暫らく振りにQRKの修理です。そう、整備ではなく修理。
QRKはモーターの振動を伝えない為に、モーターボードを3個のゴムクッションでフローティングしています。
このゴムが持たないんですね。
見事に2箇所がちぎれて・・・・・・・・・・。
此処のゴム。理想的には3年で交換。持たせても5年。
もう純正のクッションは入手できませんので、此処の部分の対策品を僕の所で作っています。
この個体、もっと早く持って来てくれていれば・・・・・・・・。
クッションがへたった状態で使うと、アイドラーが段付き磨耗をしてしまうんですね。
この場合、アイドラーの交換しか有りません。
製造が中止されてから20年以上経っていますし、輸入元も閉鎖されました。
製造中止の時点で、パーツのストックを図った(僕の店の器ですから、大量購入は資金の点で無理)のですが、流石に底をつきました。
アイドラーを作ってくれる所も無くなりました。
最後の手持ちのアイドラーを使って修理します。
今後のアイドラー交換は出来ません。
まだ、ゴムクッションを対策品に換えていない方は、至急の交換をお勧めします。
アイドラーが段付き磨耗しますと、修理不能に成りますので・・。
機械(アンプも含む)を長持ちさせたいのなら、壊れてからの修理では遅いんですね。
壊れる前のメンテナンスが長持ちさせる唯一の方法です。
只、僕の方からは声掛けいたしません。
商売って思われるのがイヤなんです。
お得意様のメンテ状態はカルテが有るので判っています。
気になったら、声を掛けてください。
必要か、まだ大丈夫かその場で返事が出来ますので。
追記です。
アンプの場合、製造後20年経ったら真空管ソケットは全交換をお勧めします。
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