年末から開始したプリアンプのオーバーホール。
まず電源から開始したのですが思いのほか梃子摺りました。
何時もの『どうせやるなら病』を発症。
やった事と言えば、タイマーとリレーの取り付け。
ケミコンの全交換。
一部の抵抗値の変更。
此れだけなんですけどね・・・・・・。
ケミコンの交換に梃子摺りました。
今迄はブロックケミコンを使用。つまりケミコンは全てシャシの上に出ていたのです。
その前提でシャシは設計されています。
ブロックケミコンは今回の場合、3個のケミコンが1個のボディに内蔵。そのケミコンが2個シャシの上。
つまり何とか6個のケミコンをシャシに入れる必要が出たのです。
更に悪い事に1900μが3個入っていたブロックケミコン。
今回のケミコンは1000μ。つまり2個をパラう必要が出たのですね。
最終的に9個のケミコンを内蔵しないといけなく成りました。
その結果が上の写真です。
電源Swともゴチンコしまして手直し。
チョイごちゃごちゃしていますが、問題の無い配置にして有ります。
電源部だけのテストは出来ませんので、本体が終わってからのテストです。
まず電源から開始したのですが思いのほか梃子摺りました。
何時もの『どうせやるなら病』を発症。
やった事と言えば、タイマーとリレーの取り付け。
ケミコンの全交換。
一部の抵抗値の変更。
此れだけなんですけどね・・・・・・。
ケミコンの交換に梃子摺りました。
今迄はブロックケミコンを使用。つまりケミコンは全てシャシの上に出ていたのです。
その前提でシャシは設計されています。
ブロックケミコンは今回の場合、3個のケミコンが1個のボディに内蔵。そのケミコンが2個シャシの上。
つまり何とか6個のケミコンをシャシに入れる必要が出たのです。
更に悪い事に1900μが3個入っていたブロックケミコン。
今回のケミコンは1000μ。つまり2個をパラう必要が出たのですね。
最終的に9個のケミコンを内蔵しないといけなく成りました。
その結果が上の写真です。
電源Swともゴチンコしまして手直し。
チョイごちゃごちゃしていますが、問題の無い配置にして有ります。
電源部だけのテストは出来ませんので、本体が終わってからのテストです。
リレーソケットが取り付けられました。
此処には本来ブロックケミコンが付いていた場所。
まあ、早い話が全て配線のし直しです。
要は、今迄はシャシの外に出ていたケミコンを全て内臓にする。
アンプを少しでも弄った方ならこれがどの程度大変かを判りますよね。
出来るだけラグを増やしたくない(この加工は大変)。
で・・・・・・。
何度書き直したか判らない実態図。
実際にパーツを当てがい、寸法の確認。
地味な作業ですがとっても大事な作業です。
シャシ内に飛び出てしまったリレーソケット。
通常なラグの配置ではゴチンコ間違いなし。
そんな訳で・・・・・・。
まあ色々と有ります。
最近の僕、自分で納得の行く形が見つかる迄先に進みません。自己満足なんですけどねー・・。
此処には本来ブロックケミコンが付いていた場所。
まあ、早い話が全て配線のし直しです。
要は、今迄はシャシの外に出ていたケミコンを全て内臓にする。
アンプを少しでも弄った方ならこれがどの程度大変かを判りますよね。
出来るだけラグを増やしたくない(この加工は大変)。
で・・・・・・。
何度書き直したか判らない実態図。
実際にパーツを当てがい、寸法の確認。
地味な作業ですがとっても大事な作業です。
シャシ内に飛び出てしまったリレーソケット。
通常なラグの配置ではゴチンコ間違いなし。
そんな訳で・・・・・・。
まあ色々と有ります。
最近の僕、自分で納得の行く形が見つかる迄先に進みません。自己満足なんですけどねー・・。
エーーー、昨日は地元の新年会。
タップリと飲みましたよタダ酒を・・・(汗)。
今年は例年よりも参加者が少なく、酒も料理も去年並みに用意したのでもう大変。
何故か盛り上がり昨年よりも2時間延長。
そんな訳で今日の僕は・・(で、タイトルです)。
でも偉いですねー、そんな状況なのに・・。
一昨日作ったプレート2枚。
同じサイズにシャシへ穴あけ。
今回は板厚6mm。しかもフライスでの加工は無理(全てバラせば可能)。
ハイ、電動ドリルでの加工です。
やっぱり買って良かった。
と言うのはマキタの充電式電動ドリル。
以前のAC100V用ですとドリルの回転が早過ぎる。
今回のはトリガーの引き加減で回転数をコントロール出来るのです。
更に逆回転も可能。
6mmも板厚が有りますと、真っ直ぐに穴を開けないと入り口は合ってても出口が狂う。
いざと成ったら鑢での修正も考えていたのですが、一発でOK。
で、上の写真です。
此のソケット、もうお馴染みですよね。タイマーとリレーを挿し込みます。
要は整流管の立ち上がりを遅くするのですね。
整流管が傍熱型なら大丈夫なのですが、直熱管ですと2~3秒で立ち上がります。
対して他の真空管が動作を始めるのには30秒近く掛かる。
つまり電源の立ち上がりが早過ぎて、通常よりも遥かに高い電圧が動作開始に掛かってしまうのです。
此れはケミコンと真空管の寿命に関わるのですね。
昔の真空管アンプを考えましょう。真空管の寿命は3年程度と言われていました(実際にLUXのアンプもその程度)。
あの辺りのアンプは電源に真空管を使わずに半導体です。つまり電源SWを入れると同時に瞬間に高圧電流が出て来ます。
此れではたまりませんんよね。せめて真空管整流でしたらジワッと電圧が上がります。
更にタイマーで整流管の立ち上がりを遅らせて置けば、他の真空管が何時でもどうぞ、状態に成ってからジワッと電圧が上がるのですから、真空管やケミコンに優しいのです。
音質には関係のないタイマーですが、アンプに優しい装備なのです。
タップリと飲みましたよタダ酒を・・・(汗)。
今年は例年よりも参加者が少なく、酒も料理も去年並みに用意したのでもう大変。
何故か盛り上がり昨年よりも2時間延長。
そんな訳で今日の僕は・・(で、タイトルです)。
でも偉いですねー、そんな状況なのに・・。
一昨日作ったプレート2枚。
同じサイズにシャシへ穴あけ。
今回は板厚6mm。しかもフライスでの加工は無理(全てバラせば可能)。
ハイ、電動ドリルでの加工です。
やっぱり買って良かった。
と言うのはマキタの充電式電動ドリル。
以前のAC100V用ですとドリルの回転が早過ぎる。
今回のはトリガーの引き加減で回転数をコントロール出来るのです。
更に逆回転も可能。
6mmも板厚が有りますと、真っ直ぐに穴を開けないと入り口は合ってても出口が狂う。
いざと成ったら鑢での修正も考えていたのですが、一発でOK。
で、上の写真です。
此のソケット、もうお馴染みですよね。タイマーとリレーを挿し込みます。
要は整流管の立ち上がりを遅くするのですね。
整流管が傍熱型なら大丈夫なのですが、直熱管ですと2~3秒で立ち上がります。
対して他の真空管が動作を始めるのには30秒近く掛かる。
つまり電源の立ち上がりが早過ぎて、通常よりも遥かに高い電圧が動作開始に掛かってしまうのです。
此れはケミコンと真空管の寿命に関わるのですね。
昔の真空管アンプを考えましょう。真空管の寿命は3年程度と言われていました(実際にLUXのアンプもその程度)。
あの辺りのアンプは電源に真空管を使わずに半導体です。つまり電源SWを入れると同時に瞬間に高圧電流が出て来ます。
此れではたまりませんんよね。せめて真空管整流でしたらジワッと電圧が上がります。
更にタイマーで整流管の立ち上がりを遅らせて置けば、他の真空管が何時でもどうぞ、状態に成ってからジワッと電圧が上がるのですから、真空管やケミコンに優しいのです。
音質には関係のないタイマーですが、アンプに優しい装備なのです。
先日アップしました電源のコンデンサー抜け。
同じコンデンサーの新品ストックは有るんですけどねー・・・・・・。
昔付き合っていた産業機器の技術者。彼の言う事には・・。
『新品で購入したケミコンでも10年間ストックしたら廃棄。』
僕がストックしているコンデンサーは30年位前に買った物(大汗)。
でもなぜか昔の部品を有り難がる方は使うんでしょうねー。
基本、同じメーカーのコンデンサーでもブロックケミコンとチューブラコンの音を聴き比べると、圧倒的にチューブラコンの勝ち。
理由は前回書きました。緩く巻いて潰すと言う作り方では・・・・。
と言う訳で、僕のアンプはかなり前からブロックケミコンの使用を一切やめました(1個しか入っていないブロックケミコンはOK)。
そんな訳でブロックケミコンの使用は止めるのですが、此処で問題。
使っていないケミコンを其の侭残して置く。
ケミコンを外して大きな穴を其の侭にしておく。
ケミコンを外した穴をアルミのプレートで蓋をする。
もう一つ、この穴を有効利用する。
で、こんなパーツを今日一日掛けて作ったんですね。
種明かしは段々として行きます。
同じコンデンサーの新品ストックは有るんですけどねー・・・・・・。
昔付き合っていた産業機器の技術者。彼の言う事には・・。
『新品で購入したケミコンでも10年間ストックしたら廃棄。』
僕がストックしているコンデンサーは30年位前に買った物(大汗)。
でもなぜか昔の部品を有り難がる方は使うんでしょうねー。
基本、同じメーカーのコンデンサーでもブロックケミコンとチューブラコンの音を聴き比べると、圧倒的にチューブラコンの勝ち。
理由は前回書きました。緩く巻いて潰すと言う作り方では・・・・。
と言う訳で、僕のアンプはかなり前からブロックケミコンの使用を一切やめました(1個しか入っていないブロックケミコンはOK)。
そんな訳でブロックケミコンの使用は止めるのですが、此処で問題。
使っていないケミコンを其の侭残して置く。
ケミコンを外して大きな穴を其の侭にしておく。
ケミコンを外した穴をアルミのプレートで蓋をする。
もう一つ、この穴を有効利用する。
で、こんなパーツを今日一日掛けて作ったんですね。
種明かしは段々として行きます。
昨年から掛かっているプリアンプの作業。
30年選手ですので何が有ってもおかしく有りません。
動作を見る前に、この手のアンプは目視が大切。ウッカリ電源を入れてバチバチバチなんて事も有るんですよ。
手前の部品が邪魔で奥の配線が見えないので、手前のパーツを全て外します。
見えたケミコンの端子。
3本の足の内、1本の足の根元が変。要は電解液が漏れた痕。
根元に何か付いているでしょう。
測定器で容量を測ったら、本来30μ有るべき所が3µしかない。10分の一です。此れではノイズも出る筈で・・・・。
散々此処に書いていますが、ケミコンは10年を超えたら交換を薦めます。数年前に購入した産業用の電源。10年間保証となっているのですがケミコンは保証の対象外。
今回はフラット段の改造で預かったのですが、これを見ちゃうとケミコンは無条件で全数交換します。
色々と楽しませてくれそうです。
その後、無事と見えた2個の端子(写真両側)。測定すると此れもブッブー。
1/3以下に容量が減っています。
電子機器の組み立てには非常に便利な、数個のコンデンサーが入っているブロックケミコン。
音の為にも良く無いのできれいさっぱり取り除きます。
コンデンサーの理想形は円筒形です。
ブロックケミコンは、例えば3個の同じ容量のコンデンサーが入っているとしますね。
その場合緩めに巻いた3本の円筒形を、120°の扇状に潰してアルミ缶へ入れるのです。
潰せる様に若干緩めに巻くと言うのが問題なので、ケミコン以外のコンデンサーも、本当に性能の高い物は円筒形に成ってます。
この場合は潰さないで済むのできつく巻けるのですね。
30年選手ですので何が有ってもおかしく有りません。
動作を見る前に、この手のアンプは目視が大切。ウッカリ電源を入れてバチバチバチなんて事も有るんですよ。
手前の部品が邪魔で奥の配線が見えないので、手前のパーツを全て外します。
見えたケミコンの端子。
3本の足の内、1本の足の根元が変。要は電解液が漏れた痕。
根元に何か付いているでしょう。
測定器で容量を測ったら、本来30μ有るべき所が3µしかない。10分の一です。此れではノイズも出る筈で・・・・。
散々此処に書いていますが、ケミコンは10年を超えたら交換を薦めます。数年前に購入した産業用の電源。10年間保証となっているのですがケミコンは保証の対象外。
今回はフラット段の改造で預かったのですが、これを見ちゃうとケミコンは無条件で全数交換します。
色々と楽しませてくれそうです。
その後、無事と見えた2個の端子(写真両側)。測定すると此れもブッブー。
1/3以下に容量が減っています。
電子機器の組み立てには非常に便利な、数個のコンデンサーが入っているブロックケミコン。
音の為にも良く無いのできれいさっぱり取り除きます。
コンデンサーの理想形は円筒形です。
ブロックケミコンは、例えば3個の同じ容量のコンデンサーが入っているとしますね。
その場合緩めに巻いた3本の円筒形を、120°の扇状に潰してアルミ缶へ入れるのです。
潰せる様に若干緩めに巻くと言うのが問題なので、ケミコン以外のコンデンサーも、本当に性能の高い物は円筒形に成ってます。
この場合は潰さないで済むのできつく巻けるのですね。
本人としては認めたくないんだけど、昔ほどの仕事量をこなせない。
一般の世の中ならとうに定年退職。
でもこの仕事好きなんですよねー。
で、半年位前。あるお客様の所。その方は最初期型のHL-Ⅱを使っていられます。
基本回路は最新型と丸っ切り同じ。しかもオプションのトランス結合を採用。
当時の僕のプリアンプでは最強バージョン。
でも、最新の単なるCR結合アンプに敵わない。
其れもご本人は十分に承知。
で、僕が余計な一言。
『今の最新型のプリアンプ、たった一人だけがトランス結合バージョンで、他の方は皆CR結合なんですよ。ある意味CR結合で満足されている。』
『今のプリアンプは将来トランス結合へグレードアップの出来るシャシ構造。でも実際にしている方はたった一人。』
『逆に言うとトランス結合を前提としてシャシ設計をしている。その分が無駄なんですね。』
『だったら、トランス結合を考えないでCR結合だけでシャシの設計をすれば・・・・・・。』
その時のお客様、目がキラリ。
本日そのお客様からメール。来年・・・・・・・。
こうなったらゼロから設計し直しします(勿論シャシ設計)。
皆さん、回路やパーツの話はするけどシャシの話をする方は略皆無。
アンプ作りで一番大切なのってシャシ設計って気付いていない。
トランスを入れるスペースが要らないので、一回り小型のシャシに成ります。
そうすると、同じ肉厚の材料でシャシを作ると機械強度は上がります。つまり余計な共振が出難い。
配線も短縮化できるし、CR類の配置も更に理想的に出来る。
ハッキリ言って重箱の隅を突く様な作業です。
でも、今の最新型。その作業をしました。回路、定数、パーツは其れ迄の物と全く同じ。当時僕の使っていたプリアンプはトランス結合、左右別電源と最強バージョン。
鳴き比べ・・・・。
ハハ、其れ迄の最強バージョンに負けない。勝ったとは言いません。でも負けていない。
その経験で、パワーアンプも作り直し。結果は同じ。
そんな訳で、重箱の隅の重要性をイヤと言う程味わったのです。
と言う訳でCR結合に適したシャシの設計に入ります。
と言っても、現在受けている仕事が沢山残っているので、開始は来年かなー。
でも、僕も楽しみ。
一般の世の中ならとうに定年退職。
でもこの仕事好きなんですよねー。
で、半年位前。あるお客様の所。その方は最初期型のHL-Ⅱを使っていられます。
基本回路は最新型と丸っ切り同じ。しかもオプションのトランス結合を採用。
当時の僕のプリアンプでは最強バージョン。
でも、最新の単なるCR結合アンプに敵わない。
其れもご本人は十分に承知。
で、僕が余計な一言。
『今の最新型のプリアンプ、たった一人だけがトランス結合バージョンで、他の方は皆CR結合なんですよ。ある意味CR結合で満足されている。』
『今のプリアンプは将来トランス結合へグレードアップの出来るシャシ構造。でも実際にしている方はたった一人。』
『逆に言うとトランス結合を前提としてシャシ設計をしている。その分が無駄なんですね。』
『だったら、トランス結合を考えないでCR結合だけでシャシの設計をすれば・・・・・・。』
その時のお客様、目がキラリ。
本日そのお客様からメール。来年・・・・・・・。
こうなったらゼロから設計し直しします(勿論シャシ設計)。
皆さん、回路やパーツの話はするけどシャシの話をする方は略皆無。
アンプ作りで一番大切なのってシャシ設計って気付いていない。
トランスを入れるスペースが要らないので、一回り小型のシャシに成ります。
そうすると、同じ肉厚の材料でシャシを作ると機械強度は上がります。つまり余計な共振が出難い。
配線も短縮化できるし、CR類の配置も更に理想的に出来る。
ハッキリ言って重箱の隅を突く様な作業です。
でも、今の最新型。その作業をしました。回路、定数、パーツは其れ迄の物と全く同じ。当時僕の使っていたプリアンプはトランス結合、左右別電源と最強バージョン。
鳴き比べ・・・・。
ハハ、其れ迄の最強バージョンに負けない。勝ったとは言いません。でも負けていない。
その経験で、パワーアンプも作り直し。結果は同じ。
そんな訳で、重箱の隅の重要性をイヤと言う程味わったのです。
と言う訳でCR結合に適したシャシの設計に入ります。
と言っても、現在受けている仕事が沢山残っているので、開始は来年かなー。
でも、僕も楽しみ。
1週間ほど前に40年近く使われたアンプの修理をしました。有名どころのKITのアンプで、作ったのは若かりし頃の僕。
此のアンプは20台以上作ったと思います。
写真は今回は有りません。載せちゃうとメーカーが判ってしまいますからね。
修理の内容はVRのガリ。その他も使用時間が時間ですからジックリとチェックをします。
アンプの構成は12AX7を2段で使うフォノイコライザー。
フラット段は12AU7の片ユニットで増幅、直結でもう片方のユニットへ繋ぎカソフォロ出力と言う極普通の回路です。
この極普通と言うのが大事、変に凝った回路なんかで作ったら40年近く動作をさせるのはまず無理。
VRも『良く持ったねー』と言うのが僕の本音。
当時のVRと同じ物は入手不可能。電気的に同じ物を探して、少々の手直しで交換します。
この様な時にプリント基板を使っていないのは助かります。基盤だったら修理不能の恐れ大。
無事に交換が終わり動作チェック。
この時に重要なのは、VRがガリを起こしたと言う事は、フラット段の初段管のグリットが宙に浮いたと言う事です。フラット段の12AU7は無条件交換。
24時間の通電テスト後に各真空管の動作点のチェック。この時に通電初期との差が大きかったら(10%以上)再修理です。
今回は5%以内に収まりました。まあ10%と言うのは結構甘い基準ですが・・。古いアンプの場合の基準で新しいアンプは5%以内でやってます。
今回のアンプ、抵抗器にA&Bを使っていますので厳しいのです。
真空管の動作にOKが出ましたので、信号を入れての波形チェック。此れをしないで聴感テストだけで判断する人を僕は信用しません。
通常、VRは全開でテストをします。此れも正常。
で、意地悪テスト。
VRを半開での周波数テスト。ちなみにVRは250kΩ。僕製のアンプは100kΩですので今回のアンプの方がかなり不利。
えーーー、低い周波数からスイープして行きますと、2KHzから出力レベルが下がりだします。しかも左右が非対称(10KHzなんて酷い下がり方)。
此処でピーンと来た方は凄い。
そうです、VRとフラット段間のシールド線の悪さです。
左右非対称なのはシールド線の長さが左右で違う。
つまりVRとフラット段の部品配置が拙い(此れが出来ている市販アンプを知りませんが・・)。
今日の結論。VRの出力側にシールド線を使ってはいけません。其れの出来る部品配置を最優先させてパネルのツマミの位置は次の優先課題です。
高域のレベルが下がると言う事は、倍音成分が出ません。つまり楽器のニュアンスが出難いアンプなのです。
此のアンプは20台以上作ったと思います。
写真は今回は有りません。載せちゃうとメーカーが判ってしまいますからね。
修理の内容はVRのガリ。その他も使用時間が時間ですからジックリとチェックをします。
アンプの構成は12AX7を2段で使うフォノイコライザー。
フラット段は12AU7の片ユニットで増幅、直結でもう片方のユニットへ繋ぎカソフォロ出力と言う極普通の回路です。
この極普通と言うのが大事、変に凝った回路なんかで作ったら40年近く動作をさせるのはまず無理。
VRも『良く持ったねー』と言うのが僕の本音。
当時のVRと同じ物は入手不可能。電気的に同じ物を探して、少々の手直しで交換します。
この様な時にプリント基板を使っていないのは助かります。基盤だったら修理不能の恐れ大。
無事に交換が終わり動作チェック。
この時に重要なのは、VRがガリを起こしたと言う事は、フラット段の初段管のグリットが宙に浮いたと言う事です。フラット段の12AU7は無条件交換。
24時間の通電テスト後に各真空管の動作点のチェック。この時に通電初期との差が大きかったら(10%以上)再修理です。
今回は5%以内に収まりました。まあ10%と言うのは結構甘い基準ですが・・。古いアンプの場合の基準で新しいアンプは5%以内でやってます。
今回のアンプ、抵抗器にA&Bを使っていますので厳しいのです。
真空管の動作にOKが出ましたので、信号を入れての波形チェック。此れをしないで聴感テストだけで判断する人を僕は信用しません。
通常、VRは全開でテストをします。此れも正常。
で、意地悪テスト。
VRを半開での周波数テスト。ちなみにVRは250kΩ。僕製のアンプは100kΩですので今回のアンプの方がかなり不利。
えーーー、低い周波数からスイープして行きますと、2KHzから出力レベルが下がりだします。しかも左右が非対称(10KHzなんて酷い下がり方)。
此処でピーンと来た方は凄い。
そうです、VRとフラット段間のシールド線の悪さです。
左右非対称なのはシールド線の長さが左右で違う。
つまりVRとフラット段の部品配置が拙い(此れが出来ている市販アンプを知りませんが・・)。
今日の結論。VRの出力側にシールド線を使ってはいけません。其れの出来る部品配置を最優先させてパネルのツマミの位置は次の優先課題です。
高域のレベルが下がると言う事は、倍音成分が出ません。つまり楽器のニュアンスが出難いアンプなのです。
久しぶりに二階から降ろして来たプリアンプ。
3年位惰眠を貪らせていました。
此の侭終わるのは勿体ないよね。
そんな思いを持ち始めた時に連絡を頂いたのです(プリを注文したらどの程度掛かるか?)
最近の僕は、集中力が長時間維持できません。脳が疲れを訴えるんですね。
そんな時に無理をしても良い仕事は出来ません。
必ずコーヒータイム(30分から1時間)。
そんなペースですから、昔と同じ仕事量はこなせません。
更に拙い事に、昔よりも仕事の内容に拘っている(良い仕事をしたい)。
八王子で仕事をしていた当時と比べると固定費が半分以下に成った(汗)と言うのもあって、兎に角良い仕事をしたいのです。
初めてのお客様から連絡を頂いて、僕の納品が1年以上先に成ります。の答えで諦める方多々・・・。
で、今回のアンプ。明後日の日曜日に持ち込む事に成りました。遠方ですので雪の場合は延期です。
昨日、半日かけて作ったシールドケース。
まず必要ありません。万が一の為の用心です。
お使いの機器によっては、磁気をまき散らす物も有りますので・・・。
今日は暫くぶりに食品の買い出し。スーパー迄片道22km有りますので・・・・。
3年位惰眠を貪らせていました。
此の侭終わるのは勿体ないよね。
そんな思いを持ち始めた時に連絡を頂いたのです(プリを注文したらどの程度掛かるか?)
最近の僕は、集中力が長時間維持できません。脳が疲れを訴えるんですね。
そんな時に無理をしても良い仕事は出来ません。
必ずコーヒータイム(30分から1時間)。
そんなペースですから、昔と同じ仕事量はこなせません。
更に拙い事に、昔よりも仕事の内容に拘っている(良い仕事をしたい)。
八王子で仕事をしていた当時と比べると固定費が半分以下に成った(汗)と言うのもあって、兎に角良い仕事をしたいのです。
初めてのお客様から連絡を頂いて、僕の納品が1年以上先に成ります。の答えで諦める方多々・・・。
で、今回のアンプ。明後日の日曜日に持ち込む事に成りました。遠方ですので雪の場合は延期です。
昨日、半日かけて作ったシールドケース。
まず必要ありません。万が一の為の用心です。
お使いの機器によっては、磁気をまき散らす物も有りますので・・・。
今日は暫くぶりに食品の買い出し。スーパー迄片道22km有りますので・・・・。