平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
なんと、天下の名機、『EMT930』にも勝ってしまったQRK。
自宅ではQRKを使っていたけど、店ではマイクロの5000番を試聴用に採用。

僕の我が侭で、QRKも試聴用に追加(こんな店長、よくも使ってくれたもので・・)。

でも、雑誌で持ち上げられているのは5000番。
QRKは僕個人と親しい人だけに売れていて・・・・(笑)。

で、当時。マイクロは5000番の人気に乗じて、糸ドライブシリーズを発売開始。

5000の下に3000、2000と二種類を。
5000と3000の推奨組み合わせのモーターはサーボモーター。
2000番だけシンクロナスだった。

過去にDDで痛い目に会っているピンキー君。サーボモーターに疑問を・・・・・・。

で、2000番用のモーターで、3000番と5000番を廻してみた。
5000番はターンテーブルが重過ぎ、モータープーリーで糸がスリップしてしまい実用ならず。
3000番はシッカリと回転。
店の閉店後、チョットした実験。
3000番をシンクロナスとサーボで鳴き比べ。
こんな実験は一人でやるに限る(外野の声って、正しい判断の邪魔)。

其の数日後。馴染みのお客様。プレーヤーを買いに来た。
予算的に3000番が買える。
で、僕はモーターだけ2000番用を勧めた。

お客様不思議な顔をしながらも、僕を信用してくれて契約。
メーカーに発注したら、モーターだけ在庫切れ。

仕方が無いので、ターンテーブル、アームを納め、モーターは店頭の5000番用を貸し出し。

お客さん喜んだ。だって5000番用のモーターの方がかなり高額。
お『此の侭2000用のモーターが入って来ないといいなー。』
なんて言い出す始末(笑)。

1ヶ月程して、ヤットモーターが入荷。
勿論僕が交換に伺う。

僕の顔を見て、お客様ガックリ・・。

ハイ、交換後。お客様満面の笑顔。

残念ながら、過去にレコードを楽しんで、今はCDと言う方。
殆どの方が、サーボモーターの音しか知らない。
シンクロナスの音を知っていれば・・・・・・・。

追記。
この話をTEACの技術者に話したら・・・・・・・。
『ピンキーさん、実はデッキも同じなんです。サーボモーターにモデルチェンジしてから音が悪いんですよね。』
商売の都合で、ドンドン音が悪く成っている・・・・・。


更に辛口の追記。
では、なぜメーカーはシンクロナスからサーボへ変更したのか?
原因はストロボスコープの普及。
このストロボ、シビア過ぎる。0,1%の速度誤差でも平気で流れる。
シンクロナスモーターは速度の微調整が出来ないので、速度偏差を合わせ様とすると、プーリーの直径誤差にトンでもない精度を要求される。
サーボモーターならつまみ一つで調整可能。
音の悪いのはクレーム対象に成らないけど、ストロボが流れると即クレーム。
まあ、目で見て判るストロボの流れと、聴いても判断が一人一人変る可能性のある音質。
メーカーがどちらを選んだかは・・・・・。

更に提灯記事の評論家先生達、踊らされますよねー。

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QRKにEMTのアームをつけて直ぐ、初めてのお客様が来店。
今の音に不満を持っている。雑誌の記事や、其れ迄通っていたオーディオショップに相談しても解決しない。

そんな時は、聞きに行くのが一番。
閉店後、其の方の処へ・・・・・・・。

当時の、評判の良い装置を見事に揃えてはいるんだけど・・・・・。

プレーヤー。エクスクルーシヴのP-3
プリアンプ。マークレヴィンソン  LNP-2L
パワーアンプ。 SAE2600
スピーカー。JBL4343。

僕にとって、働いていた店で散々弄った機械。

ハイ、どこかの雑誌ご推薦。此れを売りつけたオーディオショップ。音作りを全然判っていないのが見え見え。

僕の判断。プレーヤーが悪い(オイオイオイ、汗)。

2~3日後、僕のプレーヤーを持ち込んだ。
エクスクルーシヴ。撃沈。

その場でQRKの注文を受けて、僕は意気揚々(1本アームで組めばQRKの方が安い)。

翌日、其のお客様から電話。
『友人に話したら、あんたの事だ絶対に不満が出る、どうせ買うならEMT。』
って言われたらしい。アノネー、其の友人、EMTもQRKも使った事有るのかい?
雑誌の受け売りだろー。本当にこんなやからがオーディオ界には氾濫。

って思ったけど、気の弱いピンキー君はそのまま電話を聞きます。
『と言う事で、思い切ってEMTを買いたい。手配して欲しい。』

電話を切ってEMTの930を発注。
実はこの時の僕、EMTのプレーヤーに触った事は無く・・・・。

2~3週間後にEMT入荷。
即納品。勿論僕が行きます。配送担当になんか任せられない。

僕は2~3週間前、QRKで鳴った音を覚えている。
EMTのセッティングが終わり(イコライザーは使わず、カートリッジの出力をダイレクトにマークへ)音出し。

レコードも以前と同じ。
お客様、チョット変な顔をしている。

『エージングが済んでいないから仕方が無いよね。』
僕は愛想笑い。

なぜかEMTの方が音のピントが甘い。
その時、僕は原因が判らなかった。

其の1年後。ビックリする事が・・・・・・・・。
EMTのプレーヤー。トッププレート、銀色のチヂミ塗装。僕はアルミダイキャストとばかり思っていた。
真実は・・・・・・・・。
グラスファイバー。
ウッソー。あそこにプラスチックを使ったら、音がぼけて当然。
そうです。放送局用のプレーヤーです。音の良さよりも、壊れない事。整備が簡単な事、etc,etc・・・・・。

あのお客様、その後見えなくなったけど、どうしているんだろう?

で、この事実を、僕はシッカリと経験値として・・・・・。

今の店を開けてから、QRKは僕が独占販売(BEに成ってからは、僕の所からしか出ていない筈)。

あるお客様にQRKを買ってもらった。
勿論過去の経験談も話して・・・・・。

この方の友人にEMTを持っている人がいたらしい。
そのEMTを借りて、自分の所でQRKと鳴き比べ。

数日後、僕へ報告。
僕はニコニコ(笑)。

      続く

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当時を一生懸命に思い出しています(汗)。
FR66SでオルトフォンのSPU-Aを鳴らす。此れは此れで良いのだけれど、カッティングレベルの高い所で若干ながら音が濁る。

今だったら、原因はハッキリ判るんだけど・・・・・・・。

当時、オルトフォンからRMA-309が限定発売。Aシェル愛好家にとってヤハリ使ってみたい(自慢じゃ有りませんが、今までに買ったアームの本数。20本を越えています)。

キャビにも、もう2本付けられるように成っているし・・・・・・。

当時の僕。一応店員(店長でもあったりして)。社販価格ですので無理出来たんですね(笑)。

RMA309を取り付け、FRは一般のシェルが使える様に、標準取り付け位置に戻す。

RMAで聞いたSPU。・・・・・・・・・・・。
カッティングレベルの高い所でも難なくトレース。
オイ、66S。当時で¥120000もするんだよ。¥50000を切っている309に完敗。

ハハ、また授業料を払ったなー。

今だから言える。
FRの変な音。ステンの共振。あのアームステンレス製。此れに気付いたのはバイクで遊んだお陰。
バイクのマフラーに一時ステンレスが大流行。僕も一時使った。
ステン独特のワレル音。ビビリ音に近い。僕個人的にステンマフラーの音大嫌い。
あの音とFRのアームの音。似ているんですね。

で、FRのアームはカートリッジの視聴用に格下げ。

更についたのがEMTの997。
此処まで来たら、毒を喰らわば皿までの心境。

で、買ってガックリ。軸受けにがたは有るし、横から覗くと、縦シャフトの直径3mm位しかない。

絶対にこのアーム。何処かがボッテいる。雑誌の評価なんて・・・・・。
でも、このアームじゃないとEMTのカートリッジは使えない。
XSDと言う手も有るけど、モノラルにこの手は無いし。
TSD15とTMD25を買いました。

そう言えば、超高級オーディオを取り上げる、超有名雑誌。
此処で997のアームパイプの曲げ加工。此れは日本では出来ない、ドイツ技術のなせる業。なんて持ち上げていたけど、提灯記事見え見え。あんな曲げ加工、町工場にだって出来る。
其れを鵜呑みにする・・・・・・・・。


EMTに迄手を出して、完全に泥沼状態。イヤー、授業料払っているよねー。

  続く。

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話は戻って・・・・・・。

マイクロの40cmターンテーブル時代。FR66SとSPU-Aの組み合わせで楽しんでいた。

で、僅かの付帯音。気に成り出すとドンドン不満が広がって行く。

ナンデだろう?

ひょっとして・・。

当時Aシェルを使う場合、普通のシェルよりも短い為に、Aシェルアダプターをアームの先端に取り付けて使うのが一般的。

でも、こういった物が、音を良くする筈は無く・・・・・。

アダプターを外し、アームの取り付け位置をずらした。

再度試聴。

その場でAシェルアダプターはゴミ箱の中へ。
アームなんてものは、途中での接合箇所が少なければ少ない程良い。

僕のアーム、接合箇所、ほんの僅か。
僕のアームが出来上がった当時、聞きに来たある方。
『シェルの電気接点が無いから良いんだな。』
機械に素人だな。って思いました。
電気接点って、きちっとメンテをしていれば、そんなに音への影響は無いのです。
もし影響が大きかったら、録音現場から一般家庭で再生されるまで、何箇所の接点を通ったか・・・・・。とんでもない数の筈。

オット話が飛んじゃった。要は、アームの機械強度は十分に高い物が必要と言う事で・・・・。


内緒の話。
今、QRK時代(1期目と2期目が有ったりして・・汗)。アームとカートリッジの変貌が多くて、どの順番だったかを思い出すのに四苦八苦しています。
だれも知らないよねー。

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其れ迄使っていた、一応高級DDプレーヤー。其れを全て手放してデュアル・・。
一般的に言ったら、完全なグレードダウン。でもこの方が音楽が楽しめる。兎に角音楽が楽しい。

オーディオ機器の目的。レコード音楽を楽しむ為の物。どんなに雑誌等で美辞麗句を並べられた機器だって、使って音楽が楽しめなくては意味が無い。
単にピアノが綺麗、ドラムのアタックが凄い。べースのボーイングが・・・・etc,etc・・・。
そんな事よりも、音楽が楽しめるかどうか、音楽を聴いて涙を流せるか・・、こちらの方が何倍も大切と思っている。

と言っても、アームの貧弱さは隠しようが無く。
全ての音楽が小振りに成ってしまう。
でも、プレーヤーの構成部品で一番大切なのはターンテーブル、と言う事は痛いほど判った。

こんな時、親しい輸入業者の営業マン。
QRKのプレーヤーを持って来た。店で鳴らして、素性の良さを肌で感じる。

一も二も無く、即注文(お金はプレーヤーを売った物が有った、笑)。
キャビネットは米松の積層。10cm厚。アームは2本付けられる様に発注。

マイクロの40cmを手放した時に、アームは渡さなかったので、66Sを取り合えず取り付け。

家で、最初の音出し。当時のスピーカーはアルテック604-8G(自作エンクロージャー)とタンノイの12吋ランカスター。
四畳半に2セット有ったんですね。

音楽の楽しさは其の侭で、スケール感が蘇った。音楽が堂々としている。
DDは駄目だったでしょうって笑っている。

悔しいけど完敗。

で、これで終るピンキー君でもなく・・・・・・。

続く。

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何とか部屋を整理しSP10のプレーヤーを搬入。その時もオーディオ屋さんのトラックで・・・・。

家で、使ってみると、正直DP3000と大騒ぎするほど変らない。
二台のプレーヤーを並べ、交互にレコードを掛けるスタジオ状態。

で、この時の部屋、四畳半(大汗)。

そんなこんなしているうちに、そのオーデォ店に転職。だって店が終ってから部長連中と酒を飲む関係に成っていましたから・・・・。

就職して五ヶ月目に、なんと店長に抜擢。焦りましたよ。其れ迄は技術職。営業のえの字も知らないで入社したんですから。

その頃店に出入りしていた、マイクロの営業マンとFRの営業マン。変に営業崩れしていない、まじめ人間。

二人とも親しくなって・・・・・・。

どうも二人で画策をしたらしい。ピ店長に両社のプレーヤーを使ってもらおう。

店長職についても、会社の立場でなんか自分の装置は選ばず、自分お好み優先。良くこんなんで、店長が務まっていた。

当時マイクロは、40cmターンテーブルの高級機を新発売。
FRもFR66Sを新発売。
確かにどちらも興味が有った。

僕の心を見透かしていた二人。

1台だけ、特価で出しますよ・・・・・・。
悪魔のささやき。

1週間後には、そのプレーヤーが僕の家に。
流石に3台のプレーヤーは置けないので、先の2台は友人の所へ・・。

最初は満足して聞いていたけど・・・・・・・・・。
何か変。綺麗なんだけど蒸留水のようでコクが無い。
エネルギーが出ない。

散々プレーヤーで遊んだお陰で、どのパーツ(ターンテーブル、アーム、カートリッジ、キャビネット、etc)が音にどの様に効くかは略判る。

どうも、ターンテーブルの所為。
で、今回の不満。前のSP10でもDP3000にも有ったのに気付き・・・・。

昔買ったMR411。実は隣の部屋で親父が使っている。

親父に断り、MR411を僕の部屋に・・・・。

接続、音出し。
次の瞬間、僕は腹を抱えて笑い出した。
411を使っていた時には気付かなかったエネルギー感。
アームが安物なので、チョイ品が無い音をしているけど、3台のDDターンテーブルでは絶対に聞けなかったエネルギー感。

笑った理由は『授業料使ったなー。』

でも、後悔はしていない。使ったから初めて判る事。机上の理屈では絶対に判らない。

使いもしないで、知ったフリは僕の最も嫌う事。
ある意味、3台のターンテーブルに感謝。駄目だよって事を骨の髄まで判らせてくれた。

数日後、マイクロの40cmがデュアルの1229に変っていた。
こちらの方がはるかに良い。
まあ、アームには手を加えましたが・・。

その後、運命のQRKとの出会いが・・・・・・。

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昨日の続きです。
DP3000には更にアームを追加。三本アーム用のキャビだったのです。

追加したアームはSTAXのUA7。軽量アームの最先端。パイプアーム部が外れ、其処だけを持つと軽さには感動。
インサイドフォースキャンセラーのレバー内に、ベアリングが組み込んであったり・・・・。

兎に角作動の軽さは天下一品。針圧が1g未満でキッチリ動作が出来るのはそうは無い筈です。

UA7は其れの出来る数少ないアームなんですね。

ある日、何時ものオーディオ屋さん。
店内のガラスのテーブルの上に、デモ用のSP10MkⅡが置いてあった。

廻すと、トルクの強さが半端ではない。アイドラードライブよりも間違いなく強い。
シャフトを思いっきり掴んでもストロボはピクともしない。
外周部を押さえても、止めるにはかなり本気で止めないと・・・・。

減速機構を持たないダイレクトドライブで、このトルク。このトルクを直接発生するモーターに一目ぼれ。

今どれだけローンが残っているか、なんて考えずに注文。
兎に角、トルクの強さにまいったのです。

キャビネットも此れに対応出来ないと・・・・・・。

その頃の仕事は、大きな工場の整備担当。
色々な仕事が出来ないと勤まらない立場。

色々な材料が工場内には散らばっていて・・・・・・。

その中で目をつけたのがベークライト板。
一般の1~2mm厚なんて物ではなく、30mm厚。更に布入りで強度は最高。
叩いて出る音も(此れが一番大事)、気持ちよい音で程よくダンプされている。

このベークを上と下に使い、間にベニヤ板をサンドイッチ。24mmを2枚挟みましたから、トータル厚みは108mm。
サンドイッチの方法も、接着剤は使わないで。天板のベークに下からタップを立てる。
その下のベニヤとベークには馬鹿穴。
下からボルトで締め上げる。と言うトンでもの物。

アームはSME3012とSTAXのUA70。

完成したら、一人では持つのが・・・・・・・(トンでも重量)。

製作は、タイムカードを押してからの残業。
会社の機械を最大に利用して・・。

ベークの色が品の良い黒。

更に仕事の立場を悪利用。
シルクの版で僕の名前を作り、シッカリと印刷を・・・・・(この字体がかっこ良かった。なんせ社内のデザイン担当者に作らせた)。

さて、出来上がったけど、自分の家に運べない。
僕の車(フロンテクーペ)に積めないのです。

馴染みのオーディオ屋さんの、小型トラックを借りて運ぶ有様。

其処のオーディオ屋さん。毎週土曜日の閉店後。レコードコンサートをやっていた。

其処で最初の音出し。
家に持って帰っても、置く所が無い(そんな事も考えないで作ってしまった)ので、当分はその店の試聴用に・・・・・・・・・。

   続く

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僕が始めて買ったまともなプレーヤー。
マイクロのMR411。
何の変哲もない極普通のプレーヤーです。
モーターは4極のシンクロナス。
其れをベルトで駆動。

ただし、最近のゴムベルトではなく、研磨したポリウレタンベルト。この音を知ったら、ゴムベルトは・・・・・・・。

寿命の短いのが欠点かも・。

アームも極普通のスタティックバランス。

カートリッジも平凡なMM型。只針先は3種類あり、選べて楽しめた。

このプレーヤーを2年程使い、次のプレーヤーへ。

デンオンのDP3000を大型の積層キャビに取り付け、アームはデンオンのDA302とテクニカのAT1501Ⅱ。

実は希望として別のアームをつけたかったんだけど、当時付き合っていたオーディオ店の販売員。無茶苦茶なデンオン信者。

押し切られちゃったんですねー。

このデンオンのアーム。DL103専用。要は局用のアームです。
なんとシェルがプラスチック製。
デンオン信者ではないピンキー君。シェルの大切さは判っているけど、この専用シェル・・・・・。

極端に短いんです。
コネクターは一般のアームと同じなのに・・・。

仕方なく、テクニカのアルミシェルを短く切断。知り合いの機械加工屋さんで、タップを立ててもらい、シェルを新造。

プラスチックシェルにあわせた、アームウエイトでは重量が足りず、ウエイトの固定イモネジを、頭のでっかいキャップスクリューに交換して対処。

出て来た音は・・・・・・・・。
ザマーミロ(笑)。もうこの時代からメーカーを信じてはいなかったんですね。

その後、SP10MKⅡをトンでもないキャビに納めたり・・・・・。
プレーヤー道楽は散々しました。

で、この後は・・・・・・続く。

追記。
デンオンのDA302。103シリーズ専用アームです。付属のシェルに取り付けてマウントすれば、自動的に標準針圧に成ります。
当時103シリーズはノーマルの他にSとDが有り、適正針圧が違うのですが、その分カートリッジ本体の重量が変っていて、上手い事をやってます。

で、一般的にシェル込みで売られていたり、デンオンの様に専用アームと成ると、全て込みでメーカーは音作りをしている。なんて知った振りして騒いでいる人・・(笑)。
メーカーって、其処まで音のチェックなんてしていません。
仕事柄、散々色々なメーカーや輸入元の試聴室へ出入りしていましたが、
正直、其処の音を聞いてショックを受け、家の音が聞けなくなった。なんて事、一度も有りませんから(笑)。

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