上の二つの写真。
上は10Wに換えた直後。
下は今現在の様子。
違いが判るでしょうか?写真の下手はご勘弁。
僕が見比べても判んない(汗)。
と言う事で、写真を一生懸命に比べるのは止めましょう。
まあ、しいて見比べるとチョイ違うのですが・・・・・・。
話は基本の話です。メンドイ事は嫌いと言う方はこの先は読まないで下さい。
10W一発でナンデと言う再生音を手にしたピンキー君。単純に喜んではいませんよー。此処で喜んだら先へは進めません。音が良く成ったからなんでかは判らないけど良かった。
一般の(アマチュアの)方は此れで良いのですが、僕の場合はお客様にフィードバックしないと拙い。
フィードバックするには正しい理論付けが必須。
10Wに交換してからの毎日。実験の日々です。仮説で終えちゃいけません。正しい(現時点で)理論正立。逃げちゃいけないんですね。
で、リスニングポイントを色々と変えて見ました。
結果は今更なんですが高域の指向性が鋭い。
つまりユニット正面じゃないと高域成分が減少しちゃうんです。
上の写真の正解は元はバッフルが平行に置かれ、下は若干内向きに置かれているのです。
高域をキッチリ聞く為には必要です。勿論ユニットの高域の指向性がブロードならこんな小細工は必要ないんです。
じゃあ、なんでフルレンジは高域の指向性が鋭くなるのか?
此処を読んでいる人ならこの位知ってますよね。
書くと長くなるので割愛。
知らない人は専門書で勉強して下さい。
その程度の勉強をおっくうがるのは良い音を欲しくないんですよね(強気、笑)。
で、高域の指向性が鋭い。
と言う事は高域まで10Wのコーン紙はピストンモーション(それに近い)をしていると言う事なんですね。
たとえばパンケーキ。コーン紙の途中と中心ドームの外側にコルゲーションが有ります。
積極的に分割振動をさせてメカニカル3ウェイを構成しています。
つまり高域に成ると振動板の面積が小さく成るのです。
この場合高域での機械インピーダンスは上昇しませんから、電気的なインピーダンス上昇も抑えられます。
対して10W。真っ正直に高域までコーン紙全体で再生。
こう成ると高域での機械インピーダンスの上昇は半端ではなく、結果電気インピーダンスも上昇を・・・・。
この常識はずれ(真っ正直に攻めるとこうなる、メカニカル3ウェイなんて逃げですし)のインピーダンス上昇を屁ともしないで駆動できるアンプ。
マルチスピーカーシステムですとアンプが何台も必要に成り、コスト配分を気にします。
単chで良いと成ると、片chアンプは一台。
無茶苦茶な贅沢が出来るのですね。
今の僕の気持ちはワクワク。
コストなんか気にしない(大きさも気にしない)パワーアンプを作っちまおう。
10Wの為に・・・・・・・・・。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック