このラックの組み立ては全てネジ止めに成っています。早い話此処で組み上げての納品は重量の面で不可能です(汗)。
現地で組み立てる訳ですから、簡単に組み立てられる必要が有ります。
ネジ止めには2つの方法が有り、一つはボルトナットで止める方法。もう一つは材料に雌ネジを切り、ボルトだけで止める方法です。製作過程としてはボルトナットの方が遥かに簡単ですが、組み立ては裏側でナットを押さえる必要が有りますので面倒です。
見た目もナットが見えずスッキリした感じに成りますので、材料に雌ネジを切る方法を取っています。
さてイザネジを切ると言いましても、材料の厚さが厚いので、ネジが少しでも曲がって切られますと、ボルトは通らなくなってしまいます。
一度でもタップ立て(雌ネジ切り)を経験した方なら真っ直ぐに立てる事の難しさは理解出来ると思います。
何しろ、1台あたり100箇所の近くのネジを切りますので、チョット大変。
で、冶具を作りました。写真の丸い円盤状の物がそうです。
旋盤で硬い鉄材の中心に6mmのネジを切り、突っ切った物です。
つまり平面部分とネジ部の垂直が取れた冶具です。
まず、冶具にタップをねじ込み、先端を1mm程出します。
タップの先端を下穴に差し込み左手で冶具を材料に押し付けます。
この状態で右手でユックリとタップハンドルを廻します。
タップの先端が下へ押し出され、下穴の中心に冶具の位置が修正され、更に廻すと材料にタップが食い込んできます。
二山ほど食い込んだら、冶具を緩まる方向に回転させ、材料から離します。
此れで、タップは垂直に材料に喰い込みました。
タップの周りに切削油を供給し、この状態からタップを曲げない様に注意しながらネジの切削を進めます。
垂直にネジが切れました。
其の証拠が最後まで切れ目の無い切粉です。見事に絡まって寸断されていません。
でも、此れを100回近く繰り返すんですよね(汗)。
現地で組み立てる訳ですから、簡単に組み立てられる必要が有ります。
ネジ止めには2つの方法が有り、一つはボルトナットで止める方法。もう一つは材料に雌ネジを切り、ボルトだけで止める方法です。製作過程としてはボルトナットの方が遥かに簡単ですが、組み立ては裏側でナットを押さえる必要が有りますので面倒です。
見た目もナットが見えずスッキリした感じに成りますので、材料に雌ネジを切る方法を取っています。
さてイザネジを切ると言いましても、材料の厚さが厚いので、ネジが少しでも曲がって切られますと、ボルトは通らなくなってしまいます。
一度でもタップ立て(雌ネジ切り)を経験した方なら真っ直ぐに立てる事の難しさは理解出来ると思います。
何しろ、1台あたり100箇所の近くのネジを切りますので、チョット大変。
で、冶具を作りました。写真の丸い円盤状の物がそうです。
旋盤で硬い鉄材の中心に6mmのネジを切り、突っ切った物です。
つまり平面部分とネジ部の垂直が取れた冶具です。
まず、冶具にタップをねじ込み、先端を1mm程出します。
タップの先端を下穴に差し込み左手で冶具を材料に押し付けます。
この状態で右手でユックリとタップハンドルを廻します。
タップの先端が下へ押し出され、下穴の中心に冶具の位置が修正され、更に廻すと材料にタップが食い込んできます。
二山ほど食い込んだら、冶具を緩まる方向に回転させ、材料から離します。
此れで、タップは垂直に材料に喰い込みました。
タップの周りに切削油を供給し、この状態からタップを曲げない様に注意しながらネジの切削を進めます。
垂直にネジが切れました。
其の証拠が最後まで切れ目の無い切粉です。見事に絡まって寸断されていません。
でも、此れを100回近く繰り返すんですよね(汗)。
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