平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
先のブログを読み返したら・・・・・。
ECC82。コイツにはお世話に成りっぱなし。

特別、特徴のある球では有りません。極普通の球。

特徴が有るって言うのは、皮肉に見ると逆側には欠点も有るよね。

本当にECC82は何も無い球です。
其処が好きと言うか、好きと言う感情も無く、数十年使い続けて来ました。

まあ、古女房の様な関係です。

使い始めは、まあ普通に使える。特に使用上の注意点も無い(ECC83って難しいんですよー、判っている人少ないですよね)。
本当に安心して使える真空管なんです(超初心者にも優しい)。
スキルがまだまだだった僕には、優しい真空管だったのです。

で、30年以上過ぎました。
未だにECC82を使い続けています。
何も問題点を見つけられないんですね。

普通、30年も付き合えばボロが出るのが普通(夫婦関係でも、オット)。

でも、30年前と変わらないで極普通に僕と過ごしている。

僕にとって最上の真空管だなー、って今気付きました(本当に古女房)。


初めて作ったギターアンプにも、何も考えなくて極普通にECC82をチョイス。
で、出て来た音は極普通な音。なんのてらいも有りません。
極普通、凄く大切(ある意味難しい)と思っています。

対して、一瞬驚かす音を作るのは簡単です。

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先のアップで勘違いされると困りますので・・・。
300Bは300Aから発展した真空管です(実質同じ物との指摘も有りますが、確認はしていません)。
第二次世界大戦(大東亜戦争)の始まる前に作られた真空管です。
当時の世界水準の技術レベルからは、優れた真空管と思っています(フィラメント電力が少ない)。
当時は電池駆動が多かったんですね。A電池(フィラメント用)の消費電力が一番問題だったのです。

当時の技術を卑下するつもりは有りません。
当時としては、素晴らしい真空管だった。

世の中は、平成を過ぎ令和。

未だに技術レベルが当時に敵わない。
って、本気で考えますか?
宗教に嵌まっている方の話。

『当時は、純粋な鉱石から銅を作っていた。今は色々な混じり物から作られている。』

鉱石も混じり物だらけです。純度の高い銅を作る技術は・・・・・・・・。
少なくとも、ウエスタン純正の配線材が優れているとは思えません(かなり抑え気味に言っています)。

300B、ウエスタンの配線材(半田)。当時の技術では優れていましたけど、現在の技術と比べると言う感覚が僕には信じられません。宗教だなーーと。



あ、序でに・・・・。
オイロダイン(励磁型時代)のウーハーのボイスコイル。
銅の純度はウエスタン並みかと・・・・。
(銅のしなやかさが有りません)

兎に角、古い物を褒め称える業者には近付かないのが・・・・・。

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なんとなく、昔書いたブログを見直していました。
拙い事(今とは違う意見)を書いていないかなー・・・・・。

で、300Bに関する記事が結構多かったので、今現在の正直な所を・・・・・・。

ハイ、300Bはウエスタンの本物(刻印も)を始め、色々なコピー商品も使いました。
ある所では、ウエスタンの本物よりもチャイナの方が音が良かったりして・・(笑)。

で、今の僕にとって300Bは・・・・・。

申し訳有りませんけど、頭の隅にも有りません。
商売上、300Bを持ち上げた方が良いって知っています。

でもねーーーーーーーーーーーー。

EL34が自由に手に入る時代でも300Bを褒め称える人って・・(はっきり言って信用出来ない)。

要は、EL34を使いこなせないだけかと・・・。


もう、直熱管の宗教から目を覚ましましょうよ。僕も嵌まっていましたので・・(大汗)。
直熱管って、戦前の球ですよ。極普通の今の町工場でも作れるレベルです。
ウエスタンの技術もしかり。当時としては凄い技術だったのでしょうけど・・・。

数年前、ウエスタンの配線材を持って来られた方がいました。此れで修理をして欲しい。
まあ、希望でしたので使いましたが、胴の純度の無茶低い配線材でした。
当時としては、此れが精一杯だったのでしょうね。

スピーカーを除いて(現在のスピーカーは技術者が間違った方向へ進めている。世の欲求の所為かも)、それ以外のパーツは、間違いなく現在の方がはるかに高度に作られています。昔を有り難がるのは、新興宗教以外の何物でも有りません。

あ、ウエスタンのハンダをありがたがっているって、大笑なんですけど。
(当時の精練技術を理解していますか?)

ちなみに、当時のウェスタンの技術ではECC99は絶対作れないかと・・。

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まいったな、酔った勢いでのアップです。
双三極管。
非常に使い易いですよねー。1本の真空管に2個の三極管が封入されている。

で、単純に考えましょう。
此の二つの三極管。お互いに影響は無いのだろうか・・・・?

現物を見ましょう。カソードはプレートよりも上下に長い。

真空管の動作原理(あ、此れを理解していない方は退場です)が判っていれば、二つの3極管ユニットが影響し合うって理解しますよね。

特に真空中です。自由に電子は行きかうんです。
二つのユニットに単独動作、ナンテ有り得ない(まあ、取り合えず動けば良いか、程度でしたらOKです)。

こんな単純な理論を無視して、高額なアンプを作っている人に怒りを感じます。



最近ネットを見ますと、此の双三極管のデーターが揃っている(揃っているのを選別した)のをうたい文句で高額な値段設定。

ペアー管と同じです。完全に無視しましょう。
余計な出費です。

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CRパーツが付きだしたプリアンプ。
もう直ぐです。

で、僕の真空管の使い方。
今回は双三極管。
ご存知の様に、一つのガラス管の中に2つの三極管が封入されています。
少しでもコンパクトな機器にする為に非常に便利な真空管です。
まあ、最近は単管の三極管が珍しいですが。

市販のアンプを見渡しますと、此の二つの三極管を其々独立して使うのが普通です。
此処でしっかりと考えて見ましょう。

内部が真空のガラス管の中に二つの真空管が納まっている。
完全に独立して動作すると思いますか?

LUXが得意とする、二つを左右に分けて使う方法。
此れをすると、左右のchセパレーションは可也悪化します。

この結果からも、二つの真空管がお互いに影響し合っているのが考えられます。

そんな訳で・・・・・・・。



僕は二つの真空管をパラって使用。
30年以上、これ以外の使い方をしていません。

昔、散々実験しました。単独で使ったアンプとパラって使うアンプ。
勿論、動作点は全く同じ。電源も同じ物を使いましたので、単独使用のアンプの方が電源には余裕が有ります。

試聴・・・・・。

30年間以上、続けている理由です。


僕の使い方では、関係無いのですが・・・。
市場では此の二組の三極管。動作チェックをして揃っている球が販売されています。
これもパワー管のペアー球と同じです。
特定の動作条件での測定ですから、それ以外の動作点では判りません。
更に使用時間が増えると(と言っても数百時間程度)測定値は結構変わります。
と言う事で、高い出費を僕は薦めませんけどね。

仮説です。
二つの三極管が影響をし合っている。と言うのは左右に分けて使うとチャンネルセパーレーションの悪化で十分想像出来ます。
じゃあ、片chの前段後段に使ったら・・・・・・。

真空管って入力に対して出力が逆相です。
つまり二組の三極管は逆相動作。
内部でNFが掛かっているんじゃないかと・・・・・・。

ハイ、NFって音楽再生には適しません(キッパリ)。
単独使用をすると、NFアンプと同じボケた音(芯の無い音)に成るんですね。

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昨日のブログでEL34を持ち上げましたが・・・・。
僕の使い方は本来のEL34では無いんですね。
動作例としては謳って有るのですが3極管接続。

つまり5極管のEL34を3極管として使います。

と言ってもコントロールグリッド(第一グリッド)スクリーングリッド(第二グリッド)、サプレッサーグリッド(第三グリッド)も5極管接続と同じ様に使うのですね。
5極管接続と違うのは第二グリッドをプレートと繋ぐだけなのです。

此処で3極管の好きなピンキー君はウーーーーーーン?

3極管として売られていた50CA10(LUXが好んで使っていました)なんかも、多極管を内部で3極管接続しているので純粋な3極管では無いのです。

現在入手可能な(僕が仕事として使うには現在も製造されているのが重要)純3極管のパワー管は直熱管ばかり(個人的に直熱管は使いたくありません、あれは傍熱管を作る技術の無かった時代の真空管です)。

傍熱で純粋な3極管構造でのパワー管。何処か作ってくれないですかね。
(今の技術なら簡単に作れるんだけど一般マニアが直熱管ばかり好むこの時代ではムリですね、涙)




と言いながら、実は計画有り。ある真空管をパワー管に使っちゃえ(まあ実験アンプです、頭の中では出来上がっているのですが・・・・・)

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エーー、写真を撮り忘れた(汗)。

今回の仕事は30年以上前に作ったアンプのオーバーホール。
LUXKITのA3700シャシキットを2台使った2A3シングルモノラルアンプ。

初段管に5692を使った力作(まあ肩に力が入っている事、笑)。
片chの5692が息も絶え絶え。2A3は元気だけれどゲッターの残りが少ない。

そう言う訳で、2A3と5692の交換。序でに(これが大切)球の動作点の見直し。

まず5692、市場での価格べらぼう過ぎ。それ程の球じゃない。
そんな訳でソケットアダプターを旋盤で挽き、USソケットをMT9ピンソケットに交換。
其処に使い慣れているECC82を挿します。5692と規格は略同じなんですね。

2A3もプレミア価格のオールド品は却下。現在作られている2A3と言う事でJJを採用。

アンプ内、異常は無いんだけど今と球の動作点が全然違う(当時はMJの記事やLUXのアンプを参考に動作点を選んでいた)。
抵抗は全て撤去(アーレンブラットレイ)。其れを最新の抵抗器に交換。勿論値も違います。
電卓で軽く計算。其の値よりも安全を見て電流値の少なくなる抵抗を入れ電流値のチェック。
一発でOKの所も有るし、予想と違う所も・・(勿論想定内)。

其処を予定の電流値になる様に調整。アンプ作りでとっても大切な作業です。

此処迄の調整は今まで付いていた古い2A3で行う(新しい2A3の入荷がまだ、笑)。
全て終わったらヤマトのお兄ちゃん。荷物ですよー。

ダンボールに入っているんだけど、2A3が2本入っているにしては重い。
何だろう?
梱包を解くとウッソーって位でっかくて重い2A3が出て来た。

オイオイ、300Bだろう。

成る程ね、JJは300Bも作っている。部品の共通化を計り300Bをベースに内部構造の違いで2A3の特性にしてしまった様。

有る意味、この方が正解。電極容量が300B並みなので2A3の動作点なら余裕しゃくしゃくの筈。

ガラスもムチャ分厚くてズッシリ。

こいつに差し替えて、動作点の再チェック。見事オリジナル2A3と同じ。

このアンプを昨日納品して来ました。
音が出た瞬間、オーナーはニコニコ。
余計な付帯音(直熱管は出易い)が見事に無い。電極の強度も高そうだしガラスが厚いので、無駄な共振が出難いんだと思う。

球の動作点変更も勿論効いている。30年前のアンプが最新型に生まれ変わった瞬間です。




僕は真空管アンプにノスタルジーを求めていませんので(笑)。
正直なアンプを作るには半導体よりも真空管の方が向いている。と言う理由だけです。
(特にスピーカーと言う摩訶不思議な素子を駆動するには)

更に追記。
技術は進歩しています(絶対に間違いなく)。過去のパーツに拘っている人、技術の進歩を理解していませんね。
勿論現在作られている真空管には儲けを目的としたトンでもが多々(僕の目には殆どが)見受けますが、真剣に作っている製品は過去の真空管を凌いでいます。真空管に限らず全てのパーツも同様です。
で、儲け主義のトンでもパーツと真面目なパーツの見分け方。
ハハ、授業料をタップリと払って下さい(僕は払いましたよー)。そうするとおのずと見えて来ます。
ネットでの情報。授業料を払っている人、見受けられませんね(授業料をはらっている人は絶対に書かないでしょうし)。
タダで情報を手に入れようとしても無駄なんですよ。

ああ、雑誌記事ですか?
自腹を切っていないので信用出来ません。まあ記事の度に自腹を切ったら持たないのは判りますけどね。
自腹を切らないと本音って書けないじゃないですか(笑)。

気に成る装置(アンプでもスピーカーでも)が出た。何処かへ行って試聴。もうこの時点でアウト。
其の試聴の現場。残念ながらアンプだけの音、スピーカーだけの音って絶対に判らない。其の場所でセットして有るトータルの音しか・・・(販売店から持ち込まれて自宅で聴いても良い物ほど本性を表しません、2~3週間貸し出されたのならチョットは判るでしょうが)。
気に成る装置が現れたのなら、買って家に持ち込まないと真実は判りません。
僕だってオイロダインを一度も聴かないで買っています(あ、オイロダインを買うのに銀行で5年ローンを組んでいます、其の位の情熱が無ければオーディオは語れませんよね、笑)。
聴いてから買った物って・・・・・。まあ5%以下ですね。
昔から言うじゃないですか。馬には乗ってみよ、人には添うて見よ。って・・・・・・。
失敗を恐れて他人の(ネットの)意見で行動する人。僕とは絶対に合わない人って思っています(此処を読んでドキッとした人いますよね、笑)。

ちなみにWE300B(勿論使っていますよ)を僕が貰ったら即ヤフオクですね(大笑)。

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昨夜もほろ酔い気分でレコードタイム。
気分良く聞いていたら音がスーと消えた。

ムム・・・・・・・。

両chとも消えたのだから原因は電源?

プリかパワーかどちらだろう?
酔った足で重いアンプを作業台に運びたくない。
で、とりあえずアンプの電源を落とす。
10分程待って電源を再投入。
プリとパワーの整流管に手を当てる。
プリの整流管は段々と熱く成るのにパワー側は冷たい侭。

ハイ、人間テスターです。

パワーアンプの整流管を交換。



勿論正常な音が出た・・・。じゃなくて今迄よりもベールの取れた音が出て来た。

ナヌ・・?

ハッと気が付く。ここ最近弄った時に電源のレギュレーションが良くなかった。要は電流値を上げると電圧ドロップが大きかった。
特に初段の82を99に替えた時は酷かった。あの時はトランスの限界と思ったのだけれど・・。

整流管の不良と考えると納得出来る。

これからアンプの測定です。
けっこう楽しみ。



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