平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
チョイ梃子摺りました604の修理。
梃子摺ったと言うのは正しくなく、色々と待ち時間が掛かってしまい・・・・・。

今回、片chだけコーン紙の張替えに輸入元へ送ったんですね。
で、張替え後に輸入元から電話があり、ツィーターが断線しかかっている。と言うのです。

この場合の修理法はダイヤフラムアッセンブリーでの交換。このダイヤフラムがまた高い。
またもや修理費が当初をオーバーしてしまう。

オーナーの方へ事情を説明。

するとですね(ニコニコ)、オーナーの方純正ではないがスペアのダイヤフラムを持っていると言う。

純正ではないとするとあそこかな?
あそこは以前JBL2441を使った時(こんなのも使いました)このダイヤフラムに交換。良い感触を持ったダイヤフラムだったのです。





新しいダイヤフラムが付きました。メーカーは『RADIAN』。一時雑誌で広告をしていました。
へら絞りをうたい文句にしていた会社です。

2440の時はJBL独特の煩さが消え、しなやかに成った記憶が有ります。
オーナーの方の好みは判っていますので、コリャイイヤ。

矢印の部分がエッジ。マイラーのフラットエッジです。大音量再生には向きませんが(フラットな為振動板のストロークが稼げない)、今回は1500Hz以上の使い方。
此方の方が絶対に良い筈。




此方が純正のダイヤフラム。ネッ、エッジの形状が違うでしょう。ダイヤフラム部分と一体プレスのタンジェルシャンエッジです。

この方がストロークは稼げますが、余計な動きもし易い。
ドライバーには適しますがツイーターには・・・?

組み終えて発信器の信号を・・・。
まだ新品。チョイ硬い音です。

ドライバーのダイヤフラムのエージング。
2~3年は覚悟。
短い使用期間でさっさと交換してしまう方は美味しい音を知りません。

今度のオーナーの方はその心配の無い方。じっくりと楽しんでもらおうと思っています。

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