やっと真空管が付きました。此れが無いと配線のし様が無く・・・(汗)。
普通のアンプは、真空管ソケットをシャシに取り付け、そのソケットに真空管を差し込みます。
プリアンプまででしたら、此れで問題は起きません。
ところがヘッドアンプとも成りますと、扱う信号レベルが凄く低く、パワーアンプまでのトータルゲインはかなりの物。
ちょっとした振動を真空管に加えると、あっと言う間にハウリングの餌食。
マイクロフォンを扱うのと、同じ気遣いが必要に成ってくるのです。
で、防振ゴム。色々な種類が有りますが、僕の知っている限りでは此れが最高。
ソルボセインです。
数年前、テレビの実験で卵をソルボセインの上に落としました。
卵は割れなかったのです。
この鮮やかなブルーの物がソルボセイン。定尺は300×300。厚みは指定。硬さは3種類から選べます。
色はブルーが標準ですが、他の色の特注も可能。
チョイ高いのが難点。
シャシの上は、この様なプレートとシャシの間でソルボセインを挟みます。
シャシ内部もアルミブロックとシャシの間にソルボセイン。
このブロックと表のアルミプレートを、ネジで止めて有るのです。この様にしてアルミブロックをシャシから浮かしています。
勿論、止めネジとシャシの間隔はたっぷり取り、その間もフローティングです。
この様に、防振には長所を発揮するソルボセインですが、使う所を間違うと、音楽の精彩が無くなります。
どんなに優れた物でも、適材適所です。
普通のアンプは、真空管ソケットをシャシに取り付け、そのソケットに真空管を差し込みます。
プリアンプまででしたら、此れで問題は起きません。
ところがヘッドアンプとも成りますと、扱う信号レベルが凄く低く、パワーアンプまでのトータルゲインはかなりの物。
ちょっとした振動を真空管に加えると、あっと言う間にハウリングの餌食。
マイクロフォンを扱うのと、同じ気遣いが必要に成ってくるのです。
で、防振ゴム。色々な種類が有りますが、僕の知っている限りでは此れが最高。
ソルボセインです。
数年前、テレビの実験で卵をソルボセインの上に落としました。
卵は割れなかったのです。
この鮮やかなブルーの物がソルボセイン。定尺は300×300。厚みは指定。硬さは3種類から選べます。
色はブルーが標準ですが、他の色の特注も可能。
チョイ高いのが難点。
シャシの上は、この様なプレートとシャシの間でソルボセインを挟みます。
シャシ内部もアルミブロックとシャシの間にソルボセイン。
このブロックと表のアルミプレートを、ネジで止めて有るのです。この様にしてアルミブロックをシャシから浮かしています。
勿論、止めネジとシャシの間隔はたっぷり取り、その間もフローティングです。
この様に、防振には長所を発揮するソルボセインですが、使う所を間違うと、音楽の精彩が無くなります。
どんなに優れた物でも、適材適所です。
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卵
Y''s man 暑くて嫌になる日々が続いていますね。
晩酌に飲むキンキンに冷えた発泡酒がやたらおいしい今日この頃。
お酒といえば、ピンキーさんの電源の構成って、吟醸酒の精米のようだと思っています。
かつてのNECのプリメインアンプA-10なんかは静流直後のデコボコをパテで埋める(位相をずらした補助電源で埋める)考え方ですが、ピンキーさんの電源は真平らになるまで削り落とす感じですよね?
それがまるで、研いで研いで真円に近くなるまで研ぎだしたお米(電気)を使っているようで・・・・・・
もしかして、ピンキーさんが酒飲みでなければチョークを使った電源は採用されなかったのでは?とか思いました。
卵落とし、思い出したのはアメリカでの自動車の話。
衝撃吸収ダッシュボード(だったかな?)のデモンストレーションで、「卵を落としても割れないくらい安全です」っていうのを実証しようと、高いところからダッシュボードを目掛けて卵を落とそうとしたそうです。
ところが・・・・・・当たらない。
何度も失敗して、ようやく卵があたったときには「当たったこと」に対して拍手喝采、大盛り上がりとなったそうです(リー・アイアコッカの『アイアコッカ』に書いてあったエピソード)
ゴム、私はブチルゴムしか使ったことがないのですが、雑誌で言うように「使えば使うほど」(以前もこの話題がありましたね)音が素晴らしくなるようなものではありませんでした。
ピンキーさんの言うように、ある点までは良くてもその後は響きが死んでしまいます。
この手のものは「振動しないようにする」のではなく、「すでに起こってしまった振動をあとから吸収する」のだと実感しました。
ですから使い過ぎると必要なものまで吸収してしまい、音が死ぬのだと。
バランスが取れるのは私の場合ですと、「料理の最後に味を調える塩」程度の使い方でした。
カートリッジの針圧でも、重い針圧にしていくとブチルゴムでダンプしていくように音の響きが死んで行きました。
軽い針圧にしていくとその逆。
たまに聞く「針圧で好みの音に調整する」というのは嘘だと思います。
それよりもスペーサーでカートリッジの取り付け角度を変えたほうが変化が劇的で、キンキンうるさい音のカートリッジでも聴けるくらいに調整できました。
ところで今回のピンキーさんヘッドアンプ、真空管スペーサーと真空管の間にニッケルフェルトを挟むというのは面白そうな実験ですね。
フェルトはシリコングリスは代わりも兼ねてでしょうか?
御存知の通りシリコングリスの類って実は「空気よりはマシ」な程度の熱伝導率でしか無いので、使わないで済むなら使わないほうが良いものなんですよね。
シールド効果も高そうですし、真空管のダンプもされるし、悪いことは何も無い気がする試みだと思いました。
それでも、それが音に直結するかどうかやってみないと分からないのが難しいところでしょうか。
予想以上にアイデア(実験)盛り沢山のヘッドアンプだったことに驚いています。
全ての実験が成功した場合、マイナーチェンジじゃなくフルモデルチェンジ並の変更になりそうですね。
無題
ピンキー Y''s manさん。
基本的に吸音材には、余計な音と必要な音の区別は無理ですよね(笑)。
余計な音と同時に必要な音も吸ってしまいます。
所詮、対症療法と考えています。
吸うのではなく、最初から出さない(此れが難しいんですよね)。
今回のソルボセインは、シャシの振動を真空管に伝えない。と言う働きですので、必要信号を吸ってしまう、と言う事はないと思っています。
シェルとカートリッジの間とか、ターンテーブルシートに使うのには?ですネ。
Y''s man 暑くて嫌になる日々が続いていますね。
晩酌に飲むキンキンに冷えた発泡酒がやたらおいしい今日この頃。
お酒といえば、ピンキーさんの電源の構成って、吟醸酒の精米のようだと思っています。
かつてのNECのプリメインアンプA-10なんかは静流直後のデコボコをパテで埋める(位相をずらした補助電源で埋める)考え方ですが、ピンキーさんの電源は真平らになるまで削り落とす感じですよね?
それがまるで、研いで研いで真円に近くなるまで研ぎだしたお米(電気)を使っているようで・・・・・・
もしかして、ピンキーさんが酒飲みでなければチョークを使った電源は採用されなかったのでは?とか思いました。
卵落とし、思い出したのはアメリカでの自動車の話。
衝撃吸収ダッシュボード(だったかな?)のデモンストレーションで、「卵を落としても割れないくらい安全です」っていうのを実証しようと、高いところからダッシュボードを目掛けて卵を落とそうとしたそうです。
ところが・・・・・・当たらない。
何度も失敗して、ようやく卵があたったときには「当たったこと」に対して拍手喝采、大盛り上がりとなったそうです(リー・アイアコッカの『アイアコッカ』に書いてあったエピソード)
ゴム、私はブチルゴムしか使ったことがないのですが、雑誌で言うように「使えば使うほど」(以前もこの話題がありましたね)音が素晴らしくなるようなものではありませんでした。
ピンキーさんの言うように、ある点までは良くてもその後は響きが死んでしまいます。
この手のものは「振動しないようにする」のではなく、「すでに起こってしまった振動をあとから吸収する」のだと実感しました。
ですから使い過ぎると必要なものまで吸収してしまい、音が死ぬのだと。
バランスが取れるのは私の場合ですと、「料理の最後に味を調える塩」程度の使い方でした。
カートリッジの針圧でも、重い針圧にしていくとブチルゴムでダンプしていくように音の響きが死んで行きました。
軽い針圧にしていくとその逆。
たまに聞く「針圧で好みの音に調整する」というのは嘘だと思います。
それよりもスペーサーでカートリッジの取り付け角度を変えたほうが変化が劇的で、キンキンうるさい音のカートリッジでも聴けるくらいに調整できました。
ところで今回のピンキーさんヘッドアンプ、真空管スペーサーと真空管の間にニッケルフェルトを挟むというのは面白そうな実験ですね。
フェルトはシリコングリスは代わりも兼ねてでしょうか?
御存知の通りシリコングリスの類って実は「空気よりはマシ」な程度の熱伝導率でしか無いので、使わないで済むなら使わないほうが良いものなんですよね。
シールド効果も高そうですし、真空管のダンプもされるし、悪いことは何も無い気がする試みだと思いました。
それでも、それが音に直結するかどうかやってみないと分からないのが難しいところでしょうか。
予想以上にアイデア(実験)盛り沢山のヘッドアンプだったことに驚いています。
全ての実験が成功した場合、マイナーチェンジじゃなくフルモデルチェンジ並の変更になりそうですね。
無題
ピンキー Y''s manさん。
基本的に吸音材には、余計な音と必要な音の区別は無理ですよね(笑)。
余計な音と同時に必要な音も吸ってしまいます。
所詮、対症療法と考えています。
吸うのではなく、最初から出さない(此れが難しいんですよね)。
今回のソルボセインは、シャシの振動を真空管に伝えない。と言う働きですので、必要信号を吸ってしまう、と言う事はないと思っています。
シェルとカートリッジの間とか、ターンテーブルシートに使うのには?ですネ。
この記事へのコメント
暑くて嫌になる日々が続いていますね。
晩酌に飲むキンキンに冷えた発泡酒がやたらおいしい今日この頃。
お酒といえば、ピンキーさんの電源の構成って、吟醸酒の精米のようだと思っています。
かつてのNECのプリメインアンプA-10なんかは静流直後のデコボコをパテで埋める(位相をずらした補助電源で埋める)考え方ですが、ピンキーさんの電源は真平らになるまで削り落とす感じですよね?
それがまるで、研いで研いで真円に近くなるまで研ぎだしたお米(電気)を使っているようで・・・・・・
もしかして、ピンキーさんが酒飲みでなければチョークを使った電源は採用されなかったのでは?とか思いました。
卵落とし、思い出したのはアメリカでの自動車の話。
衝撃吸収ダッシュボード(だったかな?)のデモンストレーションで、「卵を落としても割れないくらい安全です」っていうのを実証しようと、高いところからダッシュボードを目掛けて卵を落とそうとしたそうです。
ところが・・・・・・当たらない。
何度も失敗して、ようやく卵があたったときには「当たったこと」に対して拍手喝采、大盛り上がりとなったそうです(リー・アイアコッカの『アイアコッカ』に書いてあったエピソード)
ゴム、私はブチルゴムしか使ったことがないのですが、雑誌で言うように「使えば使うほど」(以前もこの話題がありましたね)音が素晴らしくなるようなものではありませんでした。
ピンキーさんの言うように、ある点までは良くてもその後は響きが死んでしまいます。
この手のものは「振動しないようにする」のではなく、「すでに起こってしまった振動をあとから吸収する」のだと実感しました。
ですから使い過ぎると必要なものまで吸収してしまい、音が死ぬのだと。
バランスが取れるのは私の場合ですと、「料理の最後に味を調える塩」程度の使い方でした。
カートリッジの針圧でも、重い針圧にしていくとブチルゴムでダンプしていくように音の響きが死んで行きました。
軽い針圧にしていくとその逆。
たまに聞く「針圧で好みの音に調整する」というのは嘘だと思います。
それよりもスペーサーでカートリッジの取り付け角度を変えたほうが変化が劇的で、キンキンうるさい音のカートリッジでも聴けるくらいに調整できました。
ところで今回のピンキーさんヘッドアンプ、真空管スペーサーと真空管の間にニッケルフェルトを挟むというのは面白そうな実験ですね。
フェルトはシリコングリスは代わりも兼ねてでしょうか?
御存知の通りシリコングリスの類って実は「空気よりはマシ」な程度の熱伝導率でしか無いので、使わないで済むなら使わないほうが良いものなんですよね。
シールド効果も高そうですし、真空管のダンプもされるし、悪いことは何も無い気がする試みだと思いました。
それでも、それが音に直結するかどうかやってみないと分からないのが難しいところでしょうか。
予想以上にアイデア(実験)盛り沢山のヘッドアンプだったことに驚いています。
全ての実験が成功した場合、マイナーチェンジじゃなくフルモデルチェンジ並の変更になりそうですね。
晩酌に飲むキンキンに冷えた発泡酒がやたらおいしい今日この頃。
お酒といえば、ピンキーさんの電源の構成って、吟醸酒の精米のようだと思っています。
かつてのNECのプリメインアンプA-10なんかは静流直後のデコボコをパテで埋める(位相をずらした補助電源で埋める)考え方ですが、ピンキーさんの電源は真平らになるまで削り落とす感じですよね?
それがまるで、研いで研いで真円に近くなるまで研ぎだしたお米(電気)を使っているようで・・・・・・
もしかして、ピンキーさんが酒飲みでなければチョークを使った電源は採用されなかったのでは?とか思いました。
卵落とし、思い出したのはアメリカでの自動車の話。
衝撃吸収ダッシュボード(だったかな?)のデモンストレーションで、「卵を落としても割れないくらい安全です」っていうのを実証しようと、高いところからダッシュボードを目掛けて卵を落とそうとしたそうです。
ところが・・・・・・当たらない。
何度も失敗して、ようやく卵があたったときには「当たったこと」に対して拍手喝采、大盛り上がりとなったそうです(リー・アイアコッカの『アイアコッカ』に書いてあったエピソード)
ゴム、私はブチルゴムしか使ったことがないのですが、雑誌で言うように「使えば使うほど」(以前もこの話題がありましたね)音が素晴らしくなるようなものではありませんでした。
ピンキーさんの言うように、ある点までは良くてもその後は響きが死んでしまいます。
この手のものは「振動しないようにする」のではなく、「すでに起こってしまった振動をあとから吸収する」のだと実感しました。
ですから使い過ぎると必要なものまで吸収してしまい、音が死ぬのだと。
バランスが取れるのは私の場合ですと、「料理の最後に味を調える塩」程度の使い方でした。
カートリッジの針圧でも、重い針圧にしていくとブチルゴムでダンプしていくように音の響きが死んで行きました。
軽い針圧にしていくとその逆。
たまに聞く「針圧で好みの音に調整する」というのは嘘だと思います。
それよりもスペーサーでカートリッジの取り付け角度を変えたほうが変化が劇的で、キンキンうるさい音のカートリッジでも聴けるくらいに調整できました。
ところで今回のピンキーさんヘッドアンプ、真空管スペーサーと真空管の間にニッケルフェルトを挟むというのは面白そうな実験ですね。
フェルトはシリコングリスは代わりも兼ねてでしょうか?
御存知の通りシリコングリスの類って実は「空気よりはマシ」な程度の熱伝導率でしか無いので、使わないで済むなら使わないほうが良いものなんですよね。
シールド効果も高そうですし、真空管のダンプもされるし、悪いことは何も無い気がする試みだと思いました。
それでも、それが音に直結するかどうかやってみないと分からないのが難しいところでしょうか。
予想以上にアイデア(実験)盛り沢山のヘッドアンプだったことに驚いています。
全ての実験が成功した場合、マイナーチェンジじゃなくフルモデルチェンジ並の変更になりそうですね。
Y''s manさん。
基本的に吸音材には、余計な音と必要な音の区別は無理ですよね(笑)。
余計な音と同時に必要な音も吸ってしまいます。
所詮、対症療法と考えています。
吸うのではなく、最初から出さない(此れが難しいんですよね)。
今回のソルボセインは、シャシの振動を真空管に伝えない。と言う働きですので、必要信号を吸ってしまう、と言う事はないと思っています。
シェルとカートリッジの間とか、ターンテーブルシートに使うのには?ですネ。
基本的に吸音材には、余計な音と必要な音の区別は無理ですよね(笑)。
余計な音と同時に必要な音も吸ってしまいます。
所詮、対症療法と考えています。
吸うのではなく、最初から出さない(此れが難しいんですよね)。
今回のソルボセインは、シャシの振動を真空管に伝えない。と言う働きですので、必要信号を吸ってしまう、と言う事はないと思っています。
シェルとカートリッジの間とか、ターンテーブルシートに使うのには?ですネ。
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