バッフルの柱の刻みが終って、バッフル板の塗装に入りたいけど、中々そうも行きません。
オイロダインにツィーターを取り付けるネットワークの製作です。
勿論僕のではなく、お客様用。
僕の周りに有るオイロダインは10セット弱。
皆さん音楽を楽しむのに御活用。
決してオイロダインの音を楽しんでいるのではなく、音楽を楽しんでいます。
音楽鑑賞用と考えると、オイロダインの高域はチョット荒い。
周波数特性的には十分なレンジを確保していますが、質的に問題なのです。
勿論、オイロダインの音が好きと言う理由でオイロダインを愛用しているのでしたら、其の侭の使用が賢明。
もっと音楽を楽しみたい。スピーカーの個性(音の色づけ)を無くしたい。と言うのでしたら、ツィーターの併用は大賛成。
スイープ音を入れて見ると判るのですが、8kHz辺りから音が濁って来ます。
7kHzから良質なツィーターに任せた方が、より音楽を楽しめます。
今回のネットワークもその為の物。
何度も作ったネットワークですので迷いは有りません。
N様。もう少々お待ち下さい。
本当につまらない理由で、停滞していたネットワークの製作。
ラベルも無事に貼り付けられ、配線開始。
2ウェイですので配線は単純。
でも、線材が太いので結構大変です。
使われる方の喜ぶ顔見たさで、頑張っているのかも知れません。
最近伺ったお客様のところへ、プリアンプを貸し出しました。
以前MCトランスも貸し出して、その後購入してもらったお客様です。
納めたトランスの方が、貸し出し用より音が良いので驚いていました。
今回も『貸し出し品より本番の方が音が良いですよ。』って僕が笑って言いましたけど、一度経験されていますから、納得していました。
で、話しながら、何で貸し出し用は音が今一なのか?
自分でも判っているのは、貸し出し用を作る時には今一気合が入らない。
話しながら自分で気づいた。
そうか、出来上がって鳴らすところのイメージが湧かないんだ。結果気合が入らない。
この前作ったEL34アンプは、貸し出し用とは言っても、すぐに持ち込むところが決まっていた。で、イメージも膨らむ。気合が入る。
我が儘なピンキー君です。
昨日は馴染みのお客様来店。
遠くからわざわざ来ていただきました。
目的はネットワークの最終仕様を決める為。
去年のうちに注文は頂いていたのですが、僕が作らなかったので・・・・・。
実は昨年末にコイルの実験をしたかったのです。
今までは空芯コイルのみを推奨していました。
其れまでにコア入りコイルで良い思いをした事が一度も無いのです。
詳しくは http://hayashilab.blog.shinobi.jp/Entry/147/ で。
お客様は今迄の空芯コイルの音に納得はしていますが・・・・・。
其れを作ってすぐ後に『今度のコイルの方が良いですよ。作り変えましょうか。費用は○×△です。』
なんて商売は僕には出来ない。
で、結論が出るまで待ってもらっていたのです。
新しくコイルを作り、僕なりには結論が出ていますが、お客様の反応は判りません。
それで、遠くから来ていただいたのです。
店の音は何度も聞かれているので十分承知しています。
でも、念の為、空芯コイルとコア入りコイルを何度か取り替えての試聴。
結果は僕と同じに成りました。
これで安心してネットワークを作れます。
と言っても今の仕事が片付いてからですから、一ヵ月後かなーー(汗)。
Y様。良い物を作りますので、もう暫らくお待ち下さい。
遠くからわざわざ来ていただきました。
目的はネットワークの最終仕様を決める為。
去年のうちに注文は頂いていたのですが、僕が作らなかったので・・・・・。
実は昨年末にコイルの実験をしたかったのです。
今までは空芯コイルのみを推奨していました。
其れまでにコア入りコイルで良い思いをした事が一度も無いのです。
詳しくは http://hayashilab.blog.shinobi.jp/Entry/147/ で。
お客様は今迄の空芯コイルの音に納得はしていますが・・・・・。
其れを作ってすぐ後に『今度のコイルの方が良いですよ。作り変えましょうか。費用は○×△です。』
なんて商売は僕には出来ない。
で、結論が出るまで待ってもらっていたのです。
新しくコイルを作り、僕なりには結論が出ていますが、お客様の反応は判りません。
それで、遠くから来ていただいたのです。
店の音は何度も聞かれているので十分承知しています。
でも、念の為、空芯コイルとコア入りコイルを何度か取り替えての試聴。
結果は僕と同じに成りました。
これで安心してネットワークを作れます。
と言っても今の仕事が片付いてからですから、一ヵ月後かなーー(汗)。
Y様。良い物を作りますので、もう暫らくお待ち下さい。
コイルが両ch分出来上がりました。
良い意味で辛口の音です。基本的にお酒も音も辛口が好き。レコードに入っている演奏家にとってはいやな装置かも知れません。上手い人は良いのですけど、それほどでもないよ、って人はいっぺんに馬脚を現します。
SP復刻のティボーがこんなに歌っていたなんて今迄気付きませんでした。
今迄空芯空芯って言っていたのが恥ずかしい限りです。最も市販品では納得出来なかったのですから有る意味仕方が無かったのですが。
去年一年と今年に成ってから、大きな変更は何もやっていません。でも、表現力は大きく成長。これだからオーディオは止められなくなってしまいます。
調子に乗って、今拓郎が歌っています。若い頃の方が彼らしくて良いですね。
あの世代を狙った映画が出るそうですが、主人公があの人なのでどうしようかなー(笑)。
確かにこの辺は僕の青春真っ只中。音楽って、夢中で聞いていた時代の自分に一瞬で戻してくれる不思議なタイムマシン。
あの頃、拓郎を歌いながらバイク(W1-SA)で走っていたシーンが、昨日の様に思い出せます。
良い意味で辛口の音です。基本的にお酒も音も辛口が好き。レコードに入っている演奏家にとってはいやな装置かも知れません。上手い人は良いのですけど、それほどでもないよ、って人はいっぺんに馬脚を現します。
SP復刻のティボーがこんなに歌っていたなんて今迄気付きませんでした。
今迄空芯空芯って言っていたのが恥ずかしい限りです。最も市販品では納得出来なかったのですから有る意味仕方が無かったのですが。
去年一年と今年に成ってから、大きな変更は何もやっていません。でも、表現力は大きく成長。これだからオーディオは止められなくなってしまいます。
調子に乗って、今拓郎が歌っています。若い頃の方が彼らしくて良いですね。
あの世代を狙った映画が出るそうですが、主人公があの人なのでどうしようかなー(笑)。
確かにこの辺は僕の青春真っ只中。音楽って、夢中で聞いていた時代の自分に一瞬で戻してくれる不思議なタイムマシン。
あの頃、拓郎を歌いながらバイク(W1-SA)で走っていたシーンが、昨日の様に思い出せます。
とりあえず、片側完成。ウーハーにシリーズに入るコイルです。直流抵抗は極力低くしたい。でも磁気歪はご法度。あちらを立てればこちらが立たず。何事もこの問題をどう片付けるかが腕とセンスの見える所。
今迄は、直流抵抗は有る程度は我慢、磁気歪は絶対に許さない。こんなスタンスでした。
でも、クロスを下げると直流抵抗が無視出来ない量に・・。
こうなると一般にはチャンデバを使ってマルチアンプと言うのが極普通。
でも、このチャンデバ。問題山積。自分でどうやっても良いと思う回路が組めない。勿論市販品の回路は見ています。
一時チャンデバとも考えたんですが、ネットワークで行けるかの実験後に決める事に。
で、その実験台のコイルです。直流抵抗を下げるにはコイルにコアを入れれば簡単ですが、今迄市販のコア入りコイルを散々使って良い結果を得た事が有りません。
中高域に磁気歪特有の付帯音が付きまとうのです。
でも、考えて見ればコストとの戦いのコイル。良質なコアを使っているとは考えられません。
自分成りに磁気歪が最小な磁気材料を使ってコア入りコイルを作ってみよう。
その答えがこのコイル。
片chだけ完成。
とりあえず交換。『この試聴で、結果が悪かったらもう一個作るの気合が入んないなー・・。』
モノラルレコードを選んでターンテーブルに乗せる。
プリにバランスVRが無いので、パワーアンプのSWで片chずつ試聴。
コア入りコイルの方が低域のボン付きが無い。この辺は予想通り。
問題は中高域の付帯音。
態と意地悪なレコードを選んでターンテーブルへ・・・・。
有りません。付帯音のふの字も。
低域が良い意味で締まったので、ベースの音階が更に明瞭に。
こりゃーがんばってもう一個を早く作らねば。
直径100mm強のジュラコンの丸棒。エンプラの代表格です。プラモデルの歯車にも使われる丈夫な材料です。
今迄の空芯コイルの巻き枠は何度も使用しています。でも今回はコイル毎に巻き枠は作りますので、その手数も大変。
良い音を欲しいのでしたら、手間隙を惜しんでは駄目です。昔有る人が言っていました。『旨い物が食べたいなら手間隙は惜しんでは駄目。』
インスタント食品に群がる最近の奥様方に聞かせたい言葉です。
とりあえず、外寸の切削は終りました。今迄、この様な形状の物を作った事が無いので、手順から手探りです。
旋盤作業で大切なのは一度咥えた切削物は離さない。と言うのが有ります。咥え直すと必ず寸法が狂うのです。
でも、今回はそうも言って入られません。この状態から一度外し、コイルの線の出る穴を開ける様なのです。
咥え直しの精度のダウンを少しでも少なくする為、チャックに咥えてある方も一度旋盤でひいて真円を出して有ります(市販の材料の丸棒は真円には程遠い形状なのです)。
端面の線はコイルの線を出す穴を開ける位置出しの線です。一度旋盤から外し、フライスで穴を開けて有ります。
その後、旋盤に咥えなおし、中心にコアの入る穴を開けます。
入れたコアがガタガタでは笑われ者。昔旋盤の大先輩に言われました。『穴あけをなめるなよ。』穴の中は切削中に目で確認出来ません。更に穴が深いとバイトのホルダーも長く出します。ホルダーの逃げも考えなければいけないのです。
無事にコアも挿入出来ました。でも失敗。コアの中心に小さな貫通穴を開けておくべきでした。
キッチリですから内部の空気が逃げない。コイルで締め上げる事を計算に入れて若干緩めでしたから入りましたが、キッチリでしたら絶対に挿入不能。
空気の抜けるのを待ちながらの挿入でしたから、1分以上掛かってしまいました。
遂に巻き始め。これから先は今迄と同じ。
詳しくは下記のURLで。
http://hayashilab.syuriken.jp/aunetwork20.htm
問題はコイルの容量。鉄心入りでのデーターが無いのです。
どのくらい巻くとどんな容量に成るのか、まったく不明。
巻きながら、テスターで管理しながらに成りそうです。
今日中には1個出来るかな?
アンプの製作はシャシをアルマイト加工に出したので小休止。他の仕事も材料の入荷待ちでストップ。
ホンジャと始めたのが純鉄丸棒の切断。もうチョイ慎重に太さを頼めばよかった(汗)。
旋盤のメインシャフトは中空構造。長尺の材料を咥える為です。で、僕の旋盤の内径は31Φ。今回買った材料は32Φ・・・・・・・・・。
長尺の侭では旋盤に咥えられない。で、シャフトの中にくぐらせなくてもチャックに咥えられるサイズに切断をしなければ・・・・・・。
長年使っている旋盤なのにシャフトの内径を知らなかったと言うお粗末ぶりです。
全てを金鋸で切るのは大変。でベビーグラインダーで、刃が届く所まで切断。残りの細くなった部分だけ金鋸で切る事に。
グラインダーで此処まで切断出来ました。
切断完了。純鉄を使うのは初めてです。軟らかいとは聞いていましたが、此処までとは・・・・・。
アルミの6000番の方がよほど硬い。金鋸で全部切っても大した苦労はしなさそう。
切断の終った材料を旋盤に咥えました。粘っこくて苦労するよ。と旋盤の先輩に言われていましたので、チョット心配。
無事完成。軟らかくて粘っこいんだから、鉄用の刃じゃなくてアルミ用の方が良いんじゃないかの見当は見事に正解。
サクサクと削れて良い感じ。
でも、軟らかいんですねー。どんなに丁寧に削っても表面には艶が出ません。硬い材料ほど艶は出ます。
純鉄は基本的に錆び難いのと、メッキ材料の磁気特性を考えてメッキ処理は無し。
さて、コイルの枠の製作に入るかな。
今年最後の仕事と思っていたコイル巻き。でも世の中甘くはない。そんなに早く休みが取れる筈は無し。
何か長いアルミのアングルをフライスにセットし、始まり始まり。
あんなに長い材料を使う商品は有りません(笑)。金ノコで切断です。
55mmの長さを2個。
切断の終わった材料。何が出来上がるんでしょうね。
金ノコで切った侭では切断面がギザギザ。こんなのを使うと手の怪我が絶えません。
フライス盤はえらい。あっと言う間に汚い面がすっかり綺麗に。
広い面に9mmの穴をあけます。ドリルよりも穴の内面が綺麗に仕上がるエンドミル加工。見えなくなってしまうのに、拘りです(笑)。
狭い面には3,25mmの穴を。流石に此処はドリル加工。
出来上がった、L型ステー2個。厚みは3mm。
この状態で、お客様に渡します。この先はご本人が作業をするそうです。
使い道はアッテネーターの取り付けステー。メーカーではエンクロージャーへの取り付けが前提の様で、僕の様にネットワークを作る場合は考慮に入っていない様です。
このアッテネーター。メーカーから発売されているのは8Ω仕様だけですが、チョット知恵を働かせれば4Ωも16Ωも作れます。
対入力の高い方は、2連で入力を稼いでいます。これは16Ωを2個パラって稼いでいますので、片側だけを使えば16Ωとして使えます。
また、二連もばらせますので、二連のシャフトを使い8Ωを二連にすれば4Ωのアッテネーターが作れます。
アッテネーターは無いほうが音は間違いなく良くなります。でも、バランスは取れません。
僕はバランス重視ですのでアッテネーターは外せません。