平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
オーバーホール中のプリアンプ。ヤット完成が見えて来ました。
お預かりしたのが9月11日ですからまもなく2ヶ月。

中途半端な仕事はしたくないので、時間はタップリと頂きました。要は『ピンキーさんの好きな様にやってね・・。』

実はお預かりする迄、昔僕が使っていたオールトランス結合とは思ってもいなかったので、結構大騒ぎ。

取り敢えずパーツ交換の終わった中身です。

電源部。穴が開いていますが本来は此処にブロックケミコンが付いていました。外した物を数個測定しましたがヤハリ年波には勝てず・・・。

増幅部分。




トランスと真空管ソケットが近いので、その奥のCR類を半田付けをするのが大変。本当に気を遣わないと配線被覆を半田鏝が溶かします。
ソケットは全数交換しました。

デカップリング回路。


狭い空間にチューブラコンを押し込みます。写真に見える3本の抵抗器は、動作チェック後に変更も有り得ますので、見える様に取り付けます。
本当はもう1個のケミコンを入れたいのですがスペースで悩んでいます(元々は付いていなかったケミコンなので、この状態でも正常動作をしますが音的に入れたい)。

此処で即動作チェックに入るとつまらないミスを犯しやすく成ります。組んだ時の記憶が邪魔をするのです。
頭を完全にリセット。と言う事で今日の残りは庭弄り(笑)。

実は2~3週間前にとんでもない大手メーカーに招待をされまして工場見学(開発センターも)、その後工場の技術者の方々(開発者も同席)と懇談会。
で、その時の僕の発言。
『お客さんに急がれて時には、じゃあ手抜きして良いんですね。と答えるんです。』って笑いながら言いました。
その時技術の責任者。
『それ貰った(笑)。』
きっと彼も上司から急がされて困っていたんでしょうね。

冗談では無く、通常よりも早く済ませるって不可能です。手抜きしか方法は有りません。

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