平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
店を開けて28年を越えました。
今年の開店記念日は、骨折中と言うなんとも・・・・・・・。

28年間もアンプを作ってきますと、結構なバージョン数が有ります。
其の中で、かなりのキワモノ。修理に帰ってきました。

イエ、キワモノと言っても、決して怪しいアンプと言う物では有りません。

当時(今もそうか)、僕の作るアンプは大きく重い。
口の悪い友人達『ピンキーさんは小型のアンプが作れないんだよ。』

この様な発言は僕の心に火を点けます(笑)。

やってやろうじゃない。今のアンプと同じ回路、同じ機能を持たせた小型プリアンプを・・。

当時のプリアンプの電源シャシ。この中に組んでしまおうと言うなんとも危険な思い付き。

で、思いついちゃうと勇猛突進。他の仕事はほっといて(もっとも当時の僕は今程忙しくも無く・・・汗)パーツ選びから始めます。

徹底的に小型パーツを。と言って性能が今一では拙い。
今みたいにネット検索で調べられる環境では有りませんから、取引先に電話作戦。

見事、小型プリの完成を見たのです。
ほんの数台の作品です。まあ作る方も買う方もジョークが判らないと・・・・(笑)。

其のアンプの内の1台。ナントお店で活躍中。店のBGMに使われていますから、使用時間は半端ではないんですね。

VRの調子がオカシイ?と言う事で帰って来ました。

早速測定です。

懐かしいアンプ


内部


平ラグ

見事にギュウギュウ詰め。小型平ラグの両側にパーツが並んでいます。

僕のアンプでは標準回路のECC82、3段CRイコライザーもキッチリ入っています。

手抜きは一切していません。
でも、同じ回路でも標準の大型プリには音質で敵わないんです。
理由は電源。
標準プリは、このシャシに電源だけが入っているのですから比べるのが無理ですね(笑)。


製造日

シッカリと入っている製造日。
長年ご苦労様。

で、故障の原因は各部の接触不良。
年月的に仕方の無いトラブルです。
各接点のクリーニングで治りました。


完成

正面から。今見てもカッコいいアンプと思います。

また作ろうかな。

今なら、シャシにもっと贅沢できるし、文字の彫刻を頼める所も見つけましたし。

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