平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
抽選で高倍率を勝ちのけた方へヤット納品です。
片道500km程の納品。

数年前なら簡単に出来たんですけどねー・・・・。

無理をしない予定を立てました。
ほんの数年前だったら余裕しゃくしゃく。
歳には敵いません。と言うかこの歳で1日に1000km程度走れる人って・・・(笑)。

まあ、元気な老人かと・・・。


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2台目のパワーアンプ。昨日の内に真空管の動作チェックは完了。
完全に1台目と同じ動作点。

チョイ、頭が疲れた。こんな時には無理は禁物。
と言う事で昨日の作業はお終い。

今朝は6:00に目が覚めた。不思議と頭はピシッ。

じゃあ始めるか・・・。
お約束の何時もの写真。


7KHzのサインウェーブ。綺麗ですね。上下の波高値も揃って居る。
0,7V入力で最大出力と言うのも1台目とピッタシカンカン。
要は2台のゲインが揃って居ます。



この後、バラバラの配線をバインドして完成です。

電源トランスの無負荷時の電圧に梃子摺りましたが、良いアンプに成りました。
この歳に成ってもまだまだ勉強をする事はいっぱい有ります。

今回も良い経験を積んだのかと・・・。


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300BからEL34へのコンバートが完了した1台目。


只今玄関の片隅に鎮座。
6J5からECC82へのコンバートした部分。


ソケットアダプターがカッコイイ(自己満、笑)。

チョイ頭を悩ませたのが300BからEL34へのコンバート。微妙なソケットサイズ違いなので、アダプターを作るスペースが有りません。
そんな訳で・・。

ソケットの縁にギリギリのネジ位置でしたので、シッカリと押さえられる様に旋盤でカラーを挽きました。
此れでソケットもしっかりと固定。

中身・・(2台目)。


今回の電源トランス。B電圧の解放時が高いのです。電流が流れれば正常値なのですが・・。
今迄は300Bでしたので、フィラメントのウォーミングアップ時間が略一緒。
今回はEL34ですので整流管の方がはるかに早い時間に作動を開始します。

こんな時のタイマーなんですが、なんとか取り付けないでとのご希望でしたので、耐圧の高いコンデンサーへ変更しました(青いコンデンサーがそれです)。
コイツも耐久性には結構驚きで、今迄不良に成った事が有りません。

その他、ブリーダー抵抗値を下げて、EL34が働かないでもある程度の電流を流し、立ち上がり時の高電圧を防いでいます(これをしないと青いコンデンサーでも無理)。

当時のマリック製のトランスは、ロットでこの辺のばらつきが結構多かったのです。
真空管アンプのテスト時には、ウォーミングアップ時の各部の電圧の測定は必須です。
1台目で苦労しましたので(またもや手持ちの無い抵抗を発注)2台目は簡単です。テスト無しで1台目と同じに作れば良いので気が楽です。

上手く行けば、今日中に完成です。



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300B仕様で殆ど出来上がっていたのに・・・・(涙)。
片chだけですけど、略完成していたパワーアンプ。
300Bを挿し込んでテスト。バッチリ。
もう片方のアンプから300Bを外し、それを挿し込んだら昨日の結末です。

一応念の為に、正常だった300Bに戻し、テスト。
今度は長い時間をテストしようとしたら1時間も経たないでヒューズが切れた。
オイオイ。
今更ヒューズでも無いので、ブレーカーに交換です(基本料金はとっくにオーバーしている様な・・)。
当選者様に相談なしでの行動は僕の自己満足。

で、もう一度テストしたら2~30秒でブレーカーがストン。
結局、両方の300Bはご臨終。
考えて見たら、20年以上働いていたので仕方が無い。

当選者様とも相談の結果EL34へのコンバートに成りました。

僕もこの方が安心です。
今売られている300Bの実態を僕も知りませんので・・・・(付き合いのある商社の営業マンに個人的に聞くしかない)。

そんな訳で・・・・・・。


略完成していたのにバラバラ。

変に今迄の部分を利用しようとすると碌な事が有りません。
新しく作るつもりでの作業が結果的に良く成ります(急がば回れです)。

コーヒーを飲み終わったら、新しいソケットをキッチリと取り付ける為のカラーを旋盤で挽き出します。

日が落ちる迄には出来るかな?





1月1日の写真。ハイ、元旦は僕の誕生日。
他の元旦生まれの人も言っていますが、元旦生まれはまず誕生祝をして貰えません。
ハイボールを飲みながら、一人でペロッと平らげました。
で、食べながら考えた。
自分の誕生日祝いのケーキを食べるのは生まれて初めて(大汗)。

今回は女性の方(年齢不詳、汗)から頂きまして、更にその娘さんからも祝いの品を・・。
72年、生きて来て良かったー・・・・・・(笑)。

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パワーアンプのCR交換と配線が略終わり、通電テストです。
一番の心配は300Bの不良。

まだ1台しか弄ってないのですが、2本の300Bを挿し替えてテスト。
要は、正規の電流が流れるかどうかをテストします。
最初の1本はOK。
2本目に差し替えてテスト。

マズ・・・・・・・・・・・。

真空管の中からバチバチと言う音。
完全に放電をしています。

300Bの交換をしますと、可成りの予算オーバー。
EL34へのコンバートを当選した方が認めて頂けますと嬉しいのですが・・。

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昨日は暫くぶりの機械加工。
旋盤とフライス盤に頑張って貰いました。

先にアップしました6J5からECC82へのコンバートです。
単に差し替えると言うのは絶対に不可能。
だって真空管ソケットが丸っ切り違うのですから(笑)。
ソケットの取り付け穴径が丸っ切り違いますので、ソケットアダプターを作りました。


外周に近い二つの穴が、現在のソケットの位置に合わせた穴。
内周に近い方の穴が、新しいソケットの取り付け穴。
穴位置が、今のシャシに干渉しますので、肉厚に作りねじを切りました。


更にチョイのお化粧。


上側の外周に面取り加工。必要は無いのですがこの方がカッコイイ。

取り付けたシャシの内部。


此処迄で頭が疲れてコーヒータイム。

この後CR類の取り付け。一番大切なECC82の動作点の調整。
真空管の音を色々と言う方がいますが、真空管の音って動作点の取り方で結構変わるのです。
ですから、色々な動作点を確かめて、其れでも出て来る個性がその真空管の音ですので、1機種のアンプで差し替え試聴って結構ヤバイ試聴方法なのです。





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乾燥の終えた1台目を作業机の上に移動(2台目は玄関前で乾燥中、笑)。
で、30年近く前に作られたアンプの内部。


無茶苦茶綺麗です。
埃が溜まり易い高圧回路部分。


普通、長期に使われたアンプの中身は埃でいっぱい。掃除はまず不可能。
特に高電圧の配線やコンデンサーには埃が吸い寄せられて、見るも無残が普通です。


整流管ソケット周り。高電圧が一番かかる部分ですが埃はゼロ。

一般の真空管アンプ(ある程度の期間使用した)の中を覗いた方なら首をひねると思います(なんでこんなに綺麗なの?)。
僕のシャシを使ったアンプでしたらこれが極普通。

種を明かしますと、シャシに放熱口が一切開いていないのです。
つまり外部からの空気の流入が無いので、埃も入らない。と言う訳です。
此れが出来るのは、厚手のアルミを使っているからなんですね。
アルミは非常に熱伝導率の良い金属ですので、シャシを放熱板として使っているのです。

鉄やステンレスでは絶対に使えない方法です。

で、なぜ埃を嫌うのか?
エーーー簡単に言いますと事故防止。
真空管ソケットで考えますね。
整流管や出力管には高電圧が掛かっていますので、埃を吸い寄せてしまうのです(絶縁体は関係有りません)。
真空管ソケットの金属部分は剥き出し、其処へ埃が溜まり日本の高湿度に成ったら・・・・・。

もう判りますよね。メーカー製の真空管アンプで、この事故を何度も見て来ています。
プリント基板なんかでしたら更に危ない(LUX社のアンプでこの事故を沢山見て来ました)。

埃を嫌うもう一つの理由。
修理する時に手が汚れるのですよ(汗)。

写真の様に綺麗な状態を保ってくれていると、修理にも気合が入ります。
99%正常に動作する自信が有りますので、初段管の交換から始めます。



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昨日一日掛けてプリアンプが完全に完成(パチパチパチ)。
今日からパワーアンプに掛かります。
回路は単純ですのでその辺は楽なのですが、今回は旋盤加工が入ります。

その前にお掃除お掃除・・。
引き上げて来て玄関に鎮座していたパワーアンプ。




お馴染みの300Bシングルモノラルアンプ。
つまり此れが2台有ります。
汚れの無い所は、引き上げる時に手に汚れが移った部分(汗)。
引き取る時にはまんべんなく汚れていました。

写真は2台目で1台目は玄関先で酒ケースの上。


まあ、こんな感じです。マジックリンをタップリと噴射。10分ほど待ってから水道水を掛けました。
前にも書きましたが、絶対に真似をしないで下さいね。オーバーホールをするのを前提の作業ですし、トランス類はケース内でエポキシで埋められている構造です。
コアが剥き出しのトランスでしたら絶対にやらない作業なのです。

今日は曇天なので乾燥には時間が掛かりそう。2台目は明日かなー・・・。



何となく水洗いでは無いのです。

底板を外して内部に水が溜まらない様にしています。
更に

酒ケースとアンプとの間に厚板を挟み、斜めに固定。
こうすると水は後ろに流れて溜まりません。

でも、今回ほど遠慮なく水洗いをしたのは初めてです(それだけ汚れが酷かった)。

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