アーム製作で一番気を使う仕事に掛かりました。
何度やっても緊張します。
焼き嵌め。ご存知でしょうか?
穴の中に違う材料を入れ固定する。
方法は色々有ります。最近は接着剤と言う便利な物も有りますし。
でも、僕の拘っている接合方法。
焼き嵌め。
理屈は簡単です。熱膨張を利用するのです。
穴の材料は高温に熱し、内部に入れる材料は低温にします。
コレがこれから焼き嵌めをするアームベース。
大きな方はアルミで出来ています。穴径は14mmピッタリ。1/100の誤差も問題に成ります。
穴径は精密リーマ仕上げ。
内側に入れる筒状の物は砲金製。この外径14.02mm。
旋盤で此処まで詰めるのは至難の業。
旋盤では2/100~4/100太めに削り、サンドペーパーで仕上げるのです。
サンドペーパーと言いましても1500番と言う細かな物。
つまり穴径よりも砲金の方が2/100太いのです。
此の侭では入りません。此処で一般なら圧入。
圧入ですと、精度の点で心配なのです。
砲金は冷蔵庫の冷凍室。
アルミはオーブンで230℃へ加熱。
熱膨張で穴が広がり、スルッと入るのです。
普通、焼き嵌めはこの様に小さな物はやりません。熱膨張の寸法が少ないので難しいのです。
50mmを越えますと、すごく楽に成ります。
一発成功。と言うか入れ損ねますと、完全にパー。
兎に角、度胸一発で素早く入れるのです。ぐずぐずしていますと途中でストップ(汗)。
この作業。誰もいない処でないと神経が集中できません。
と言う事で、この作業。目撃した人は一人もいません。
何度やっても緊張します。
焼き嵌め。ご存知でしょうか?
穴の中に違う材料を入れ固定する。
方法は色々有ります。最近は接着剤と言う便利な物も有りますし。
でも、僕の拘っている接合方法。
焼き嵌め。
理屈は簡単です。熱膨張を利用するのです。
穴の材料は高温に熱し、内部に入れる材料は低温にします。
コレがこれから焼き嵌めをするアームベース。
大きな方はアルミで出来ています。穴径は14mmピッタリ。1/100の誤差も問題に成ります。
穴径は精密リーマ仕上げ。
内側に入れる筒状の物は砲金製。この外径14.02mm。
旋盤で此処まで詰めるのは至難の業。
旋盤では2/100~4/100太めに削り、サンドペーパーで仕上げるのです。
サンドペーパーと言いましても1500番と言う細かな物。
つまり穴径よりも砲金の方が2/100太いのです。
此の侭では入りません。此処で一般なら圧入。
圧入ですと、精度の点で心配なのです。
砲金は冷蔵庫の冷凍室。
アルミはオーブンで230℃へ加熱。
熱膨張で穴が広がり、スルッと入るのです。
普通、焼き嵌めはこの様に小さな物はやりません。熱膨張の寸法が少ないので難しいのです。
50mmを越えますと、すごく楽に成ります。
一発成功。と言うか入れ損ねますと、完全にパー。
兎に角、度胸一発で素早く入れるのです。ぐずぐずしていますと途中でストップ(汗)。
この作業。誰もいない処でないと神経が集中できません。
と言う事で、この作業。目撃した人は一人もいません。
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