平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
オイルを入れた状態で一晩放置しました。
朝食後、あらゆる方向からの目視点検。

オイルの滲みは一切無し。

此れで安心して組み立てに入れます。

最初に一番重要な、モーターシャフトとギヤシャフトの直線性の確保。
ギヤ側は、ベースに殆どガタ無く固定。

モーター側はモーターとブラケット。ブラケットとベース板。それぞれに適度なガタを設けています。
このガタを利用してモーターの位置決めをするんですね。

勿論、直線を出す治具も使います(お手製の治具、笑)。

昔、この治具が無い時にはとにかく苦労をしました。何種類も作って、やっと今の治具が出来たのです。

位置決めが出来たなら、電気配線。

で・・・・・・・・・。


運転開始。


窓には踊っているオイルが見えます。
ウォームギヤの宿命で、運転当初はどうしても微細な金属粉が出ますので、早めのオイル交換。
これを2~3回してからヤット納品なんですね。

ギヤボックスが運転を始めましたので、プレーヤー本体に掛かれます。


1時間半の連続運転。毎度の事なんですけど、無茶苦茶静かに成りました。
ギヤの初期当りが済んだようです。オイルも其れなりに汚れましたので交換です。
初期馴染みのオイルには微細な金属粉が混じっていますので、研磨剤を入れている様な状態に成ります。
早めのオイル交換がミソです。




エーーーー(笑)。先のオイル交換から3時間経過。勿論連続運転。
オイルの汚れは先の1時間半運転の半分以下。着実に進んでいますね。

で、この様な組み立て直後の連続運転の時に大切な事。
絶対に離れない事。
僕は雑用をしながら、ギヤボックスの近くに居ます。
一瞬でも異常音を感じたら、即停止させる為です。
まあ、今迄に一度も無かったのですが、心配性なんですね。

拍手[3回]


今夜もレコードタイム。
最近超お気に入りのザ・ピーナツのCDからスタート。
25曲ですからねー・・・・・。
しかもお気に入りの17曲目は数回リピート。

で、レコードへ針を落とす。
簡単に言うとこの音だよね。永年親しんだこのバランス。残念ながらこのバランスをデジタルから聞いた事は一度も無い(沢山のお客様の所での経験も含んでです。とんでもない高額のCDプレーヤーも聞かせて貰いましたが・・・)。

で、今日の音は・・・・。
レコードが超ご機嫌。

理由は判っています。
今日の室温。20℃を超えています。

カートリッジのダンパーはゴムで出来ているんですね(一部のカートリッジは違う)。
ご存知の様に、ゴムは気温で硬さが変わります。
低温では硬くなって、針の動きを妨げます。

僕の知り合ったカートリッジメーカー。全てが基本温度を25℃にしているんですね。
つまり25℃を下回ると、カートリッジの針は動き辛く成るんですね。

もう判りましたよね。気温が上がって針の動きが良く成った。

極自然な現象です。

で、・・・・・(この後は内緒)。



これを言っちゃお終いだよ(寅さんの雰囲気で)。数年前からSPUの限界を感じています。イヤ、普通に楽しむのには十分以上の性能です。
この先は、人生を踏み外した世界ですので・・・・・。

拍手[7回]


ここ最近、テレキャスに参っています。何なんだろう?あの音楽へのノリの良さ・・。
そんな訳で2台のギタースタンドはテレキャスが占領。

十分に楽しんでいました。

そんな時に懐かしい人からの電話。
凄く嬉しかったので・・・・・。

その後の僕、なぜかストラトと遊びたくなった。
エリートストラトを2か月ぶりかなー・・・

馬鹿の一つ覚え。テレキャスで遊んでいるコードを弾き鳴らす。

オイオイ。此れがストラト・・・・・・?

いや、駄目なんではなくてその逆。
ストラトもこんな表現をするんだ・・・。

ハイ、リズムへのノリはテレキャスに敵わない。
でも・・・・・・。

ウーーーン。こんな表現しか出来ない自分に恥じて・・。

テレキャスは二十歳前後の女の子。
ストラトは30歳よりもチョイ上のレディー。

まあ僕は両方に囲まれているハーレムです。


拍手[1回]


今日は、チョイ頑張った。
体が正常ならこの程度は普通だけど・・・・・・。

そんな訳での晩酌(オイオイ、打身には・・・)。

そんな時間電話が鳴る。
通常の人は携帯に登録してあるのに、番号の表示。
やばい相手かな・・・・。

で、出たら・・・・・・。
きっと20年ぶりかなーと言うお客様(と言いながら、〇ちゃんと呼ばせてもらっています、笑)。

本当に暫くぶりなのに、ほんの一瞬で〇ちゃんと呼ばせてもらって・・・・・。

あの。中堅会社の社長さんです。でも僕の場合は大学生時代から知っていて・・(僕はその時20代後半の店長さん、笑)。

何と言うか、この歳まで頑張っていると、当時の人からの電話って物凄く嬉しいんですね。

電話の依頼は、引っ越すので装置のセットアップを見て貰いたい。
勿論OKです。僕のアフターフォローには期限が有りません。
と言うか、暫くぶりの人から電話を貰えるって凄く嬉しい。

暫くぶりに僕の作った物とも会えますし、当時の僕には出来なかった事も出来るので、今の僕での精いっぱいのセッティングをさせて貰います。

そんな訳で、十分飲んでいたのだけれど、再乾杯・・・・。


で、タイトル(前振りが長い)。電話を貰ってから急にストラトと遊びたくなった。ストラトはケースの中。そんな訳で・・・・・・・。


ヤッパ、かっこいいなー・・・・・。[


で、30分後の追記。
ストラトも良いなー・・・・(幸)。

拍手[1回]


沢山のパーツの集合体のギヤボックス。殆どのパーツを僕が削り出しています。
正直、すごく神経の疲れる仕事です。チョイのミスで2~3日の作業がパー(何度もやりました、涙)。

取り敢えず、ベースへギヤ部分とモーターを取り付けます。


こんな感じでとりつきます。まあ何の変哲もない景色です。


ギヤ部の上面。二個のネジ頭が見えますね。以前は同じボルトを使っていたのですが、間違える方(構造の理解が不十分)多々・・・・。
つい、作った本人の感覚で行っちゃうんですね。それは拙いのです。
そんな訳で、同じM6のボルトですが形状を変えました。

六角頭のボルトはブリザーです。写真では見えない位置なんですけど、六角面の一か所に穴が開いています。
その穴はボルト中心にあけた穴と繋がっています。つまりギヤ部分の部屋を大気開放するボルトなんですね。
これをしないととんでもない事に成ります。気温の変化で内部の空気は膨張と収縮を繰り返しますので、オイルシールの破壊につながるのです。
と言って、普通に数ミリの穴をあけちゃうと、オイルが噴出しますし、ごみの侵入も・・・。
そんな訳で、ごく小さな穴をあけているのです。要は内部と外気が繋がっていれば極小さな通路で良いのです。

隣の六角穴(キャップスクリュー)のボルト。此れはオイルの注入口。普通のオイル注しの頭の太さに合わせています。オイル漏れもなく快適に注入出来ます。

勿論、下側にはドレン(オイル排出)用のボルトも付いていますので、オイル交換は手軽に出来る構造です。
この時のオイル量も、透明側板ですので簡単に確認できます。

で、此処からがモーター振動をターンテーブルに伝えない肝。






モーターとブラケット間。ブラケットとベース板の間は、写真のブルーの樹脂でフローティング。
此処が一番悩んだ所なんですね。
この辺に詳しい方なら色で樹脂の種類はお判りかと・・・・・。

振動を伝えないのなら、柔らかな樹脂が正解。
でもモーターの駆動力をきっちりと伝えたいのならフローティングは避けたい。

勿論、モーターシャフトとギヤ側のシャフトの直線性の確保も重要課題です。

この青い樹脂。無茶苦茶硬いんですが、不思議とモーターの振動は伝え難い。
色々と実験していて、怪我の功名で見つけました。

動作中に、モーターへ手を当てると振動を感じますが、ギヤケースへ手を当てても振動を感じないのです。

この発見で、僕のギヤボックスのSN比は凄く良くなったのですね。

只今この状態で数時間の様子見。要はオイルの滲みが無いかのチェックです。
全ての調整が終わってから滲み発見・・・。
てのは避けたいですよね。


拍手[3回]


昨夜は早めにベッドの上。
映画の鑑賞です(笑)。

僕の使っているテレビは、台が回転式に成っている為に、見る場所に応じて回転させています。
ベッドの上は目一杯右に振る。

通常は目一杯左に振る。この使い方で部屋の中どこでも大丈夫。
液晶で無く、プラズマなので横から見ても違和感は有りません(でも、電気喰いますけどね、汗)。

昨夜の映画は・・・・・・・。


ご存じ『モスラ』。

ウーーーン、この映画を見たいと言うよりもザ・ピーナッツが見たかった(大汗)。
何と1961年の作品です(僕が9歳)。

当時の小学校の土曜日は午前中でおしまい。昼食も食べません。
つまり12:00少々過ぎには帰れます。

田舎の映画館ですので、一日の放映は2回(昼の部と夜の部)。
昼の部は13:00開演。

そんな訳で、親父が自転車で校門の所で僕を待ってます。
急いで出て来た僕は親父の自転車の後ろに乗る。

国道とはいえ、田舎の砂利道。3キロ少々を僕を乗せた親父は頑張る(笑)。
映画好きだった親父は、月に1度位はこの行動をしていました。

車に抜かれると学生服は埃で真っ白。
開演20分位前に映画館に到着。

二人で映画を楽しむのが一番でした(テレビはまだ無かった)。

で、当時のザ・ピーナッツ。今見ると目茶可愛いんですが、当時の僕には大人のお姉さん。可愛いと言う感じは無かったんですね。

今見るとどうかな?

ハイ、滅茶苦茶かわいかったです(笑)。

特撮映画ですが、当時の技術ですので・・・・・・・・。
自衛隊の戦車はM4シャーマンに似てました(でもチョイ変)。

まあ、煩い事は言わないで、十分楽しめました。




ちなみに、アマゾンポイントが有ったので、¥1300で購入出来ました。安いですよねー・・・。定価でも¥2500(税別)ですけどね。

拍手[4回]


くだらない自分のミスで、過去で一番の打身(何度もやってますけど、今回のが一番酷い)。
短時間なら、杖の助けを借りなくても良くなったので・・・・・。



外寸は怪我の前に削り終えていて、穴あけの出来る様にフライスをセット。その直後に怪我・・・・・・(汗)。

略3週間ぶりの加工です。
立っている時間が長いと右足首がむくんで来るので、その度に小休止。
まあ、予定通りの物が出来ました。

ギヤボックスのモーターブラケット。
最初の頃は、モーターメーカーの純正品を使っていたのですが、こいつが問題ありでして・・・・。

仕方なく、純正と寸法的に互換性のあるブラケットを知り合いの加工屋さんに作って貰いました。

その後、更に進化して・・・(汗)。写真のブラケットに成ったのです。
この時同時にモーターも小型の物へ変更。

最初のギヤボックスが出来てから10年以上経ちました。色々と色々と進化をして来た訳です。

底板は切削済みですので、明日から組み立てに入れます。




拍手[1回]


もう、小一ヶ月前に成るかなー・・・・。
友人から、最近こんなレコードを買いました。のメール。
2枚の内、僕にビビッと来たのは1枚のレコード。

歌っている人はまだ内緒(笑)。

実は数か月前から、その歌手の歌を聴きたくなっていたのです。
と言っても、僕が小学生時代の歌手なんですね(しかも低学年)。
懐かしいんだけど、昔の彼女には会うなって言いますよね(笑)。

思い出の中だけで過ごした方が・・・・・・。

で、彼のメールでチョイやばい状態に・・・。

そのレコードの購入方法をメールで教えてもらいました。
ウーーーーン、この後が難しい。
このレコードをプロデュースしているのが、僕の大っ嫌いな会社。
親しい友人はみな知っています。昔の僕の言っていた事は『あの会社がつぶれたら、赤飯を炊いて花火を打ち上げて祝う。』
日本のオーディオ界を間違った方向へ導いた張本人。しかも滅茶苦茶儲けている(当時は・・・笑)。
今でもあの会社を信じている人がいるのは・・・・・。

そんな訳で、そのレコードは却下(此処で買ったらこけんにかかわる)。
でも彼女の声を聴きたいよね・・・・・。

本当に良い世の中に成りました。ネット検索で数枚のCDが見つかり、その中の1枚を購入(実は数日後に2枚組も購入)。
で・・・・・。


済みません、カメラのリング照明が・・・・・。
もう判りましたよね。ザ・ピーナッツ。双子の姉妹の歌手です。

で、自分でも理解できない・・・・・。
今回のCD。25曲入っています。ネットでは曲名が判らなかったのですが兎に角注文。

何なんでしょう?25曲全て知っています。しかも一緒に歌えるものが多数(歌詞を覚えている)。当時僕の家にはテレビは有りませんでした。何処でこの曲を覚えたのかも不明です。
でも、全部知っている・・・。
その後に購入した2枚組も、ほとんどダブっている曲が無くて、それも皆知っている曲・・。

で・・・・・。
これをアップした後の僕の行動。
モスラのDVDを発注します(笑)。意味は判りますよね。

最近、夜中にしっかりと聞いていて、昨夜の就眠時間は午前2時。聞き始めると止まらないのです。で、その中にギターで一緒に楽しみたい曲が数曲。楽譜をダウンロードする様ですね。

アップした翌朝の追記です。
拍手のコメント欄への投稿(氏名不詳)で、見事に僕がギターで楽しみたい曲を当てられました。
完全に読まれていますね(大汗)。

拍手[7回]