平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
只今パネルの色で困っています。塗装なら簡単なのですがアルマイトはやって見ないと判らない世界でして・・・・・・。

8種類試作をして貰ったんだけど今一僕の希望の色が出来ていない。そんな訳で更に4種類の追加です。

狙っているのは深いグリーン。
なぜグリーンなのかは・・・・・・。

プリアンプのHL-Ⅱ(僕の機械で型番が有るのは非常に珍しく・・汗)。
最初に出来上がったのは37年前です。
当時は工作機械が無かったので、板金屋さんに作って貰いました。10セットシャシを作り、それが売り切って、もう一度手直しをしたシャシを板金屋さんに10セット。

その20セットが売り切れる寸前にフライス盤が導入されたのです。
当時からシャシの重要性は理解していましたので、早速プリアンプのシャシを新規に設計。
今現在のプリアンプの原型です。

パネルの色をどうしよう・・?
理由はナイショなんですけど、深いグリーンに塗りました。2液性のウレタン塗料です。アルミへの塗装は難しいんですね。下塗りにアルミ用の2液性ウレタンプラサフを2~3回塗り、その上にグリーンを5~6回。
表面を目の細かいサンドペーパー、粒度の違うコンパウンドで研磨。研磨だけで丸1日掛かりました。
要は、僕用に作っていたのです。

それを見たお馴染みさん。『これからはこの色を標準色にしようよ。』

アノネー、この塗装、ものすごく大変なんだよ・・・・。
でも、押し切られて標準色に・・。
その後、パワーアンプにも同じ塗装を・・・・・・・・。

今でも当時のアンプが持ち込まれます。皆さん大切に使ってくれています。
只、塗装の欠点。パネルの角が欠け落ちるんですね(何かにぶつけたかと)。

余りにも手が掛かる塗装でしたので、途中からアルマイト処理に切り替えました。
勿論グリーンには出来なく・・。

此処へ引っ越した時に、まず彫刻屋さんを探しました。
で、その彫刻屋さんに紹介されたのが今のアルマイト屋さんなのです。

もう一度、あの時のグリーンを復活させたいな(アルマイトで)。
その様な経緯で40thアンプのパネルの色はグリーンに決まったのです。
40thの色はゴールド(チョイ派手ですけど記念モデルですので)。
更に贅沢に、OPTのカバーも作って同じグリーンにするつもりです。

まだ、ツマミの色等が決まっていません(ゴールドにしちゃおうかな、笑)。
でも、こんな事を考えている時って楽しいですよネ。
トランスケースにも40thを入れちゃおうかなー・・・・。


エーーーー、最初に使ったグリーンの塗料。なぜこれを選んだのか・・?
ゲロしちゃいますね。当時の僕はBMWのレストア中。
BMWって渋い大人のバイク。と言うイメージが出来上がっていました。
反骨精神のでっかいピンキー君は『ならば、銀座のブティックのショーウィンドーに飾って、ギャルにカワイイーと言われるBMを作っちゃえ。』
そんな訳でピンクを主体のBMWにしてしまったのですね。
そう成ると表面がざらざらの黒フレームは似合わない。
で、選んだのが深いグリーンだったのです。

その色が気に入ったピンキー君は、自分用のプリアンプも同じグリーンに塗ってしまった。
興味のある方はHPに載っていますので、覗いて見て下さい。

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