この写真を見てピンと来た方は、可成り前からのお付き合いの有る方です。
パワー管が3本(VTー25)。エッ・・・・・・?
となるのが普通です。
実は此のアンプ、伊藤喜多さんを悔しがらせたんですね。
当時、僕も此のアンプを使っていました。
要はシーメンスのワイドアングル(片chにコアキシャルを3発使う)システム専用だったのです。
確かにワイドアングルはコアキシャルよりもスケール感は出る。しかしコアキシャルと比べるとピントが甘く大味な表現に成ってしまうのです(要は切れが悪い)。
で、色々と原因を考えました(この辺の音質上の欠点は喜多さんも気づいていた)。
スピーカーってマイクだよね。3本のユニットがパラ接続をされている。と言う事は各ユニットに入る信号はアンプからのにプラスして隣のユニットの発電している信号が加わる。
これが大味になる原因では・・・。
あ、勿論直感だけでなく、スピーカーの発電している電圧も測定。まあ、とんでもない電圧が測定されました。
この影響を無くすには、各ユニットを別々のアンプで駆動する。
そんな訳で3本のパワー管と3個の出力トランスが必要に成ったのです。
で、此のアンプを使われている方。フルレンジ1本に成りました(僕と同じ)。
今回、全てのアンプを僕の所へ持ち込んでオーバーホールの依頼。
それだけなら、次の仕事に掛かるまでの間に片付けられる。
と言う事で受けたのですが・・・・・・・・。
彼も一応電気が本職。逆相アンプの実力は判っています。
逆相アンプを使いたいなー・・・・・・。
彼の音量ならYT-25を2本使えば大丈夫。
1チャンネル外して入力トランスを変えれば出来る。
初段管が外れているのにお気付きの方。
ハイ、ドライブアンプ(パワーアンプのドライブ段を独立させたアンプ)仕様です。
このドライブアンプ、現在はVT-25を2段増幅で使っている。
此れをECC99の1段増幅にした方が音が良い。
真空管ソケットが1個余るので、もう1本ECC99を取り付ければドライブアンプも逆相アンプへ・・・(この辺は10年以上前に実証済み)。
そんな訳で話はどんどん進み、直ぐに掛かるのは難しく・・・。
でもね、大丈夫なんですよ。この方は40th記念アンプも持っている。
今回持ち込んだアンプを40thアンプに交換して40thアンプに驚いたみたい(笑)。
其れじゃ、単なるオーバーホールじゃなくて・・・。と話が進んで・・・・・・。
最近、こんな話になるのが多いので、どんどん仕事が遅れます(そんな時に帯状疱疹、汗)。
頑張りますよ、この他にパワーアンプを3台、プリアンプを1台、バッフルを1セット。
僕のプレーヤーも何とかしたいし・・・・・・。
年内に終えるのは無理だと思っています。
エーーー、世間のダブルウーハー。人を驚かすのには最適ですがピントが甘い。少なくともネットワークを其々別に組まないとダメです。理想はバイアンプ。
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