今朝の風景。気付きました?何時もは埃を被っている、オイロダインのホーンが綺麗な事に・・・・・(笑)。
本当に何年ぶりですかね。ホーンの埃を拭ったのは。
そうしたくなる鳴り方をしています。
ミッドハイを取り付けたのは丁度半月前。
もう今は、このユニットのないオイロダインは考えられません。
そんなに馴染んでしまいました。
で、フト・・・・・・・。
世の中のオイロダインファンに言わせると、邪道だろーなー。
第一オイロダインとフォステクスでは格が違うよ。
そんな声が聞こえて来そうです。
でも、そういう意見の方。オイロダインにきちんとチューニングしています。
オイロダインは天下のシーメンスが作った名機。此の侭で完成されている。なんて思っているんでしょうね。
でも、僕はオリジナルのオイロダインの鳴り方も好きだけど、アクが強過ぎる。
大袈裟に騒ぎ過ぎるんですね。
確かに、ヒットラーが観衆の前で大見得を切った演説をするには最高のスピーカーと思う(僕のオイロダイン、製造された頃はヒットラーが生きていた)。
でも、ワーグナーだけを聞いている訳じゃないし。
古楽器を使ったバロックも聞くし、山口百恵だって聞く。ピーターソンも聞けば円生も・・。
僕には名機でも駄機でも関係ない。僕にとって正直に演奏家の心を伝えてくれれば。
まあ、今考えると、フォステクスが海外の有名メーカー(雑誌の所為だけどね)と比べて2~3流と思われているのは、ブーム時代に採用した評論家が悪かった(誰だか判りますよね、笑)。悪い人間ではなかったけど、やる事に品がなかった。
そう言えば、昨日来た有る方。
彼もオイロダインを使っている。
僕のオイロダインを聴いて『最後は品だな。大きな音は騙されるし、大きな音で人を驚かすのは難しくない。小さな音でどこまで聞かせられるかが肝心。』
ウーーーン。感心しました。
で、今聞いているレコードです。
今朝、出勤して直ぐの僕の机の上。
ツィーターやネットワークの部品が、散らかり放題。
昨夜は頑張りました。日付の替わる時間迄休み無く作業。
今迄の僕なら、19時ごろで『続きは明日だな。』と言った感じで、作業を中断するんだけど、なぜか昨日は違った。
完成させて、音を聞きたい。
今迄も、新しい物を作る時は其れ成りに期待感が有る。
でも、昨夜の其れは今迄にないもの。
なにか、ワクワクする期待感。
左手は限界に来ている。関節がビリビリ痛む。でも止められない。
こんな感覚、暫くぶり。
全ての接続が終わったのは、日付が変わって直ぐ。
アンプに火を入れる。
二階には、他人が住んでいるので、音量は上げられない。
小さな音量で、今年初めに聞いたレコードに針を下ろす。
ウソッ。こんなチェンバロ聞いた事がない。小さな音量なのにチェンバロの大きさが判る。
今迄のオイロダイン。音量を上げた時は、完全にコアキシャルを上回っていた。
しかし、音量を絞ると・・・・・・・。
コアキシャルと比べると音が痩せて聞こえる。
振動板が重いんだから仕方ないか・・・・・。
今回は違う。小さな音量でも一切痩せない。
コアキシャルを聞いているみたい。
レコードを換える。
カレン・カーペンターの笑顔が見える。
クソッ。家と職場が一緒なら、此処で乾杯なのに・・。
家からも、帰りが遅いので心配して電話が来たし。
しぶしぶ帰宅。
今、何時もの音量で聞いています。
装置が変わってしまいました。
以前、バイタの10セルホーンを使っていた時にも、ミッドハイを使いました。
あの時はホーンの高域特性が悪く、直接ツィーターに繋ぐのは無理だったからです。
今回のオイロダイン。高域特性は十分なユニット。ツィーターに直接渡しても行ける筈でした。
実際今迄の音にも其れ成りに満足。ドライバーとツィーターとの繋がりにも、疑問は持っていなかったのです。
でも、今の音を聞くと・・・・・・・。
ツィーターとは繋がっていなかったなー。
今回、あのホーンの注文が無かったら・・・・・・・・。
追記です。
どうもミッドハイユニットは必要みたいです。
過去の海外の名機。500Hzクロスの2ウェイが大多数。500Hzから上をホーンユニットが受け持っています(オイロダインも其の一つ)。
中型ホーンですので、ツィーターをプラスしている方を結構見受けます。
僕もその様な方の音を散々聞かせて頂きました。
申し訳ないのですが、、繋がり方が不十分。市販のネットワークや、ユニットのインピーダンスを測定しない自作ネットワークですので、仕方が無いと思っていました。
一般市販のツィーターは精々5kHzが精一杯。
今回迄、それでも良いかなと・・・・・。
3kHzから使えるミッドハイを使うと、今迄の繋がり方は不十分を、嫌と言う程教えてくれます。
実は未だ、ユニットの位置合わせをしていません。
それでも此れだけ繋がってしまいますと・・・・・・・。
数日前のアンプの追加とネットワークの手直し。
オイロダインが化けた。なんて此処に書いたものだから、馴染みのお客様が聞きに来ると言う。
確かに、最初は化けたと思った。以前は聞こえなかった音が聞こえてくる。
要は、基本性能は上がったと言う事。
で・・・・・・・。
長時間聞いていると疲れてくる。確かに凄くは成ったのだけれど、ナンカ変・・・・・・。
で、今朝一番の店の中。
人には口が酸っぱくなる位、位相合わせは大事です。って言っているのに、今回はしていない。
クロスを変えたのだからしなきゃ絶対にNG。
で、この測定(調整)はレコードを掛けてもまず無理。音楽成分の中から、クロスの周波数成分だけを聞き分けるなんて僕には不可能。
アンプに発信器を繋ぎ、新しいクロスにした6kHz(以前は7kHz)の正弦波を入れる。
スピーカーから其の音を出して、ツィーターとドライバーの位置関係を決めるのです。
クロス周波数の信号は、ドライバーとツィーターから半々に出ている筈。
お互いの位相が合った時の音圧が一番大きく成ります。
この位置を探すのですね。
ハハ、ツィーターが2mm後ろへ下がった。
今まで聞いていたレコードをもう一度聞きなおす。
此れなら、人に聞かせられる。
ニコッとしたところへ、約束のお客さん来店。
ホッ。間に合った。
オイロダインが化けた。なんて此処に書いたものだから、馴染みのお客様が聞きに来ると言う。
確かに、最初は化けたと思った。以前は聞こえなかった音が聞こえてくる。
要は、基本性能は上がったと言う事。
で・・・・・・・。
長時間聞いていると疲れてくる。確かに凄くは成ったのだけれど、ナンカ変・・・・・・。
で、今朝一番の店の中。
人には口が酸っぱくなる位、位相合わせは大事です。って言っているのに、今回はしていない。
クロスを変えたのだからしなきゃ絶対にNG。
で、この測定(調整)はレコードを掛けてもまず無理。音楽成分の中から、クロスの周波数成分だけを聞き分けるなんて僕には不可能。
アンプに発信器を繋ぎ、新しいクロスにした6kHz(以前は7kHz)の正弦波を入れる。
スピーカーから其の音を出して、ツィーターとドライバーの位置関係を決めるのです。
クロス周波数の信号は、ドライバーとツィーターから半々に出ている筈。
お互いの位相が合った時の音圧が一番大きく成ります。
この位置を探すのですね。
ハハ、ツィーターが2mm後ろへ下がった。
今まで聞いていたレコードをもう一度聞きなおす。
此れなら、人に聞かせられる。
ニコッとしたところへ、約束のお客さん来店。
ホッ。間に合った。