平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
さて。平面バッフルを作ろう。いけそうなユニットも見つかった(最近のユニットは、平面バッフルに適さない物ばかりで苦労します)。

バッフルの大きさは・・?

僕は基準として1m×1mを薦めています。実際に沢山の方に使ってもらっていますが、不満は聞こえてきません。

ある所では、そのサイズがどうしても無理。高さ80、横幅60でコアキシャルをセット。

この場合は、後ろの壁との隙間の調整でコントロールするのです。、勿論壁と平行はご法度。微妙に角度をつけて定在波を防ぎます。此の辺の調整は音を出しながらの調整に成ります。

さて、基本図面を書くようですよね。
この時絶対にしてはいけないのが、床とバッフルの間に隙間が無い事。つまりバッフルと床を接しさせてはいけないんです。勿論直接でなくても何かを介して繋がっても駄目です。
バッフルと床との間に少なくとも3cm以上の隙間を設けるのです。
此れはエンクロージャーでも同じですね。

バッフルと床が繋がると、一瞬低音が出た気にさせますが、ぼけた質の悪い低音です。安もんシスコンのあの低音ですね(笑)。素人受けする・・・。

バッフルは垂直で構いません。後ろの壁とは左右に動かせるのですから。有る意味、後ろに傾けますと床との反射音に苦労します。

絶対にやってはいけないのが、部屋が狭いのに大きなバッフルを置く事。
左右の壁と天井との間に十分なクリアランスがないと、後方がエンクロージャーに成ってしまうんですね。

僕は平面バッフルの注文を受けますと、必ず現地で部屋の寸法を測ります。
1m×1mで大き過ぎないかと・・。
両壁にぴったり着いてしまう様でしたら、潔く幅を詰めます。詰めても先のテクニックで十分補えるんです。

で、バッフルの唯一の欠点。単に板ですから、前後への強度がないんですね。此れはエンクロージャーに敵いません。
ですから、足の強度は高ければ高い程良いのです。

以前は立て柱に20×40のアルミの角材を使っていました。
ある時(新婚さんに頼まれたのです)受けたバッフル。結婚祝いに柱を40×40で作りました(価格は据え置き、更にゴールドのアルマイトを掛けて・・笑)。

納めて音を聞いて、僕が愕然。静けさが丸っ切り違うのです。

その後に作るバッフルは40×40が標準に成りました(若干値上げしましたが、汗)。

バッフルの上端を指で押して、前後に動く様ではまだまだ強度が足りません。

僕の所の結論としては、木材ではNG。アルミの角棒で何とか・・。
かと言って、鉄ですと嫌な共振が乗りますので更にNGです。

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