどね。
何度も実測。周りの部品が邪魔。と苦心惨憺で実測完了。
捻っているのは45度でした。ただし上下と左右のケミコンの間隔が違っていました。LUXってデザインには物凄くこだわるのですよ。その為に内部配線を可成り犠牲にしてますけどね(プリアンプが特に)。
此処へ引っ越して来てまもなく11年。
藤棚を作ったのは(正しくは藤を植えたのは)9年前の春。
そう、此処へ引っ越して割とすぐに藤を植えたのです。
そんなにすぐには伸びないだろうの予想は見事に覆され、1年後には藤棚を作る羽目に成ったのですね。
初めて作る藤棚ですので、作り方が判らない。そんな訳でカインズへ日参(勿論バイクでです)。
そこで見つけたのが建築現場で使う足場用のパイプ。丈夫で安いですし、接続金具も色々と揃って居ます。地面へ挿す為の中心に穴の開いたコンクリブロックも有りました。
一番長いパイプは3mも有りますので、エブリーには積めません。其処で凄く助かったのはカインズの車貸し出し。購入金額に関係なく2時間まで無料で借りられるのです。
そんな訳で、カインズは常に駐車場がいっぱい。バイクなら直ぐに止められる。
バイクで行って買い物をし車を借りて家まで運び、車を返してバイクで帰る。と言う行動を何度もしました。
設計図面も有りませんでしたので、地面から3mの柱を何本も立て、その柱を横パイプで繋ぎ、パイプで筋交いを入れるのです。
無茶苦茶シッカリとした藤棚が完成しました。足が不自由に成った今では絶対に作れません。よくもまあ一人で作った物だと今でも感心しています。
で、此処最近。あの時作っていて良かったなー・・・・・・・。ってつくづくと思うのです。
作って良かった、そのⅠ。
縁側が凄く涼しく成りました。藤は落葉樹なので冬の日当たりは変わりません。
作って良かった、そのⅡ。
只今の藤棚の下。
完全にファームに成ってます(笑)。
最近、植物を増やすのがメチャ楽しいのですね。
特に、挿し木、挿し芽に嵌っています。
ペチュニアの挿し芽。此れはある女性への誕生日祝い用に育てています。
日日草の挿し芽。数日前に買って来た花苗。チョイ伸び過ぎていて草体が乱れていたのです。昔なら気にしませんでしたが最近のピンキー君。メチャ気に成る。
伸び過ぎた枝を切ったのですが捨てるのは惜しい。で、挿し芽。
挿して3日目なんですけど、もう花が・・・・・・。
此れもペチュニアと日日草。
紫陽花の挿し木。6月末に挿し木を8本しました(成功率は半分位かなー・・)。
見事に裏切られて7本が無事に根付きをして数日前に鉢上げ。
シッカリと脇芽も出ています。
地面から新しい芽を吹いています。
問題は7本も植える場所がない(大汗)。
挿し木や挿し芽、種を蒔いて発芽する迄の間等は直射日光が苦手な物ばかり。
更に成木(成草)でも真夏の暑さが苦手な植物たち。
こいつらが藤棚の下でノンビリと過ごしています。藤棚が無かったら・・・・・・。
作って良かった、そのⅢ。
エーーー、朝顔です。
僕の庭には電柱が立っていて、其の電柱に防犯灯が付いているのです。
引っ越して来た時は蛍光管だったのですが、数年前からムチャ明るいLED。
此処でピンと来た方は植物(朝顔)に詳しい(笑)。
朝顔って昼の長さと夜の長さに反応して花を咲かせます。
要は昼が短く成り出すと反応して花を咲かせるのです。
つまり、夜でも街灯の光を浴びると昼間と勘違いして花を咲かせないのですね。
で、僕の朝顔。藤棚が街灯の光をさえぎっていて・・・・・・。
深い意味も無く、何となく作ってしまった藤棚。
まさかこんなに役に立ってくれるとは・・・・・。
藤棚を作ったのは(正しくは藤を植えたのは)9年前の春。
そう、此処へ引っ越して割とすぐに藤を植えたのです。
そんなにすぐには伸びないだろうの予想は見事に覆され、1年後には藤棚を作る羽目に成ったのですね。
初めて作る藤棚ですので、作り方が判らない。そんな訳でカインズへ日参(勿論バイクでです)。
そこで見つけたのが建築現場で使う足場用のパイプ。丈夫で安いですし、接続金具も色々と揃って居ます。地面へ挿す為の中心に穴の開いたコンクリブロックも有りました。
一番長いパイプは3mも有りますので、エブリーには積めません。其処で凄く助かったのはカインズの車貸し出し。購入金額に関係なく2時間まで無料で借りられるのです。
そんな訳で、カインズは常に駐車場がいっぱい。バイクなら直ぐに止められる。
バイクで行って買い物をし車を借りて家まで運び、車を返してバイクで帰る。と言う行動を何度もしました。
設計図面も有りませんでしたので、地面から3mの柱を何本も立て、その柱を横パイプで繋ぎ、パイプで筋交いを入れるのです。
無茶苦茶シッカリとした藤棚が完成しました。足が不自由に成った今では絶対に作れません。よくもまあ一人で作った物だと今でも感心しています。
で、此処最近。あの時作っていて良かったなー・・・・・・・。ってつくづくと思うのです。
作って良かった、そのⅠ。
縁側が凄く涼しく成りました。藤は落葉樹なので冬の日当たりは変わりません。
作って良かった、そのⅡ。
只今の藤棚の下。
完全にファームに成ってます(笑)。
最近、植物を増やすのがメチャ楽しいのですね。
特に、挿し木、挿し芽に嵌っています。
ペチュニアの挿し芽。此れはある女性への誕生日祝い用に育てています。
日日草の挿し芽。数日前に買って来た花苗。チョイ伸び過ぎていて草体が乱れていたのです。昔なら気にしませんでしたが最近のピンキー君。メチャ気に成る。
伸び過ぎた枝を切ったのですが捨てるのは惜しい。で、挿し芽。
挿して3日目なんですけど、もう花が・・・・・・。
此れもペチュニアと日日草。
紫陽花の挿し木。6月末に挿し木を8本しました(成功率は半分位かなー・・)。
見事に裏切られて7本が無事に根付きをして数日前に鉢上げ。
シッカリと脇芽も出ています。
地面から新しい芽を吹いています。
問題は7本も植える場所がない(大汗)。
挿し木や挿し芽、種を蒔いて発芽する迄の間等は直射日光が苦手な物ばかり。
更に成木(成草)でも真夏の暑さが苦手な植物たち。
こいつらが藤棚の下でノンビリと過ごしています。藤棚が無かったら・・・・・・。
作って良かった、そのⅢ。
エーーー、朝顔です。
僕の庭には電柱が立っていて、其の電柱に防犯灯が付いているのです。
引っ越して来た時は蛍光管だったのですが、数年前からムチャ明るいLED。
此処でピンと来た方は植物(朝顔)に詳しい(笑)。
朝顔って昼の長さと夜の長さに反応して花を咲かせます。
要は昼が短く成り出すと反応して花を咲かせるのです。
つまり、夜でも街灯の光を浴びると昼間と勘違いして花を咲かせないのですね。
で、僕の朝顔。藤棚が街灯の光をさえぎっていて・・・・・・。
深い意味も無く、何となく作ってしまった藤棚。
まさかこんなに役に立ってくれるとは・・・・・。
例のPPパワーアンプ。只今の状態。
大きな穴が4個。無条件で交換です。
外した部品は・・・・。
ブロックケミコンが4本。一般電子パーツで一番寿命が短いのがコレなんですね。
ケミコンの寿命は使わなくてもダメなのです。
昔付き合っていた測定機屋さん。
新品ストックでも10年間経ったら処分する。と言ってました。
その位信用度が低いのですが、替わりに成るコンデンサーが無いのです。
小型で大容量と成るとこれを使うしかないのですね。
外す前にLCRテスターでどの程度劣化しているか調べました。4本共正常値。でも交換です。
LCRテスターでのテストを信じられるのは精々10年程度。
テスターって内臓電池で測定しますよね。つまり数ボルトしか掛けないでの測定なのです。実際の使用電圧の数百ボルトを掛けた状態は不明なのです。
それを計る測定器よりもケミコンの方が全然安いですし、現在のケミコンの性能は当時の物と比べ物に成りません。
勿論、交換するのは此れ・。
最近の僕が大のお気に入りのコンデンサーです。
寿命もとんでもない長さをギャランティーしていますし・・。
問題は此の開いた穴。一番簡単なのはケミコンを外さずに配線だけ外して、新しいコンデンサーを内蔵する。
で、オーナーの方は『折角なのでアルミ板でメクラ板を作る方法を・・・。』
直ぐにアルミ屋さんヘ発注を掛けたのですが、その翌日から夏休み。
そんな訳で中断しています。
大きな穴が4個。無条件で交換です。
外した部品は・・・・。
ブロックケミコンが4本。一般電子パーツで一番寿命が短いのがコレなんですね。
ケミコンの寿命は使わなくてもダメなのです。
昔付き合っていた測定機屋さん。
新品ストックでも10年間経ったら処分する。と言ってました。
その位信用度が低いのですが、替わりに成るコンデンサーが無いのです。
小型で大容量と成るとこれを使うしかないのですね。
外す前にLCRテスターでどの程度劣化しているか調べました。4本共正常値。でも交換です。
LCRテスターでのテストを信じられるのは精々10年程度。
テスターって内臓電池で測定しますよね。つまり数ボルトしか掛けないでの測定なのです。実際の使用電圧の数百ボルトを掛けた状態は不明なのです。
それを計る測定器よりもケミコンの方が全然安いですし、現在のケミコンの性能は当時の物と比べ物に成りません。
勿論、交換するのは此れ・。
最近の僕が大のお気に入りのコンデンサーです。
寿命もとんでもない長さをギャランティーしていますし・・。
問題は此の開いた穴。一番簡単なのはケミコンを外さずに配線だけ外して、新しいコンデンサーを内蔵する。
で、オーナーの方は『折角なのでアルミ板でメクラ板を作る方法を・・・。』
直ぐにアルミ屋さんヘ発注を掛けたのですが、その翌日から夏休み。
そんな訳で中断しています。