いよいよ、ギヤボックス本体の組み立てです。
勿論、昨日の内に穴外周の面取り、パーツクリーナーでの洗浄は済ませて有ります。
まず最初は軸受け4個の圧入。
これが愛用の軸受け。僕が旋盤で挽いた物で無く、規格品です。未だ摩耗したものはゼロなんですけど、一応消耗品(ウーーーン、一生使えそうな・・)。僕に何か有った時にも、規格品ですので購入が出来ます。
そんな訳で、此れからの購入される方にはこの辺のパーツリストを作ろうかと・・・。
材質は企業秘密(笑)。いえね、これを見つけるまでの苦労と言ったら・・・。
基本、無潤滑で使える軸受けです。それをオイルに浸して使っていますので・・(勿論耐油性はバッチリ)。
さて圧入と簡単に言いますが、外からの圧入なら簡単。穴の内側からの圧入なんですね(貴方なーらどうする?って歌が有りましたけど・・)。
きっちりと圧入されています。ネタをバラしますと・・・。
クニペックスの特殊プライヤー。こんな工具を持っているのも、バイク弄りの賜物。
こいつの特徴は・・・。
歯を開いた時と閉じた時が平行移動。普通のペンチやプライヤーを考えて下さい。
軸を中心に回転移動です。つまり両方の歯が平行に成るのは閉じた時だけ(プライヤーは2か所平行に成りますが、どの位置でも平行は無理)。
しかも、最大45mm迄開きます。
これで穴の内側と外側をくわえる様に挟み圧入するのですね。
慣れると簡単で、本当に面白いくらいピタッと圧入が出来ます。
軸受けの圧入が済んだら、次はオイルシールの圧入。こいつを使わないとオイルがダダ漏れ。
外形22mm、内径8mm、厚み7mmと言う標準サイズ。
後々のメンテを考えると、消耗品には特注品は使えません。
で、普通のオイルシールは真っ黒。こいつは若干の飴色。
黒いのはゴム製。こいつはゴムはゴムでもシリコンゴム。
僕の最終ギヤボックスは、モーターが初期型よりも2ランク小さく成っています。
これが最終型が静かに成った一番の理由なんですね。
で、なぜ小型化出来たか?
ギヤボックスのフリクションロスを減らしたのですね。
その立役者がこのシール。通常のシールよりもフリクションが少ないのです(その代わり高価)。
シールの内側。リップをスプリングで締め上げ、オイルリークを防いでいます。このスプリングを取っちゃえば、更にフリクションは減りますが、オイルリークが防げません。
外側から穴の内側を見ると、ダブルリップ構造です。オイルリークは内側のリップで防ぎ、外側のリップはごみの侵入を防ぎます。
で、問題。内側のリップは内部のオイルで潤滑されますが、外側のリップは無潤滑。フリクションの点でも、摩耗の点でも好ましくありません。
そんな訳で・・・・・・・。
両側のリップの間にグリスを塗り込みます。
僕はチョイ特殊なグリスを使っていますが、一般にはシリコングリスをお勧めします。
塗り終わったオイルシール。
さて、最終のオイルシール圧入(昔散々バイク弄りをしていて良かったーと思う瞬間です、笑)。
簡単に圧入と言いますが、ゴム製品ですので無理は禁物。本当なら専用工具を使いますが、結構高価。
で、昔散々やったよね。と言う変な自信からハンマーで打ち込むと言う荒業で・・・・。
ハイ、勿論オイルシールを直接ハンマーで叩くと言うのはやりません。
まず、シールの外寸よりもチョイ小さめのボックスの駒を用意します。
こんな感じですね。で、絶対に必要なのが、打ち込む穴の内側とオイルシールの外側へのグリス塗布。
これを忘れるとオーマイゴット。
あ、この方法は慣れていない方にはお勧めしません。専用工具を買いましょう。
今回使った駒は・・・・。
スナップオンの16mmと言う駒(笑)。普通16mmなんて有りませんよね。
スナップオンの駒セットは、何と8mmから19mm迄1mm刻みで有るのです。
そんな訳で一度も使った事のない駒が・・・・・・。
こんな使い方を想定しているんですかねー・・・・・。
で、こいつの写真は外せない。
打ち込みに使ったハンマー。
写真でも判ります様に、可成りの年季が入っています。
なんと45年間愛用(24歳の時に買いました)。当時の僕では工具選びもダメでしたけど、こいつを選んだのは本当にまぐれ。
柄の太さ、形状、ヘッドとの重量バランス。僕にとっては最高のハンマーなんです。
兎に角こいつじゃないとオイルシールを打ち込む気には成れません。
そんな訳で、絶対に他人には使わせません。
未だにヘッドと柄との間の結合もガッチリ(一度も調整してません)。
完全に僕の腕の一部に成っています。
さ、次はシャフトの組み込みです。
勿論、昨日の内に穴外周の面取り、パーツクリーナーでの洗浄は済ませて有ります。
まず最初は軸受け4個の圧入。
これが愛用の軸受け。僕が旋盤で挽いた物で無く、規格品です。未だ摩耗したものはゼロなんですけど、一応消耗品(ウーーーン、一生使えそうな・・)。僕に何か有った時にも、規格品ですので購入が出来ます。
そんな訳で、此れからの購入される方にはこの辺のパーツリストを作ろうかと・・・。
材質は企業秘密(笑)。いえね、これを見つけるまでの苦労と言ったら・・・。
基本、無潤滑で使える軸受けです。それをオイルに浸して使っていますので・・(勿論耐油性はバッチリ)。
さて圧入と簡単に言いますが、外からの圧入なら簡単。穴の内側からの圧入なんですね(貴方なーらどうする?って歌が有りましたけど・・)。
きっちりと圧入されています。ネタをバラしますと・・・。
クニペックスの特殊プライヤー。こんな工具を持っているのも、バイク弄りの賜物。
こいつの特徴は・・・。
歯を開いた時と閉じた時が平行移動。普通のペンチやプライヤーを考えて下さい。
軸を中心に回転移動です。つまり両方の歯が平行に成るのは閉じた時だけ(プライヤーは2か所平行に成りますが、どの位置でも平行は無理)。
しかも、最大45mm迄開きます。
これで穴の内側と外側をくわえる様に挟み圧入するのですね。
慣れると簡単で、本当に面白いくらいピタッと圧入が出来ます。
軸受けの圧入が済んだら、次はオイルシールの圧入。こいつを使わないとオイルがダダ漏れ。
外形22mm、内径8mm、厚み7mmと言う標準サイズ。
後々のメンテを考えると、消耗品には特注品は使えません。
で、普通のオイルシールは真っ黒。こいつは若干の飴色。
黒いのはゴム製。こいつはゴムはゴムでもシリコンゴム。
僕の最終ギヤボックスは、モーターが初期型よりも2ランク小さく成っています。
これが最終型が静かに成った一番の理由なんですね。
で、なぜ小型化出来たか?
ギヤボックスのフリクションロスを減らしたのですね。
その立役者がこのシール。通常のシールよりもフリクションが少ないのです(その代わり高価)。
シールの内側。リップをスプリングで締め上げ、オイルリークを防いでいます。このスプリングを取っちゃえば、更にフリクションは減りますが、オイルリークが防げません。
外側から穴の内側を見ると、ダブルリップ構造です。オイルリークは内側のリップで防ぎ、外側のリップはごみの侵入を防ぎます。
で、問題。内側のリップは内部のオイルで潤滑されますが、外側のリップは無潤滑。フリクションの点でも、摩耗の点でも好ましくありません。
そんな訳で・・・・・・・。
両側のリップの間にグリスを塗り込みます。
僕はチョイ特殊なグリスを使っていますが、一般にはシリコングリスをお勧めします。
塗り終わったオイルシール。
さて、最終のオイルシール圧入(昔散々バイク弄りをしていて良かったーと思う瞬間です、笑)。
簡単に圧入と言いますが、ゴム製品ですので無理は禁物。本当なら専用工具を使いますが、結構高価。
で、昔散々やったよね。と言う変な自信からハンマーで打ち込むと言う荒業で・・・・。
ハイ、勿論オイルシールを直接ハンマーで叩くと言うのはやりません。
まず、シールの外寸よりもチョイ小さめのボックスの駒を用意します。
こんな感じですね。で、絶対に必要なのが、打ち込む穴の内側とオイルシールの外側へのグリス塗布。
これを忘れるとオーマイゴット。
あ、この方法は慣れていない方にはお勧めしません。専用工具を買いましょう。
今回使った駒は・・・・。
スナップオンの16mmと言う駒(笑)。普通16mmなんて有りませんよね。
スナップオンの駒セットは、何と8mmから19mm迄1mm刻みで有るのです。
そんな訳で一度も使った事のない駒が・・・・・・。
こんな使い方を想定しているんですかねー・・・・・。
で、こいつの写真は外せない。
打ち込みに使ったハンマー。
写真でも判ります様に、可成りの年季が入っています。
なんと45年間愛用(24歳の時に買いました)。当時の僕では工具選びもダメでしたけど、こいつを選んだのは本当にまぐれ。
柄の太さ、形状、ヘッドとの重量バランス。僕にとっては最高のハンマーなんです。
兎に角こいつじゃないとオイルシールを打ち込む気には成れません。
そんな訳で、絶対に他人には使わせません。
未だにヘッドと柄との間の結合もガッチリ(一度も調整してません)。
完全に僕の腕の一部に成っています。
さ、次はシャフトの組み込みです。
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