今現在の外されたパーツ達。勿論此れで終わりでは有りません。
まだ途中経過。
コンデンサー類に挟まれてこのパーツも。
ご存知アーレンブラットレイのVR。一部のマニアには垂涎の的。でも遠慮なく外させてもらいました。
実は僕も20年以上前は愛用していました。まあ、単にブランド志向だったのですが。諸先輩にも薦められましたし・・。
で、僕の結論。たいした事無い。
丈夫な事はすごいです。耐入力が大きいですので電流を流しても平気です。
要はハムバランサーの様な使い方には最適です。
でも、音量調整用には・・・・・・?
音質は好みの問題も有りますのでさて置きまして、左右のバランスが取れていません。
昔、有名なガレージメーカーが2連VRを使わなかったのは理解できます。
12時以下では左右の音量はまず揃いません。
当時の僕は選別して使っていました。
その後、国産品へ変更。音質、左右のバランスとも国産の方が上。
此の辺から世界の高級品に対して、疑ってきましたね(笑)。
今回交換するVR。昨年、僕のパワーアンプに使う為に、特注した物です。
ピンキーアンプに使い、好結果。チョイ多目に作りましたので、ストックが有り此れを使う事にしました。
で、問題。シャフトが長い。
切断ですね。
真空管ソケット。実は一昨日に発注済。
午後1番で入手。
早速交換です。
右端、イコライザー段の交換が終りました。
2本目の真空管。オリジナルはトーンコントロール段。ECC82を二段使い必要なゲインを稼いでいます。
処が22のトーンコン段、残留ノイズが多いのです。当時は此の辺が普通だったのかも知れませんが、チョット多い。
ユーザーの方も余計な回路は要らない。との要望。
だったら、僕のアンプのフラット段と同じに出来ます。82パラ1段増幅。
プリアンプを作られる方は、イコライザー段には懲りますが、フラット段は気にしない方が多いです。
此れがトンでも間違い。
フラット段の動作点を色々弄って見ましたか?
イコライザー段よりも、はるかに音質が変わります。
たった1段だけなのに・・。
やってみなければ判らない世界ですね。
そう言えば、管球アンプのオーバーホールで、真空管ソケットを替える業者さん少ないですね。確かに音質は変わりません。そのくせ手数の掛かり方は半端ではない。
結果、敬遠するのでしょうが、アンプの信頼度を上げるには大切な作業です。
真空管アンプのオーバーホールで、確実にしなければ成らないのは、真空管ソケットの交換。
小さいながらも一応メーカーです。ソケットは売るほど持っている(笑)と安心していた。
で、オットット。
手前の真空管に刺さっているソケットが僕の常用品。此れだけで全てのアンプをまかなっています。
さて問題。U22はソケットにシールドケースが付いている。インピーダンスの高い球ですから必須。
僕の真空管の使い方は、低インピーダンスなので必要ない。
つまり、シールドケースの付いたソケットは持っていないんですね(ハハハ、汗)。
まさか笑って誤魔化せる話ではないので、慌てて発注。
ソケットの来るまで、チョイストップかな?
オーバーホール兼改造を始めましたU22。
アンプユニットの改造はパーツ待ちに成った為、中断。
アンプ本体に入ります。
上の写真の様に分解出来ます。で、此の辺も年代によって全然違い、正直古い物ほど凝った作りはしているのですが、修理が其の所為で物凄くし辛く成っています。
要は、底板が外れないのです。シャシも殆ど溶接とリベット止め。結果分解は此処迄。
パネルが面白い位置で止まっています。
其の訳は・・・・・・。
パネル下側が蝶番で止まっているのですね。逆を言いますと、パネルを外すのは至難の業。
きっと設計者。かっこ良さに捕らわれ、修理し易さを忘れたんでしょうね。
一般のメーカーでも、よく見られる事です(最近の機械、殆ど修理の事は考えていないですね)。
ケミコンもリベット止め。まあケミコンの場合は、バンドのネジを緩めれば外れますので、純正ケミコンが手に入るうちは此れでOKです。
マッキン、マランツの様に真空管ソケットまでリベット止めをしていないだけ、良い方かな・・・?
何しろこのタイプのU22は初めてです。楽しんでいます。
古くなったアンプで、無条件に交換する部品の一つ、ケミコン。
非常に寿命の短いコンデンサーです。
昔付き合っていた、測定器屋さん。10年ストックしたケミコンは新品でも廃棄と言っていました。
此処で問題。昔のブロックケミコン。2~4個入っているのが普通。最近はこのタイプが作られていないのです。
チューブラコンに交換の予定でしたが、アンプケースが狭く、物理的に不可能。
秘蔵のブロックケミコンを使う事にしました。
本来は僕の作ったアンプの補修用。只僕のアンプはシャシの大きさにゆとりが有るのでチューブラコンへの変更は可能。
予定外の使用に成りました。

黒いビニール被覆を被っているのが元々の物。
アルミの金属肌をしている物が今回交換するケミコンです。
で、更なる問題。

取り付けベーク板と前のケミコンとの取り付けネジピッチが違います。
ベークを加工しますと、強度不足に。
アンプ側の穴を楕円に加工します。
非常に寿命の短いコンデンサーです。
昔付き合っていた、測定器屋さん。10年ストックしたケミコンは新品でも廃棄と言っていました。
此処で問題。昔のブロックケミコン。2~4個入っているのが普通。最近はこのタイプが作られていないのです。
チューブラコンに交換の予定でしたが、アンプケースが狭く、物理的に不可能。
秘蔵のブロックケミコンを使う事にしました。
本来は僕の作ったアンプの補修用。只僕のアンプはシャシの大きさにゆとりが有るのでチューブラコンへの変更は可能。
予定外の使用に成りました。
黒いビニール被覆を被っているのが元々の物。
アルミの金属肌をしている物が今回交換するケミコンです。
で、更なる問題。
取り付けベーク板と前のケミコンとの取り付けネジピッチが違います。
ベークを加工しますと、強度不足に。
アンプ側の穴を楕円に加工します。
新旧、ユニットの中身です。
気が付きましたでしょうか?新型の方がコンデンサーが1個多いのです。
緑の矢印のコンデンサー。
僕の持っている回路図には、このコンデンサーが書いて有ります。
じゃあ、旧型は何が足りないの?
回路図と配線を追いかけます。此の辺のスリル。下手な探偵小説より面白い。
どこが少ないんだー。
判りました。イコライザーの出力段。
少ない方は、出力のカップリングコンデンサーの後ろからNFを掛けています(2段NFイコライザー回路です)。
でも、この方式ですとイコライザーの負荷がNFループに影響します。
多い方は、出力とNF回路其々に別なコンデンサーを咬ましています。
新しい方が正解ですね。
新しい方は、慌てて追加した様な取り付け方。
この後の、プリント基板に成ってからのU22は、このコンデンサーの取り付けも基板に付いています。
当時の技術者の苦労が判って楽しいですね。
メーカーからは未発表だったU22の回路図です。
当時の僕は、このアンプを結構販売していましたので、特別にと言う事で貰えました。
でも、其の紙の色。ピンク。なんか今の僕を言い当てていた様で・・・・・(汗)。
未発表の回路図でしたが、オリジナルはアルテックのアンプからのようです。
アルテックのアンプ回路とそっくりでした。
まあ、有る意味、非常に基本的な回路でも有ったのです。
で、最近の回路。自作派の人達は凝りに凝った回路を喜ぶ様子が見えますが、その様な回路を伊藤喜多男氏は『サーカス回路』と喝破していました。
そんなに回路に凝らない方が、音楽は本当の姿を見せてくれます。
僕が子供用に作ったプリメインアンプ。このイコライザー段はU22のフルコピーです。
作ってから25年に成りますが、一度も故障を起こしていません。パーツも中古の物が殆どだったのです。
基本に忠実なアンプ。もう一度見直す必要が有ると思うのですが・・。
U22の特徴的な写真です。
U22は増幅部分がこの様にユニット化されています。
で、此れが問題。動作状態で各真空管の電流値や電圧をチェック出来ないのですね。
じゃあ、どの様にするかと言いますと、測りたい箇所に配線を半田付け。其の線を外部まで引き、其れにテスター棒を当てると言うトンでも方法しか有りません。
メーカーでは、調整用にバラックのU22を持っていたのでしょうね。
これから何十台もチェックが有るのでしたら、僕も作ってしまいますが、今後有るとも思えませんし、大変ですが上記の方法を使います。
ユニット。左が新しい方。右が古い方です。
カップリングコンデンサーにビタミンQが入っています。以前のオーナーが取り付けたのでしょう。
交換するかどうするか、チョット悩みます。ユーザーの好みには合いそうですが、色づけの多いコンデンサーです。
相談しながらの改造が続きそうです。
