平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
細かな仕事の合間に少しずつ進んでいます。


どう見てもバイクのスロットルワイヤー。



中心の穴が大きかったら間違いなくバイクのスロットル。



こんな感じです。

中心の穴にシャフトが入り、そのシャフトを廻すとワイヤーを巻き取る。
なんでこんなに大袈裟に成ったかと言うと、単純に僕の性格。

只今2名の方にお待ち頂いています。

待った甲斐が有った。と言われたいんですね。
実は先日、待って頂いている方が見えました。
もう数ヶ月音楽を聴いていないと思います(プレーヤーを預かってしまいましたから)。

出来上がった数点の部品を見て凄く喜んでもらえました。組み上げちゃうと見えない部品です。
その精度に感激されていました。
この様な方がいらっしゃるので、頑張れるのです(感謝)。





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暫くぶりの独り言です。
此処へ引っ越して5年経ちました。
まあ、色々と有った5年間です。

ヤット、最近気持ち的にも落ち着いて来たんですね。環境が無茶苦茶(個人的な事でも・・詳しくはナイショ、笑)変わったので聞く音楽も・・・・・・・。

で、ヤット最近、此処へ引っ越す前の愛聴盤に手が行ったのです。
要は、今迄は誤魔化した音楽を・・・・・。

エーーーーーー。ヤハリねと言う結論。
この類の音楽を聴くのには高域も低域も足りない(量的な問題ではなく質の問題)。

具体的に書いちゃうと(本音としては書きたくない)弦楽器、高域がキツイ。ソプラノ、女性の優しさを感じられない。

弦がきつい、って書くとまず殆どの人が勘違いをします。高域が出過ぎかな?

逆なんですよね。高域が十分伸び切っていないと弦はきつく成ります。チェロでさえも・・。
ソプラノの優しさも高域が十分伸びていないと出ません。

スピーカーユニットは十分持っていますので、ツィーターの追加は簡単なんですけど、僕の場合はユニットごとにパワーアンプを必要とします。

実は受けたパワーアンプと同時に僕のシャシも・・。

そんな訳で、今抱えている仕事を終えたら暫くぶりのマイ装置のグレードアップです。
此処5年間でノウハウも凄く増えました。
其れを自分の装置で実戦します。

正直、10Wよ。ご苦労様でした。と言った感じです。




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ここ数日、急に修理品が入って来ます。

僕の場合、修理を優先と決めて有るので、作業中の仕事は完全にストップ。

今回のは・・・・・・・・。


懐かしいプリアンプです。2~3台作ったかなー・・・・。
当時僕のアンプは、でかい重い、って言われていましたので、それじゃ・・・。
と、意地に成って作ったプリアンプです。ペアーのパワーアンプも作りました。
小さいですけど、増幅回路は標準プリアンプと全く同じです。
ECC82を3段使ったイコライザー回路、ECC82が1段のフラット段。
じゃあ、同じ音がしたのかと言われると、丸ッ切り別物。
電源の余裕が違い過ぎました(でもね、此れだって市販のプリから比べたら贅沢な電源を使っていますよ)。

昔、有る名人が言った言葉『良い電源が作れればアンプは80%完成。』を思い出します。
勿論、良い電源とは小手先で誤魔化さない、って事なんですけどね(笑)。

このアンプの製造日は・・・・。



もう23年経っていますので、リコールは無しですよね(笑)。


23年間、一度も故障せず働いていました。

あ、お願いです。
今年は僕の製造能力を超えた受注をしてしまいました。
特にプレーヤー・・・・・・。
ゼロから作る部品ばかりですので、兎に角時間が掛かります。
その様な訳ですので、来年からは年間受注数を制限させて頂きます。

プレーヤー関連パーツ(アーム、プレーヤーキャビ、ターンテーブル関係、ギヤボックス)の年間生産は其々3台までとさせて頂きます。製品の品質を落とさない為の事ですので、ご理解の程宜しくお願いいたします。
オーバー分は翌年に繰越と成ります。

ちなみに、本年の受注は受付終了です。

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アンプの修理、納品も終わり、アームの製作続行です。
先日途中で終わっていた軸受けの製作。
アーム本体はフライス加工。軸受けは旋盤加工。まあ色々と出来ないと・・・・・・。

本日の成果。





勿論今日一日で出来る仕事ではありません。

軸受け本体を切削し、内部に圧入する砲金のスリーブを切削。其れを圧入。
続いてシャフトを切削。

で、シャフトの外径の許容は±5/1000ですので・・・・・・・。
旋盤で削った後に研磨をします(写真は研磨済み)。その研磨で減る分を見込んで旋盤での寸法出しです。

軸受けの基本。ガタ無くスムーズに。
巧く行きました。今夜のお酒は・・・・・・(笑)。


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作ってから20年近く経つアンプが戻って来ました。
製作当時は300Bでしたが5~6年前EL34へ交換。
順調に働いていたのですが『電源ONOFF時にノイズが片chから出る。』
と言う連絡が入りました。

ハハ~~~ン。EL34くさいな。
ピ『左右のEL34を差し替えて見て下さい。』

今度は反対chからノイズが出る。間違いないEL34が犯人。

で、2~3日後交換用のEL34を持って伺ったら・・・・。
『アンプから焦げ臭いにおいが・・・・・・。』

これは拙い。新品の真空管を危ないアンプに挿すと、新品の球をダメにしてしまう恐れが大。

と言う訳で預かって来たのです。



シャシにウレタン塗装を塗っていた気合の入った時代です(笑)。

シャシの裏蓋を外して直ぐに原因判明。
EL34が暴走してカソードに入っているバイアス抵抗とパスコンを破壊したのです。
ヒューズよりも一瞬早く壊れたのですね(ヒューズはスローブローでしたので)。

壊れたパーツ。



ラグ板も交換です。コンデンサーの電解液を被りましたから絶縁不良の恐れが有るんです。

でもこのパーツが壊れたお陰で、大物パーツのトランス類に被害が行かなかったのが幸いです。

人間の体と同じですね。早期発見、早期治療。

パーツを交換して(オットその前にシャシ内の掃除、粉々に成った内部物があちこちにこびり付いていますので・・)新しいEL34を挿して動作チェック。
正常です。整流管もやられませんでした。

また明日から活躍開始です。






写真から判ります様に、カソードへ入れるバイアス抵抗は大型を使いません。
万が一の時のヒューズ代わりと思っての選択です。
これが飛べば真空管の暴走は止まりますので。

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リフター製作と同時進行のトーンアーム。
リフターの動作確認にはどうしても必要。





無垢の角材から削りだすアーム本体。
兎に角神経を使います。可也の経験を積んでいるのに、口笛を吹きながら、なんてトンデモありません。

焦って加工をするとミスが待っています。ジックリジックリと削りますので、この状態にするのに三日間。フーーーー

これから軸受けの切削です。これも誤差範囲が1/100単位なので・・・・・・・。


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今日もリフターの図面を引いています。
書く傍から新しいアイディアが浮かび、図面の書き直し。

先に作った試作品。失敗の原因はフリクションのコントロールが出来なかった。
ワイヤーにはテンションが必要です。
常に、ある力で張っておく必要が有るのですね。

この場合スプリングのお世話に成るのが一番。
で、この強さのコントロールが難しい。
レバーをどの位置でも自由に止めたい。つまりスプリングよりも強いフリクションが必要なのです。

ワイヤーのフリクションを当てにしたら・・・・・・・(見事に撃沈)。
ステンレスワイヤーをテフロンチューブで抑えます。
兎に角フリクションが少ない。
その為レバーから手を離すと、スプリングに負けて、リフターが勝手に動いてしまう。

スプリングの調整では無理、と理解するのに時間は掛かりませんでした。

要は外付けのフリクション装置。大げさな構造ではコストアップになってしまいます。
リフターに高額のプライスを付ける訳にも行きませんし・・・・・。

で・・・・・・・・。
図面を書いている途中にピコン。
ウン、此れなら巧く行くぞ。フリクションの強さを調整出来るし、一定のフリクションを生むから操作感触も良くなるし・・・・・。

気が付けば、なんと言う事のない構造なんですが、悩んでいる時って浮かばないんですよね。
で、今日は開き直ってダラダラと図面を引いていたら・・・・・・・。

一番の難関が解決しそうです。
勿論、其れに使う材料も発注。

でも、リフターにこんなに梃子摺るなんて・・・・・・・・。



あ、その構造ですか?出来上がる迄、企業秘密です(笑)。
本来、バイクに使う部品も注文しちゃいましたし・・。

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アームリフターにピロを使う。まあ滅茶苦茶に贅沢です(趣味の世界は、贅沢を尽くしましょう、笑)。

で、ピロってなんなのよ?
そうですよね、バイクを弄っている人は判っているでしょうけど、オーディオの世界で使っているのを見た事が無い。

そんな訳で軽く説明を・・・。



この様に二個セットで使うのが標準です。この軸受けの取り付けの平面が出ているなら簡単なんですけど、この様に高さが違う場合・・。

写真で判りますよね。ピロの先端穴の取り付け面が曲がっているのを。
この様に相手に合わせて取り付け面が自由に曲がります。
長い距離の面を合わせるのは凄く大変です。ピロを使うとそのズレを吸収してくれるのです。



ピロ同士の接続は雄ネジを切ったロッドで繋ぎます。
この写真の様に普通のネジを使ってはピロの魅力の半分しか使っていません。
片側を逆ネジにするのです。そうすると接続ロッドを回転させる事で、ロッド長が変わるのです。
今回は、ワイヤーの遊び調整が簡単に出来るのです。

そんな訳で・・・・・。



ロッドの片側に逆ネジを切る為のダイス。
更にロックネジにも逆ネジナットが必要です。

今回ロッド長は200mmを越えます。逆に言うとその分ワイヤーが短くなるので、操作感の向上が得られると思っています。





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