発売以来、大好評のギヤボックス。
店の中では、納品待ちのギヤボックスがエージング運転をしています。
で、早々とバージョンアップ。
写真を見て、以前のプーリーと形が変わっているのに気付いた方はエライ。
減速ギヤにウォームを使用しているのは、以前アップしたとおりです。
ウォームギヤの特徴として、動力の伝達が一方通行。
モーター側からは伝えられますが、ターンテーブル側からは伝えられません。
普通に動作している時には、問題有りませんが、モーター電源を切った瞬間、モーターは直ぐに停止。
ところが、ターンテーブルは慣性で廻ろうとします。
ギヤボックス側のプーリーは止まっているのに、ターンテーブルは廻っている。
つまり糸とプーリーの間でスリップをしているのです。
糸とプーリーの寿命の点でチョイ問題。
特に、レコードをのせる度に、ターンテーブルを止める人は大変。
で、今回のバージョンアップなのです。
プーリー中心を見て下さい。銅色の部品に気付く筈。
実はクラッチを仕込んだのです。
廻る時にはシッカリと固定。モーター電源を切るとクラッチが切れ、ターンテーブルの回転を妨げません。
動画でアップすればよく判ると思うのですが、やり方を知りませんし・・(汗)。
SWを切った瞬間は結構面白い。
スケルトンなので、内部のギヤが良く見えます。
SWを切ると、ギヤは直ぐに止まるのに、プーリーとターンテーブルは中々止まりません。
音には関係ないのですが、チョット拘って見たかったのです。
ギヤボックスのこの仕様は、若干の値上げに成りますが、今迄にお買い上げいただいたお客様で、バージョンアップをご希望される方には、差額だけでのバージョンアップをいたします。
またこの仕様は、プーリーの取り外しに工具が一切要りません。
45回転も欲しい方は、プーリー交換で簡単に出来る様に成りました。
気軽に、お問い合わせ下さい。
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