僕の作っているアンプの電源ケーブルはスタッカード接続です。スタッカードとは4芯の線材を使い、斜め向かい同士の線を繋ぎペアとして使います。
こうする事によるメリットは直流抵抗が1/2。最も2芯と比べて同じ太さを4芯にしなければ意味が無いですが。
もうひとつのメリット(これが狙い)。線の向かい合っている面積が増えるので線間容量が増え、コンデンサーを形成。結果、簡易ノイズフィルターとして働く事です。(注1)
実際に使ってみますと、単に線を太くしただけでは有り得ない音質の改善が認められます。
問題はコネクター。4芯の太目の配線を巧く接続出来る物は中々有りません。
やっと見つけたメタルコンセント。若干配線の外皮を抑える部分が狭くて入りません。じゃー・・、と言う事でメタコンの押さえの部分をエンドミルで広げて使います。ほんの小さな事ですが、見た目を綺麗にするには中々気を使います。
注1)線間容量を持つと言う事は、簡易ハイカットフィルターになってしまいますので、音声回路への使用はお勧めしません。
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