僕個人の直感で、糸ドライブは間違っていない。
じゃあ、マイクロのターンテーブル、なぜ悪かったのか?
所詮メーカーです。当時はDDが大流行。DDモーターをゼロから作れるメーカーは、ほんの2~3社。
残りのメーカーは、作れるメーカーからモーターの供給を受けないと、ターンテーブルの生産は不可能。結果独自のターンテーブルを作る事は難しい時代に成ってしまったのです。
マイクロも勿論供給を受ける立場のメーカー。何とか独自性を出そうとしたんですね。
当時、一部の超マニアの間では糸ドライブで重量ターンテーブルを廻すのが、多かったのです。
そんなターンテーブルは市販されていませんから、一般のマニアにとって雲の上の存在だったのですね。
其処に目をつけたのがマイクロ。最初の作品に思いっ切り重量級の5000番を市販しました。
一部のマニアにしか使えなかった糸ドライブが、一般にも手に入る様になった。お金持ちのマニアにとっては飛び付きたくなる魅力的な商品だったのです。
当時、量販店で働いていた僕も、試聴室に導入。
でも・・・・・・・・・・。
一時の迷いで、5000番の上の8000番を僕個人も買ったりして・・・・・。
結局QRKに戻ってしまっていたのです。
ところが、僕の作ったアイドラーシステム(勿論QRKよりも音は良い)を糸ドライブにしたら、マイクロの時とは違った再生音なのです。
理論的には、アイドラーの方が糸ドライブよりも良い、と言うのは考え難い。
要は糸ドライブが駄目なのではなく、マイクロが駄目だった。
特に超重量級のターンテーブルとサーボモーターが・・。
僕は8000番をシンクロナスで廻したけど、モーターが24極(メルコ製)。
もう一度、今までに貯まっているノウハウで、糸ドライブにチャレンジしてみよう。
さて始めてみると、思いもしない問題点が続出。モーターとターンテーブルとの位置関係の剛性が足りないと、モロにワウってしまう。
プーリーの溝形状が悪くても、回転ムラに繋がる。
兎に角勉強させてもらいました。お陰でマイクロの欠陥もドンドン判って来て・・・・。
糸ドライブって単なるセールストークで、糸ドライブを本当に理解して生かしていないのも・・・・・・。
一番の苦労が、レコードプレーヤー全盛時代のシンクロナスモーターが手に入らない。
当時作っていたメーカーに直接問い合わせたりして・・・・・。
結局、現在何とか使用可能のものは、国産の1社しか作っていない。でも産業機器用。耐久性には問題ないが、軸受けの騒音(安物ベアリングを使用)。要はアイドラー時代に使っていたモーターしかヤハリないのです。
アイドラー時代はモーターをフローティングで使えましたが、糸ドライブの場合はNG。
糸ドライブ独特の立ち上がりの良さがスポイルされてしまうのですね。
さて・・・・・・・・・。
続く
じゃあ、マイクロのターンテーブル、なぜ悪かったのか?
所詮メーカーです。当時はDDが大流行。DDモーターをゼロから作れるメーカーは、ほんの2~3社。
残りのメーカーは、作れるメーカーからモーターの供給を受けないと、ターンテーブルの生産は不可能。結果独自のターンテーブルを作る事は難しい時代に成ってしまったのです。
マイクロも勿論供給を受ける立場のメーカー。何とか独自性を出そうとしたんですね。
当時、一部の超マニアの間では糸ドライブで重量ターンテーブルを廻すのが、多かったのです。
そんなターンテーブルは市販されていませんから、一般のマニアにとって雲の上の存在だったのですね。
其処に目をつけたのがマイクロ。最初の作品に思いっ切り重量級の5000番を市販しました。
一部のマニアにしか使えなかった糸ドライブが、一般にも手に入る様になった。お金持ちのマニアにとっては飛び付きたくなる魅力的な商品だったのです。
当時、量販店で働いていた僕も、試聴室に導入。
でも・・・・・・・・・・。
一時の迷いで、5000番の上の8000番を僕個人も買ったりして・・・・・。
結局QRKに戻ってしまっていたのです。
ところが、僕の作ったアイドラーシステム(勿論QRKよりも音は良い)を糸ドライブにしたら、マイクロの時とは違った再生音なのです。
理論的には、アイドラーの方が糸ドライブよりも良い、と言うのは考え難い。
要は糸ドライブが駄目なのではなく、マイクロが駄目だった。
特に超重量級のターンテーブルとサーボモーターが・・。
僕は8000番をシンクロナスで廻したけど、モーターが24極(メルコ製)。
もう一度、今までに貯まっているノウハウで、糸ドライブにチャレンジしてみよう。
さて始めてみると、思いもしない問題点が続出。モーターとターンテーブルとの位置関係の剛性が足りないと、モロにワウってしまう。
プーリーの溝形状が悪くても、回転ムラに繋がる。
兎に角勉強させてもらいました。お陰でマイクロの欠陥もドンドン判って来て・・・・。
糸ドライブって単なるセールストークで、糸ドライブを本当に理解して生かしていないのも・・・・・・。
一番の苦労が、レコードプレーヤー全盛時代のシンクロナスモーターが手に入らない。
当時作っていたメーカーに直接問い合わせたりして・・・・・。
結局、現在何とか使用可能のものは、国産の1社しか作っていない。でも産業機器用。耐久性には問題ないが、軸受けの騒音(安物ベアリングを使用)。要はアイドラー時代に使っていたモーターしかヤハリないのです。
アイドラー時代はモーターをフローティングで使えましたが、糸ドライブの場合はNG。
糸ドライブ独特の立ち上がりの良さがスポイルされてしまうのですね。
さて・・・・・・・・・。
続く
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