頑張りましたよー。コイルを全て巻き終え。3ウェイですと全部で8個。
で、ネットワークと比べて楽なのが、スピーカーのインピーダンスを全て無視して巻ける事。
要は負荷抵抗に合わせて巻けば良いので、微調整が楽なのです。
続いての作業は、今有る3台のメインアンプ(全てステレオ)の入力にチャンデバに見合った入力トランスを取り付ける事。
此れが結構大変。愛用のトランス。巻線が沢山有って其の組み合わせで狙った昇圧比を求める物。更にバランス、アンバランスが選べたり、兎に角色々な使い方が出来るので、出ているピンの数20本。此れを間違えないで接続して、更に僕の得意の逆相接続をするのだから、一つ間違えると、アンプによって、出力位相を逆に作ってしまう恐れが・・・・。
僕、オッチョコチョイなので、其の恐れ大。
今迄出荷したアンプ。全て位相をチェックしてから出荷。
危ないですよねー。位相が違っても正常に音が出てしまうので気付き難い。
そう言えば昔の話。
僕の持っていたマクソニックのD101EX。要は励磁型の2吋大型ドライバー。重量は20kmも有って、僕は鼻高々(そんな時代も有ったのです、汗)。
ある時、マグネットがアルニコの101と鳴き比べ。其れ迄アルニコと鳴き比べて負けた事は、他のユニットでは無かった。
安心して鳴き比べたら・・・・・・。アルニコに負けた。
そんな・・・・・・(涙)。
気分は落ち込んだ侭、自宅に持ち帰って接続。当時の僕は4ウェイのシステム。
いつも装置の接続は、夕食後。と言う事はアルコールが入っている。
落ち込んだ気分で、もう一度接続のチェック。念の為に各ユニットの位相チェック。
要は同相のホワイトノイズを入れて、パワーアンプを入り切りして(マルチアンプシステムでした、チャンデバ方式の)各帯域の位相をチェックしたのです。
ウーハーからスタート。真ん中に定位。101の働かせる。同相を入れると部屋中から音が聞こえる。逆相を入れると真ん中に定位。ハ~~~?。
残りのユニットも同相は真ん中に定位。逆相は部屋中から。
酔って接続したから間違えたな。
何度も接続をチェック。勿論励磁電源の極性もチェック。散々調べたけど何処にも間違いが見つからない。
まさか?
次の日、マクソニックに電話。
『101、位相が逆みたいなんですけど。』
電話に出たのは二代目の社長(当時は部長)
『そんな事は有り得ない。』
ピ『一応チェックしてもらいたいので、持って行きます。』
埼玉県の大宮市にマクソニックは有った。何度も遊びに行っているので自分の休みの日に持って行った。
チェックの結果。
『申し訳有りません、励磁コイルの接続が逆でした。』
どうりで、アルニコに負けた筈。
4ウェイにも成りますと、一つの帯域が逆相でもまず気付きません(僕だけか、汗)。
多チャンネルで楽しんでいる方。もう一度チェックしても良いかも。
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