この様なアンプが入って来ました。
別に故障はしていません。
シッカリと作って有りますので、かなりの年月でもノントラブルだったアンプです。
只、寄る年並みには敵わず、痛んできたパーツもちらりほらり。
その辺を心配したオーナーが持って来られました。
愛着を持っているアンプの整備を任せてもらえると言うのも嬉しい限りです。
製作者が他界してしまいましたので、仕方が無いのですね。
生きていれば、あの方なら何時でも整備を受けた筈です。
今回の整備の中心は真空管ソケットの交換。
前にも書きましたが、真空管がスルッと抜けたら駄目です。
親の敵、ってな感じで引っ張らないと抜けないのが正常です。
あ、それと整流管のソケット。此れは電流を流すので接触不良はまず有りません。
その代わり高圧電流にさらされますので、電極間の漏洩電流が怖いんですね。
僕も昔散々泣かされました。
抜き差しがきつくても、長年使ったソケットは交換です。
シンチのソケットを使用していますが、僕も昔は愛用。
ですが、今はもっと良質のソケットが入手出来ています。
そちらへの交換です。
それと、ケミコンの全交換。
これも古いアンプでは必須科目。
作った方の意思を読み取りながらの作業です。
○○さん。草葉の陰で何と見ているか・・・・(笑)。
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