今年最後の仕事と思っていたコイル巻き。でも世の中甘くはない。そんなに早く休みが取れる筈は無し。
何か長いアルミのアングルをフライスにセットし、始まり始まり。
あんなに長い材料を使う商品は有りません(笑)。金ノコで切断です。
55mmの長さを2個。
切断の終わった材料。何が出来上がるんでしょうね。
金ノコで切った侭では切断面がギザギザ。こんなのを使うと手の怪我が絶えません。
フライス盤はえらい。あっと言う間に汚い面がすっかり綺麗に。
広い面に9mmの穴をあけます。ドリルよりも穴の内面が綺麗に仕上がるエンドミル加工。見えなくなってしまうのに、拘りです(笑)。
狭い面には3,25mmの穴を。流石に此処はドリル加工。
出来上がった、L型ステー2個。厚みは3mm。
この状態で、お客様に渡します。この先はご本人が作業をするそうです。
使い道はアッテネーターの取り付けステー。メーカーではエンクロージャーへの取り付けが前提の様で、僕の様にネットワークを作る場合は考慮に入っていない様です。
このアッテネーター。メーカーから発売されているのは8Ω仕様だけですが、チョット知恵を働かせれば4Ωも16Ωも作れます。
対入力の高い方は、2連で入力を稼いでいます。これは16Ωを2個パラって稼いでいますので、片側だけを使えば16Ωとして使えます。
また、二連もばらせますので、二連のシャフトを使い8Ωを二連にすれば4Ωのアッテネーターが作れます。
アッテネーターは無いほうが音は間違いなく良くなります。でも、バランスは取れません。
僕はバランス重視ですのでアッテネーターは外せません。
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