新年最初の仕事です。
と言っても威張れません。昨年からの年越し仕事。
昨年のBLOGにも書きましたが、モーターに使えるオイルレスメタルの入手が難しくなりました。
テフロンで作ってみたのですが、長期の使用でNG。
磨耗は無いのですが座屈してしまうのです。結果クリアランスが広がり過ぎカタカタ音が・・・。
ナンセシャフト側の外形は決まっていますので、こちらでの調整は、精々百分の数ミリ細くするのが精一杯。
市販の軸受けを、かなりの数量購入しましたが、皆クリアランスが広過ぎてNG。
そんな時、付き合いの有る旋盤屋さんの社長から面白し材料の存在を聞きました。
材質はジュラコン。エンプラの代表格。歯車にも使える材料です。軸受けへの採用も考えたのですが、無潤滑での長期使用を考えると難しいかな?
で、今回の材料(写真の丸棒)。ジュラコンにカーボンを散りばめ其処にオイルを吸い込ませていると言う代物です。
要はジュラコンで作ったオイルレスメタル。
コレは期待いっぱい。
昨年の秋に作ったプレーヤーに早速採用。
初めての材料なので、クリアランスの取り方が判らない。
で、初期磨耗を考えてチョットタイト気味に作りました。
コレが減らない。
結果、モーター音が消えきらない。
今度はクリアランスを2/100広く作りました。
早速、試運転。昨年作った物より静かに回っています。
この状態で2~3日回し、その後店のターンテーブルで更に数日。
実験結果で、昨年作ったプレーヤーのモーターをリコール交換です。
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