平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
新しいアンプが売れません。前の型よりも絶対に良いのに・・・。
理由は簡単。僕の所へ送れば最新型と同じにチューン。

イヤ、非常に拙い・・。
でもね、長年僕の作ったアンプを愛用されている方に喜んでもらいたい。結果どうせやるなら病の再発。

単純に修理で持ち込まれたアンプにもこの病気は起きてしまうんですね。
ウーーン、バカと言うか何とも・・・・・。


最終的には、喜ばれているので結果オーライです。
と言う事で、単に修理で僕の所へ持ち込む方は覚悟が必要です(笑)。

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ここ立て続けにアンプのオーバーホール(現在も1台掛かり中)。
10~11月と言うのは庭仕事が殆ど有りません。

そんな訳で本職に没頭。

でね・・・・・・・。

一ヶ月前辺りから腰痛が酷く、歩き方もぎごちない。(歳かなー・・?)。

11月下旬辺りから冬の準備で結構な庭仕事が出て来ます。1週間前辺りから毎日の庭仕事。
そうしたら、何と腰痛が収まり、歩き方も元の様に・・。

ハイ、僕の本職は運動不足に成り易い。
庭仕事って結構重労働なのです(今回は来春バラを植える土地の土壌改良)。

それを一週間頑張っただけで体の調子が良く成ったんですね。

ウーン、こうなると本職ばかりをやっていてはダメ。適度に庭仕事と合わせて進める。

益々本職の方が遅れそうで・・・・・・(大汗)。



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長年、この様な仕事をしていると色々と思い当たる点に気付きます。
20年以上真空管を交換しなくて平気な人。
10年も持たせられない人。

使用時間じゃないんですね。アンプの置かれている環境。

先に結論を言いますね。
プリアンプなら3cm以上。パワーアンプなら5cm以上。
何の数値か判りますか?

アンプの上の空間です。

要は放熱対策をしているか?
放熱は非常に重要です。例えばケミコン。温度が10℃上がると寿命は1/2。
逆に10℃下がれば倍の寿命に成ります。真空管も同じ。放熱を考慮された設置と無視した設置では倍以上の寿命の差が出るのです。

帰って来たアンプの真空管の状態を見るとある程度想像が出来ます。
コイツは狭い空間で働いていたなと・・・・・。

まあ、ユーザーの自由です。僕がいちいち言う事では有りません。
ただ、狭い所へ押し込んだらアンプの寿命は短く成る。そのリスクを理解して使って下さい。

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3年間も出張をしていたパワーアンプ(EL34シングルステレオアンプ)。
帰って来て2~3ヶ月ですがまたもやの出張。

要は、パワーアンプのオーダーが入った。と言って直ぐに作るのは無理。
その間、此のアンプで楽しんで下さい。と言う訳なのです。

アンプを貸し出せば、少々納期が遅れても(3年と言う例も・・)平気。ジックリと作り込める(と言うのが本心、汗)。

OPTにルンダールを使っているのはご存知の通りです。
で、ルンダール。スピーカーのインピーダンスに合わせて2次側コイルの組み合わせをしないと拙い。
現在は8Ω仕様。

今回貸し出す方へスピーカーのインピーダンスを尋ねました。
答えは4Ω。

と言う訳で・・・・。


8組のコイルの組み合わせを変更。
難しくは無いですけど、結構面倒。
まあ、慣れた作業では有るのですが、初めての方には大変と思います。
下に見える図面がルンダール公表の図面。
此れを見ながら16個の端子間を接続します。

この後4Ωのシールを張って完成です。

ルンダールのトランスはプリント基板用に作られているので、僕の様に空中配線の場合は結構厄介です。

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何とか段ボール箱へ納められたパワーアンプ。
今回は、お客様がシッカリとした段ボール箱を特注して送ってくれました(大感謝)。

この箱なら安心して送れます。

と言いながら腰痛たたた。

一休みをしてから、続きをします。

今夜はゆっくりと風呂で温まろう。

この辺の集荷は1日に一回(田舎なんです)。配送の時間指定も当てに出来ない(ドライバーの苦労を考えると・・)。
と言う事で明日の正午前後(毎日この時間帯に通ります)の集荷を依頼します。

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作業台から降ろされたパワーアンプ。写真を見て、アッ、自分のだ。って気付いた方がいると思います。
昨日で全ての作業が完了。
今回は修理の依頼だったのですが、またもやどうせやるなら病が再発。
12年前に作ったアンプです。その当時には手に入らなかった高品質部品や、僕の考え方の変わった点など色々と弄り・・・・・・。

此処迄の作業よりも大変な仕事が待ってます。
こん包作業。
兎に角重いのですよ。少々腰を痛めてまして休み休みします。今日は此れだけで終わりそう・・・・(涙)。

またもやバラの話。尊敬しているK氏(バラの世界では超有名人)。バラの種類によって病気に強い物。病気に弱い物。それを5段階に振り分けているんですね。
新しく購入する時の指標として非常に判り易い。

で、やはり環境の違いは此れにも出て来ました。タイプ0~4まで有って、要は月に何回消毒をしないといけないかの数字です(最近は0よりも凄いタイプSと言うのも出ました)。
これを目安に消毒をしていたのですが・・・・・・。
3よりも弱い2とか、2と同等の1とか、2よりも強い3とかが出て来たのです(庭のバラ、80種を超えました、汗)。
要は何事も自分で試さないと判らない。
雑誌の評価でオーディオ機器を選ぶのは非常に危険です。

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次の仕事に入って一休み。
そうだ、あのネタ・・・。

家の前がバラでいっぱいに成っているのはご報告済み。
で、変な奴が出たんですよ。

2年前の7月に生まれて初めてバラを植えました。そいつの名前は『ブランピエールドゥロンサール』。
日本で一番有名な『ピエールドゥロンサール』の枝替わり品種です。
コイツはつる性のバラで調子が良いと3~5mにも育つらしいんです。

今年の夏には3mの高さの藤棚の一番テッペンに届きました。
勿論その後も成長は続いて・・・・・・。

つる薔薇と言ってもつる性植物(蔦、朝顔等)と違って自分から巻き付く事が出来ないのです。
要はダランと垂れ下がる。

そんな訳で、育てている方達は誘引と言って、ワイヤーや紐等で後ろの壁や柵に留めるのです。
僕も今年の冬は藤棚に誘引をするようだな。と覚悟をしていたのですが・・・・・。


一番伸びた枝。何処にも留めていないのに、棚の上をグングン育つ。

横へ伸びた枝。

コイツはパイプの上では無く、横に沿って伸びている。

誘引の手間が省けたんだけどなんか変?


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本日納品したプリアンプ。ご存知の様に新品では有りません。40年間使われた物をオーバーホールした物です。
単にオーバーホールでは無く、最新のノウハウを詰め込んで・・・・。

改めて考えると40年前のアンプに今のノウハウを入れるって・・・・・。

普通では不可能です。出来た原因、当時と回路が丸っ切り変わっていません。
信号ラインが全然変わっていないので出来た作業だったのです。

イヤ、自分でも驚いています。40年間変わらなかった信号ライン。

当時の僕はインピーダンスの基本も理解していませんでした。只、理想的な回路は・・?
って考えていたのです。当時使っていたアンプ(数種類のメーカー製も含め)を散々弄り回し、聴感上で決めました。
現在の様な理論付は出来ていなかったのです。今回のアップは、まあ酔った勢いでのゲロと思って下さい。

其の後、色々な理論を理解して来ました。その理論に当てはめても最初の回路が破綻しなかったのです。40年経った今でもそれは同じです。
あれはまぐれだったか、神様が教えてくれたのか・・・・。

今現在でも改良の手立てを思い付きません。と言いながらあるアイディアを大阪のお客様に言ったら、即注文(汗)。
本当に重箱の隅を突くアイディアです。でも自信は有りますので・・(笑)。
基本回路は、最新のアンプと何も変わりません。部品の配置と配線の引き回しの変更です。でも此の重要性を理解している人、どの程度いるのかなー・・・・。

パワー管の種類でアンプの評価をしている人。数十年遅れています。回路を(パーツも)同じにすれば同じ音が出る。なんて考えている人はオーディオを舐めています。さっさと退場して下さい(酔った勢いですので・・)。

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