平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
数日前、完成しました逆相パワーアンプを納品(此れで終わらない)。
帰りに引き取って来たのは現在使っているプリアンプ(要は音出し不能)。

オーナーの方からのご希望はプリ、パワー間をレモ接続にしたい。
大賛成です。と言うのも今回引き上げてきたプリアンプ。最強バージョンのオールトランス結合。
と言う事は出力段にもトランスが入っています。要はトランス出力のプリアンプなのですね。

此のプリを作ったのは5年前。その当時のオーナーの方のパワーアンプは300Bシングル出力のモノラル構成。僕が40年近く前に作った物です。
トランス類は全てマリックの特注品。初段管はお馴染みのWE310(今考えると僕もミーハーだったなと・・汗)。
まあおきまりの300Bアンプでした。
入力がピン端子でしたので。それに合わせてピン出力でプリを作ったのです。

で、今回の逆相アンプ。逆相を作る為に入力トランスが入っています。チャンスですね(笑)。



上がピン端子用の結線。
下がトランスを生かせる結線です。
ピン端子では出来ません。
昔はキャノンを使って此の結線をしていましたが問題多々。
キャノン端子の接点面積が大き過ぎるのですね。
レモは極少の面積で接していますので、この様な微小信号を扱うのには最適なのです。

その他少々の改造も頼まれていますので、チョイお時間を・・。
と言っても数日で完成します。
一番大変なのはピン端子の穴は9,5mm。レモは12mm。
5mm厚のリアパネルですのでフライス加工です。
組み立て方式のシャシでなければ出来ない加工でした。


プリを納めて2年後(と思う)。いたずら心から今のEL34シングルステレオアンプを貸し出しました。
御想像の結果です。300Bシングルモノラルアンプよりも遥かに良い結果。こうなると返してくれません。そんな訳でパワーを作るのに3年間待ってもらったのです。
その3年の間に逆相アンプへ話が広がって・・・・・・。

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