平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
アンプ改造も終り、ユニットの位置出しです。

ユニット間の位相が合っていませんと、ユニット本来の能力を発揮できません。

以前の僕は耳で合わせ様としましたから、レコードによって前や後ろに・・・・。

今は発信器での調整ですので、レコードを選びません。

何時もの風景

オイロダインとフォステクスのクロス周波数は3kHz。つまり3kHzは両方のユニットから半々の音量で出ているのです。

両ユニットの位相が合っていれば、音量は二つを足した物に成りますし、位相が反対でしたら打ち消します。

基本は、両ユニットの音量が合っている事が必須。

片側ずつ鳴らして、同じ音量にします。勿論3kHzのサインウェーブ。

同じ音量にしたら、両方を鳴らします。位相が合っていれば音量は上がります。位相が180度ずれていますと、音量は下がります。変わらなかったら90度ずれていますね。

この時の音量が一番大きい位置が、お互いの位相の合っているところ。

8kHzでしたら、波長が短いので、前後へ1~2cmの移動で探せますが、今回は3kHz。1波長は11cm近辺。180度はユニットの配線を逆に繋げばOKですので、半波長分の移動距離(5.5cm)が必要です。

今迄は、バッフルにゴチンコさせていたドライバーを3cm前へ移動。

この位置から前後3cm(計6cm)移動できる為です。

この位置で、配線を同相につないだ時と逆相につないだ時の音量をチェック。
音量の大きな方に配線を固定。

その位置からユニットを前後に動かし、メーターの針の一番大きな点を探るのです。

でも、問題。位相が大きく狂っているところなら、ユニットの位置に敏感に針は動きますが、丁度良い位置辺りは、ユニットの前後に針は反応しません。

この時。略ピーク位置(針の位置)を覚え、マイナス3dBの前後の位置をチェック。此の辺はユニットをチョット動かしただけで針は反応します。

この位置の中間が適正位置なんですね。

もう、散々やって来た方法ですから、直ぐに出来ました。


この位置で

適正位置。バッフルゴッチンコより35mm前に出した所。

この位置で試聴です。

ハハ。高域が出て来た。ツィーター要らないかな?(笑)。

朝一でアップしましたゲイン調整。成功です。

ハムは激減。これで安心して仕事に掛かれます。

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