写真のアルミブロック。何に使うのでしょう?よくよく上の面を見ますと、合わせマークにポンチが打って有ります。
答えはこの写真。
ターンテーブルシャフトの位置決め用、フランジ部分にはターンテーブルを止めるネジ穴が3個有ります。
この位置を正確に出す為の冶具です。
アルミブロックは1/100mm単位の精度で切削して有ります。このブロックにシャフトをはさみ、位置出しをして有る精密バイス(万力)に挟むとシャフトの位置が固定されます。
3個の穴ですから120°で振り割ります。この時役に立つのが学校で習ったサイン、コサイン、タンジェント。フライスの台は2/100mm単位で位置を決められますから、狙った位置にピッタシカンカン。
この冶具を作る以前のターンテーブルは現物合わせだった為、三箇所全部ではターンテーブルの穴と合わず、合う一箇所を探すようでした。
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