10日ほど前に完成したEL34三結シングルアンプ。
困った事に、僕の所にはマルチ駆動を前提にセッティングしたオイロダインしかない。
つまり、新しいアンプの試聴が出来ないのです(大汗)。
その辺の事情を知っている常連は『どうするんだろう、10Wでも鳴らすのかな?』
ウーン、まあ出来なくも無いが10Wは15Ω。今回組んだアンプは4Ωでマッチングが取れるように組んで有る。
要は僕の所でどんなに良く鳴っても、お客様の所で鳴らなきゃ全然意味が無い。
と言う事で(本心は単に面倒だったりして、汗)、ぶっつけ本番での音出しです。
アンプと一緒に写っているのはオーナー・・。
(の飼い犬です、ハハ)。
この家はマルチアンプで鳴らされている。
ミッドバスのユニットが4オームなので、其れに合わせて作ったと言うのが本当のところ。
さて、音出しです。
ジャズファンのオーナー。
早速愛聴盤に針を降ろす。
ナンセ新品のアンプです。今迄サインウェーブの信号しか入れられた経験の無いアンプです。
初めて音楽信号を入れられてさてどうなるか?
いたって普通に鳴り出しました。
僕はニヤッ。
その後ミッドバスを元のアンプに戻し、中高域のホーンシステムに繋ぐ。
此方は16Ω何だけど、能率が高いから平気な筈。
ハハハ、中高域は良くなったけど、ベースが鈍った。
こりゃ、このアンプが2台必要。
『次のアンプを作るのに何日掛かる?』
ピ『三週間下さい。』
引き上げる時、シッカリと『三週間だよね。』ってプレッシャーを掛けられての帰還でした。
勿論、アンプは其の侭其処でがんばっています。
でも、面白いですね。僕のアンプ、何も細工は一切無し。今迄のアンプの方がはるかに凝った回路。
僕の持論、良い音で聞きたければ何もしない事。
その考えで30年以上アンプを弄っています。
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