散々、色々と検討したプレーヤーキャビ。
金属と木材を結合させるのって結構難しいのです。
金属の寸法はまず変わりませんが、木材の寸法は信用出来ません。
その違いを何処で逃げるかが腕の見せ所。出来上がった物を見てもこの部分の苦労は判らないのが残念(笑)。
たとえば鉄筋コンクリート。異種材料の組み合わせが出来るのは、二つの熱膨張率が同じだから有り得る組み合わせなんですね。
真空管のガラスから出ているリード線(足)。電気的にはあまり好ましくない金属です。
でも替えられないんですね。ガラスと熱膨張が同じで無いと、内部の真空を維持できないんです。
木材は勝手気ままに伸びたり反ったり。
で、メーカーはその恐れの無いパーチクルボードに逃げちゃいます。
でも、こいつの音は最低。
パーチクルでつき板仕上げ。見かけは良いんですけどね。
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