平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
昨日は発注したアルミ材の購入。
購入先まで40km強(笑)。

行きは高速を使い、帰りは生活用品の(あ、勿論アルコールも含む、笑)買出しなんかをします。
なにしろ、一番利用しているスーパーまで20kmを超えるんです。

何かの用事で出かける時は、他の用事も同時にこなす。
田舎暮らしの必須条件。

そんな訳で、昨日は出かけだけで1日が終わり、走行距離は100km。
でも、今月はまだ一度もガス補給無し(先月30日の給油が最後)。
まだ3/4近く残っている。
地球に優しい車利用です。

で、昨日購入して来たアルミ材。



5052です。この様な感じでPPバンドで固定されています。
定尺は1000×2000。
専用の切断機が無いと、欲しい寸法を切り出すのは無理。

そんな訳で、材料屋さんに欲しい寸法をFAXで送り、取りに行く日迄に切り出して貰うのです。



PPバンドを外して、材料を確認(以前間違った寸法で慌てた事が有りましたから、笑)。
今回はバッチリ(過去20年以上の付き合いで、間違えられたのは2回ですので・・)。
サイズは、大きな板が5×450×320+。次の板が10×450×80+。更に10×300×80+。10×110×80+。
全て2枚ずつ。最初の数字は板厚。この世界での注文の仕方は最初に板厚を記入。その後に切り出すサイズを書きます。



この材料の切断面。
高速回転する丸鋸で切断するのですから、切断面は無茶汚いのです。

この面を、僕がフライス盤で綺麗に仕上げます。
其の為に、全ての切り出しサイズが+なんですね。
厳密に言うと、直角も出ていません。

僕の作るシャシは、直角が正確に出ていないと商品に成りません。
で、外注に出すとこの辺が・・・・・(出せる工場は値段も高い)。
しかも1個物ですから自分で作らないと無理なのです。

仕上げ後の寸法誤差も1/100mm台です(3/100以下に収まっています)。

あ、この精度。自慢出来る精度では有りません。僕の持っている機械で、普通の加工では此れが限界なのです(もっと詰めろと言われたらやりますけど、価格はとんでもなくなるので・・)



以前、ある会社の社長さん。僕の作るシャシが気に入った。値段で折り合いが付かず、ご自身の知り合いの工場へ発注。
出来上がったシャシ。組み合わせ目から光が漏れると言う・・・・・(笑)。

一般の方は知らないと思いますが、精度を一桁上げるとコストは無茶上がります。
ナニナニの新素材を採用。なんて、精度を上げるコストと比べたらどうでも良い範囲です。
でもキャッチフレーズには、新素材の方が受けが良く、精度を高めましたなんて相手にされない(玄人には理解されます)。
で、世の中。玄人と素人の人口の差・・。
判りますよね。玄人なんてホンの一握り。で大量に売ろうとしたら素人を相手にする。
結果、素人受けのセールストーク。

そんな機械が嫌いなので・・・・・・。

あ、ネットで知ったかぶりの人達も、玄人とは程遠いかと・・・。

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