平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
エーーー。先日納品したCD用のバッファアンプ。
此処で試聴したら(テストです)、若干ながら僕のよりも良い(汗)。

どうしても自分のは実験機の度合いが強く、最終仕様よりも今一に成り易いのです。
複雑なアンプではないし、重量も軽いので、直しちゃうか・・・・。



そんな訳で作業台の上(40thアンプに掛かるとキット永遠に直さない)。

各部のチェック。ヤハリね・・・・・・・・・。

エーーー、写真は作業後です。勿論測定値には差が有りません。
そんな訳でオシロでのチェックは省略。

此れから繋いで音を出すのですが、直っているのかなー・・・・・・。


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昨年の暮れから掛かっていましたCD用のバッファアンプとDAコンバーターの改造。
日記を見ましたら、アンプの方のシャシ図面に掛かったのが12月21日。

丁度2か月間掛かった事に成りました。

最初からDAコンバーターを預かってしまうと、2か月間CDが聞けない。それを避けたくてバッファアンプの製作に掛かり、アンプが出来上がった時点でDAコンバーターを預かる。と言う予定を立てました。

こうすればCDが聞けなくなる期間を短く出来ます。

なんやかんや、僕のこだわりの所為で2か月間掛かりましたが、本日無事に納品。
もう40年もやっているんですから慣れても良いと思うのですが、未だに納品時には一抹の不安。
僕の所ではバッチリでもお客様の所でバッチリの保証は無いのです。

いまだに慣れない第一声。
ヘヘ、大成功。CECのプレーヤーにソフトンのDAコンバーターの組み合わせでも喜んでいたのですが、今回の変わり様には・・・・・・・・。
『これから出かける用事が有るんだけど止めちゃおうかなー・・・。』

僕は、此処迄喜んでもらえるのでしたら、2か月間の苦労も吹っ飛びます。
お土産にお酒迄頂いちゃいました。

僕も、今夜のお酒は目一杯美味しく飲めそうです。




エーー、此れからエブリーのエンジンオイルの交換です。納品途中でガス補給。此れでフューエル1は無茶苦茶薄まりましたから、終了です。
思った通り、フューエル1が薄まったら、エンジン絶好調。高回転の廻り方・・・(オイオイ30万キロ走るんだろう)。
エンジンが絶好調に成り、ブレーキも気持ちの良い効き方。サスも抜けていない。
新車時から見ても一番の調子です。

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エーーーー、ヤット音出し。



昨日引き取って来た(相手の都合で1日遅れた)彫刻済みの前面部分を組付け。
勿論組付け前に、最後まで彫っていない雌ネジをキッチリと立て直し、組付け後も電気の導通を徹底的に検査。
そんな作業に午前中いっぱい掛かってしまいました。

昼食後、出来立てのアンプ(測定器での検査は終わっている)を試聴室に運び、僕のアンプと交換。

でね・・・・・・。

想像はしていたんだけど・・・・・・・。
僕のアンプよりも音が良い。原因は判っているんだけどねー・・・。

僕のアンプは例のケミコンが見つかる前に作った。
更に拙いのは田舎の温泉旅館状態(建て増し建て増し状態)。

そうなったのは、最初の設計はフィリップスメカの出力を前提に設計。
真空管もECC99。そうフィリップスメカからの出力ならこれでOKだったのです。

ところが僕のフィリップスメカが故障続発。信頼度を無くしてメカをCEC。DACをソフトンにしたのですね。
うそでしょ、ソフトンのDACの方が出力が小さい。此の出力ではECC99よりもECC82の方が合っている。
そんな訳でECC99前提の設計をしたシャシに無理やりECC82を取り付けた。

で、今回のアンプ。CDメカもDACも僕と同じ。と言う事でシャシからECC82と新しいケミコン前提で新設計。
そうなんですよ。シャシの設計って凄く大事なのです。

今度のアンプと比べると、僕のは雑味が多い・・・・(涙)。

Aちゃん。交換してくれないよね・・・・。

音の違うもう一つの原因。電源に入っているタイマー。
僕のは後からの追加ですので、理想的な位置に付いていません。
今回のアンプはその辺も考慮した新設計。

自分の、作り直そうかなー・・・・。




エーー、色も指定の色でして、僕のハチャメチャデザインと違い品が良い。文字の白も純白では無くほんの僅かの隠し味。
この青、艶消しなんですね。その為に組み立て中の気遣いは半端では無く・・。
でも、この音を聞いた瞬間に今迄の苦労は吹っ飛びました。

で、現在改造中のDAコンバーター・・・。もう気が付きましたよね。
僕が使っているDACはある意味実験機です(お客様の機械で実験する訳には行きません)。そんな訳で色々といらん事をやってます。
その結果を今回のDACへフィードバックしますので・・・・・・。
ハイ、僕のよりも音が良いかと・・・・・・・。

要は、紺屋の白袴(涙)。

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シャシへのパーツ取り付けが終わり、内臓トランスの予備配線です。
僕が愛用しているルンダールのトランスは、プリント基板への取り付けが前提の設計です。

その為に、間隔が狭いピン出力。僕の場合はプリント基板を使いませんので、この狭い間隔のピンへの配線が必要です。
更に難しくしているのが、ルンダールのトランスは色々な使い方が出来る様に、何組ものコイルが巻かれて、それぞれをシリーズにしたりパラレルにしたりして、用途に合った組み合わせをします。

此れが結構大変。先端の太い半田鏝では絶対に出来ません。
まず最初。


この様に1個飛びの接続はざらです。極細の錫メッキ線に細い絶縁チューブを被せ、必要なピンに絡めます。


丁寧に半田付け。その後要らない配線を切断。
勿論、この配線は一部で更に二組を接続するのでアンプへ組み込んでからでは、この配線はまず難しい。
何度もやっているので慣れましたが、普通の人はやりたがりませんよね。ちなみにピンピッチは2,5mm。ピンの太さは1mm弱です。つまりピンとピンの間隔は2mm有りません。チョットの油断で隣同士が半田で繋がります。



昨日の夕方の状態。一番嫌いなヒーター周りは終わりました。

今日は、B回路回り、アース回りの配線をして信号ラインに掛かります。


書き忘れましたが、トランスの予備配線に使っている錫メッキ線。
写真では拡大しているので太く見えますが、実際には0.32mmの直径です。

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超丁寧に取り付けたパーツ。


兎に角1個取り付けるごとに、シャシとの導通をチェック。
で、今回取り付けたイモネジが大活躍。
シャシ内は大丈夫なのですが、外から取り付けたパーツの導通確認が今迄は大変だったのです。
天板を裏返したりしながらで、傷を付けたくないよー・・・・・。

今回はイモネジの6角穴にテスター棒を差し込み、測定したい金属へ反対側のテスター棒を触れれば即判ります。

後々の意味不明のノイズに悩まされなかったら急がば回れ。
全ての金属パーツがシャシと導通を計れました。

特にレモ端子の外側が浮き易いのです。昔はシャシに食い込む構造の金具が付属して居ましたので、まず浮かないで済みましたが、かなり前から金具の形状が変更に成り(明らかなコストダウン)、菊座の様なワッシャーに成ってしまったのです。

まあ、取り付けた金属部分の全てがシャシに落ちましたので一安心。
明日はトランス類の取り付けが終わったら、配線作業の開始です。





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少しばかりの雑用をこなして、バッファアンプの製作開始です。
今回も新しいアイディアを採用。



中々の色でしょう(笑)。沢山の色見本の中から選んでいただきました。
艶消しに成ってます。このアルマイト屋さんは、単なるカラーだけでなく、表面の仕上げ状態も4種類から選べます。

で、気付きましたか?真空管ソケットの脇にイモネジが見えますよね。
拡大すると・・。


シッカリとアルマイトが掛かっているので、シャシが本当にアースに落ちているか?
裏側をテスター棒でゴリゴリと言うのもスマートでは有りません。
菊座で取り付けたラグでも完全に信用が出来ない。
今迄も色々な方法でチェックしていたのですが結構メンドイ。と言って一部のアルマイトを剥がすのも抵抗が有るし・・(尤も簡単には削れない)。

で、3,3mmの下穴を開けてアルマイトへ出しました。
今日此処へM4のタップを立てたのです。此の為雌ネジの穴はアルマイトが無く成りました。
更にタップを最後まで通さないで、ネジ穴の奥はキツイネジ加工に成ってます。
此処へイモネジをねじ込むのですね。奥はネジ穴がキツイので、最後の1回転程度はグイグイと(笑)。
つまりこのイモネジは確実にシャシと通電したのです。
各アースポイントをこのイモネジとの導通を計れば、きちんとアースされているかが一目瞭然。
板厚が5mmでイモネジの長さも5mmですから、上下共に顔を出してはいません。
これでシャシに落としたい金属が確実に落ちているかのテストが簡単に成りました。


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昨日、アルマイトのし上がったシャシ。

帰宅時間が中途半端だった為、取り敢えず各部の傷等のチェックでお終い。

さて、本日です。朝一番の寒い時間にごみ捨て。帰りにプレハブへ寄って持って来た物とは・・・・。



もうお判りですよね。タップとタップハンドル。雌ネジを切る道具です。
カラーアルマイトをしなかった頃には必要のない作業でした。
当時のアルマイトは被膜が薄く(実用上の問題は無し)、金属同士の通電がキッチリと出来ました。
カラーアルマイト。従来のアルマイト屋さんには出来なかった作業です。
値段も高い(十倍以上)けど仕事もスゴイ。アルマイトの厚みが全然違うのですね。
結果、金属同士の通電を丸っ切りしない。

最初は判らず、原因不明のノイズを発生。
ジックリと調べたら、シャシがアースに落ちていなく・・・・・・(大汗)。

と言う事でシャシの製作の仕方を変えました。雌ネジを穴の最後まで切らないのです。ほんの2~3ピッチだけタップを立て、その奥は下穴の侭。
アルマイトが上がってから、その奥のねじを切る。と言う作業をして通電が通常に行われる様になりました。
まったく、カラーアルマイトのお陰で余計な仕事が増えた。
と言っても止める気はさらさら有りません。

良い物をじっくりと作る。此れが楽しくてこの仕事を続けられます。



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只今、アルマイト屋さん、彫刻屋さん、馴染みのスーパーと回って来て無事にご帰還。
今回のシャシの色はブルー。
色見本から選んで貰ったのですが、色見本は小さい。本番は大きい。

着色面の面積の大小で、結構色って変わって見えるのですね。

アルマイト屋さんで、即梱包をほどいて色の確認。

イヤイヤ、良い青です。フーン今度僕も使おうかな(汗)。

その後、彫刻屋さんへ足を運び、パネルへの彫刻依頼。
彫刻をしたらその部分へ色を入れます。
この色も指定されましたので、彫刻屋さんへお願い。

更に40thの型の作成も・・・・。

なんか最近の僕は、この様な仕事が楽しくて楽しくて(笑)。

で、アルマイト屋さんへ車で向かいながら40thアンプへの更成るコストアップを考えた(もう売価を発表しちゃったのにね)。
OPTのトランスケース。ルンダール純正を使う予定だったんだけど、僕のパワーアンプと同じ削り出しのケースを使っちゃおうかな?
勿論、パネルと同じ色にアルマイトを掛けて、其処にも40thの彫刻を入れる。

書くと簡単なんだけど、此れだけで工賃を入れたら10万円を超えるよね(完全に嵌っている)。アルマイトと彫刻だけで5万円は軽く超えると思うので・・・。

まあ、イイヤ。記念モデルなんだからコストは気にしない。自分で納得出来る姿にしたい。

結構ハラハラドキドキ(あ、内容点には悩む場所が無いので・・・)。




あ、追記。40thアンプのパネルの色を試作するテストピースも納めて来ました。前回伺った時に僕の希望は伝えて有ります。
その後、技術屋さん同士で色々と話し合ったみたいでして、やって見ようか。と言う事に成ったらしいです。
カラーアルマイトの世界も結局は職人さんの腕次第。今日話した技術屋さんも職人だなと感じました。
僕は平身低頭でお願いを・・。上手く僕の欲しい色が出ると嬉しいなー・・・・。

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