平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。


正月くらい休めば良いのに・・・・・・。
元旦から始めています。

今迄なら始めようと思ったら店まで出勤が必要。
今の環境。その気に成れば・・・・・・。

本当は今日1日は休もうって思ってたんですね。
テレビでも見ながら・・・・・・・。

で、番組を見たらクダラン。年々レベルが下がっているって思っているの僕だけかな?

DVDで映画を見始めたんだけど何か気分が乗らない。

ホンジャ・・・・・・・・。

4個有るOPT。今回の使い方に合うようにインピーダンスの変更です。
コアキシャルのウーハー(10W)を鳴らす為のアンプ。
EL34シングルステレオアンプを得意の逆相作動をさせ、モノラルアンプとして使います。

ツィーターはEL84の逆相アンプですから、此れで全てのアンプが逆相アンプ。
こいつの威力を知っちゃうと戻れません。

で、ついでに(本当はお金が無い、汗)、チョット実験を・・・・・・。

写真のOPT。見た目はまったく同じですが、微妙に違う仕様なんですね。

何が違うかと言うと、一次側に流せる電流値。
2個は80mA。残りの2個が60mAなんです。

本当は60mAで揃えたかったのですが、このOPT。高い・・・・・・・。
80mAを持っているのは以前使った300B用です。
僕は300Bに75mA流しますので80mAが必要なんですね。

対してEL34には55mA程度流しますから60mAでOK。

で、普通の方なら、余裕が有った方が良いんだから、80mAで良いんじゃない?

って考えますよね(トランスを知っている方なら考えない、笑)。

このトランスの違い。何処が違うと思いますか?
巻いてあるコイルの線径が違うのでは?つまり80mAの方が太い線を巻いてある。

ヘヘ、ブッブーです。この程度の電流値の違いで、巻線の太さを変えるって有り得ません。

このトランス、巻線もコアもまったく同じ物を使っています。
なのに電流値が違う?

エーーーー、シングル用のOPTは設計が難しいのです。PPなら逆方向にDCが流れますのでコアは直流磁化されません。

ところがシングルアンプは直流電流をタップリ流すのでコアが直流磁化してしまうんですね。

其れが何故悪いか?

直流磁化しますとコイルのインダクタンスが激減。つまり負荷に成らなくなるんですね。この直流磁化を防ぐ為にコアにギャップを設けます。

このギャップで直流磁化を防ぐのですがギャップを広げるほどインダクタンスは下がります(大電流には耐える)。

つまり、一次側に流す電流値に合わせて、ギャップを調整しているのです。
この二種類のトランスの違いはコアギャップの違いだけなのです。

そう成ると、大して電流を流さないのに、電流値の大きなトランスを使うのは・・・・・・。
大NGなんですね。大は小を兼ねないのです。

つまり出力管に流す電流値に合わせたOPTが必要なのです。

実際このOPTのデーターを見ますと、80mAの方がインダクタンスが小さいのですね。でも電流値の大きな真空管は一般的にインピーダンスが低いので小さなインダクタンスでも負荷が掛かるんです。

で、今回の実験。
このインダクタンスの違いがデーターにどの程度出るのか?

勿論データーの良い方が音の良い保障は有りません。
インダクタンスが大きいと低域までロードが掛かるので、低域限界が下がる筈ですが、相手のスピーカーによってはその伸びた低域が悪さをする事も考えられるんですね。

正直、手間隙の割には得るものが少ない実験かも知れません。
今迄でしたら、こんな実験をする気に成ったか疑問です。

でも今の環境ですと、この様な実験をする気になるんです。
興味津々なんです。

で、この様な実験がノウハウに成って来るのです。
耳だけの実験ですと、周りの環境が変わると同じ結論が得られなく成りますが、理論でつめたノウハウは場所が変わっても実用可能。

今年もこんな感じで走って行きます。

実験の結果は・・・・・・・。
ハイ、企業秘密です(笑)。気に成る方は簡単な実験ですので実践してみて下さい。
人に聞く前にまず自分で実践。僕のスタンスです。

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