何度もやって慣れた仕事ですが、常に緊張するのがパイプ内のリード線交換。

パイプ内に詰め物が無いのなら簡単ですけど、バルサ材が挿入されています。
断面は正方形。その一辺に小さな切り欠きが有って、其処をリード線が通っています。

メーカーが作る時には、バルサ材とリード線をいっぺんに通すんだと思います。

その方が楽ですから。

SMEの内部配線、此れでもかと言う位細くて、更にリッツ線。機械強度（引っ張り強度）はメチャ弱いんですね。

このリード線４本をまとめて半田付け。新しい配線も４本まとめて半田付け。

配線どおしを半田で接続。古い配線を引きながら、新しい配線を送り込むのですが、此れが神経を使う。

万が一、内部でプツン。ナンテ成ったら万事休す。

始める前にコーヒータイムで気を落ち着け、入り口には鍵を（笑）。

イヤ冗談ではないんですよね。僕の仕事に気付かずにドアをドンって入って来る人。いるんですよねー。一瞬ビクッって成ってプツン。

そんな事故を起こしたくないんです。




古い配線に新しい配線が繋がって出て来ました。此れで一安心。




先端のコネクターを見ると、赤の配線が切れています。此れでは右chは出ません。

で、今回、普通に引くと赤を除いた３本で引いちゃいますね。元々強度の弱い配線。やばいんです。

コネクター部をそっと外して、赤の配線をピンセットでつまみ出し、残りの３本と一緒に引きました。

兎に角開けて見たら驚きますよ。線の細さに。

此処まで出来たので、安心してBLOGを書いています（笑）。

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