平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
昨日のトランスの測定。目茶良いデーターが。
実は・・・・・・・(笑)。
種明かしは最後にしますね。

今日はコンデンサーの測定です。周波数特性の良いフィルムコンデンサーを選びました。

ネットワーク用の1μFです。


測定

こんな感じに接続。入力電圧は200mV。

この状態で測定しますと10Hz~100kHz(これ以上は測っても無駄なので測定しません)迄、完全にフラット。勿論位相のズレもゼロ。


測定

写真は100kHzの写真。見事でしょう。

此処で終わってはダメなんですね。コンデンサーを知っている方なら、こんな測定は何の役にも立たないのが判る筈。

この測定での問題は、コンデンサーに信号を加える発信機の出力インピーダンスと、オシロの入力インピーダンス。

僕の発信機は600Ω出力。オシロは1MΩ入力です。
コンデンサーの受けが1MΩなんてアンプは極少数。

チョット極端に下げて10kΩで受けると・・・・。


測定

上が入力波形、下がコンデンサーを通った波形。
波高値が違いますよね。つまりコンデンサーを通ると電圧が下がります。
更に波形の山の位置。ずれていますよね。此れが位相ズレです。

でも、精々40°位でしょう。間違っても逆相等には成りません。最大に狂っても90°。

ちなみに、この負荷で周波数を上げると80Hzでズレが無くなります。

で、昨日のインチキ測定が判りました?
昨日の測定、トランスの二次側が、略開放状態だったのですね。
此処に100kΩを背負わせると、高域特性はもっと悪くなりますし、位相のズレも始まります。

つまり、素子其の物の特性よりも、使い方なんですね。
間違った使い方をして、あそこのトランスは・・。なんて話が右往左往しています。

さて、次回はアンプに成ってからの位相特性。
どうなりますやら?

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