平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
ウーーーーン。またもや不調・・・・。
一ヶ月程前に、真空管へシールドをしました。
其の様子です。




フォノイコライザー初段管はECC82。コイツにだけニッケルフェルトを巻きつけ、アースへ落とします。
2,3段目のECC99は扱う信号が大きいですので、上部へ銅版(と言っても極薄)の屋根を設置。
99の放熱の為に、真上に小穴を開けています。

ずっと好調だったのですが、段々右chだけノイズが増えて来た。
更にシャシを叩くとスピーカーから其の音がする。
叩くと音が・・・・・。の場合は真空管不良が殆どです。
勿論これも右chだけ。
只、SWオン後数分で治るので、様子見をしていたんですね。
ところが数分が10数分になり、最後は治らなくなった。

そんな訳でアンプを下ろし、どの球なんだよ?となった写真です。


ラックからおろし、右chだけ電源に繋ぎ、パワーアンプと接続。
パワーも含めアンプの電源をオン。

手で軽く真空管に触れると、2段目の真空管が異常に反応。
コイツか・・・・・・・。
真空管を交換したらケロッと治った。で・・・・・・・・。

最初に僕を梃子摺らせたのも此の2段目。
散々の苦労で此の真空管の不良に気付いた。
一ヶ月程度の使用で、またもや段々と不調。
其の時も2段目。
この時には用心で真空管ソケットを交換。
電流値なども徹底的に測定。
其の時に序にシールド作業をしたのです。

また一ヶ月程度の使用で2段目の不調。
右chの2段目は呪われているのか・・・・?

こうも続くと単なる真空管の不良と言い切れないんですね。
どこかのパーツの不良で、時々異常電流を流してしまう?

此の時々と言うのが修理屋泣かせ。
見込み修理でパーツを交換するしかないのです。
でもイコライザー部分。完全に組み直しているし・・・・・・。

とりあえず治ったので、当分様子見です。



お客様に渡したアンプでなくて良かったー・・・・。

何台もアンプを組むと、本当に偶にこんな事が起きます。
正しい原因を掴みませんと、永年不調に悩まされます。
正しい原因を掴むにも測定が一番の近道です。
偶々3本続けて99の不良に当った。と考えるほどお人好しでは有りませんし・・。

拍手[3回]


コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック