この写真は、ベッドの左右送りの速度を決めるレバーです。
上下のレバー位置の選択で9種類の速度を選べます。
自動送りが出来るのは左右だけで、前後送りは手送りに成ります。
カメラの位置が悪く見辛いかも知れませんが、長尺のノギス。
600mm迄長さが測れます。この様な板のサイズを測るには必須。でも、こんな長尺のノギスはまず売れないので、とっても高価。大切に使っています。
天板の長手端面の切削は終りました。
短手の切削ですが、此処で問題。長手と短手の直角度の問題です。長手を平行には簡単ですが(同じ工程を二度すれば良い)直角を出すにはちょいと頭を使います。答えは上の写真スコヤ(直角定規)を使って切削の終った長手とベッドの直角を出しベッドに固定します。でもこの固定が難しい。
ネジを締めると工作物が微妙にずれるのです。少しずつ少しずつ、両方の爪を締めるのですがずれてしまう。イライラが一番いけない瞬間です。
ベッドを前後に動かすハンドルの根元のダイヤル。左右にも同じ物が付いています。ハンドルを一回転させるとベッドは5mm前後します。ダイヤルのメモリは一番小さなメモリが2/100mmの単位です。このメモリを基準に穴の位置や削る量が決まってくるのです。
此処で一番の問題は工作物の基準点。これが決まらなければ寸法精度なんて言っていられません。
僕が昔付き合っていたフライスの名人は10mmの丸棒をチャックに咥えこれを工作物に近づけ、隙間をシックネスゲージで測ると言う方法で行っていました。
で、僕は・・・・。
今はこんな便利な測定器が有ります。
これもチャックに咥えて使います。
先端には10mmジャストのボールが付いています。内部には乾電池。
赤く見えるのは電球。
もうお判りですね。ボールが工作物に触れると電球の点く仕組みです。
こうすれば、点灯した瞬間がチャックの中心が工作物の端面より5mm離れている位置です。5mmはハンドル一回転。
で、此処で問題。このゲージのセンターは本当に会っているんでしょうか?¥10、000、000もすれば信用しますが数万円のゲージ。狂っています。ではどうするか?
工作物に当てた状態でチャックを手で回転させるのです。するとギリギリの位置で点く所と点かない所が出ます。180°だけ点く位置を探すのです。こうすればセンターの狂いは無視できます。
機械屋は、機械の精度を信用しないへそ曲がりなのです。
この様に普通のドリルチャックも装着できます。穴あけはヤハリドリルが一番簡単に穴を開けてくれます。
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無題
kunitan 読んでると、一度加えた物を放して再度くわえると、その位置を公正するのにずい分気を使うみたいですね。下のベットは左右、前後に動くんですから、一度のくわえで横、縦の切断が出来ないんでしょうか?(素人考え)
無職は1.5mmアルミシャーシに穴開け位置を書き込んだグラフ用紙を貼り付け、ポンチし、ボール盤で穴あけしています。これとは全く次元の違う物ですね!Σ( ̄□ ̄;)
無題
ピンキー 旋盤もフライスも、精度を上げるには一度咥えた工作物は放さない。と言うのが有ります。
では、フライスの場合、左右を爪で支えていますので、左右の切削は不可能です。更に問題点。殆どのフライスが横方向への移動量は有りますが(僕のところは600mm)、前後方向は有りません(同じく270mm)
今回の板は奥行き340mm。ハ~~~~~~。
分かりました。
kunitan なるほどぉ、C型クランプ2個でベットの前からアルミ板を挟めば上部水平辺と左右側面を一気にできるかなっと素人考えでした。
いやー、驚きの連続です。
無題
ピンキー C型クランプでは強度不足です。
金属をあれだけの量、一気に削ってしまいますので、工作物に掛かる応力はかなりの物が有ります。しっかりと止めないと、工作物が簡単に動いてしまいます。
やはり!
kunitan ものすごい応力がかかるんでしょうね。
あの取り付け爪を見れば想像できます。
ところで明日営業中でしょうか、昼過ぎコーヒーのみにお邪魔してもよろしいでしょうか?(今、調布にいます)
無題
ピンキー 明日はシャシ加工が終って、組み立てに入る予定です。
シャシの構造を見るには丁度良いチャンスですね。
待ってます。
お邪魔しまーす
kunitan それではよろしくお願いいたしまーす。
kunitan 読んでると、一度加えた物を放して再度くわえると、その位置を公正するのにずい分気を使うみたいですね。下のベットは左右、前後に動くんですから、一度のくわえで横、縦の切断が出来ないんでしょうか?(素人考え)
無職は1.5mmアルミシャーシに穴開け位置を書き込んだグラフ用紙を貼り付け、ポンチし、ボール盤で穴あけしています。これとは全く次元の違う物ですね!Σ( ̄□ ̄;)
無題
ピンキー 旋盤もフライスも、精度を上げるには一度咥えた工作物は放さない。と言うのが有ります。
では、フライスの場合、左右を爪で支えていますので、左右の切削は不可能です。更に問題点。殆どのフライスが横方向への移動量は有りますが(僕のところは600mm)、前後方向は有りません(同じく270mm)
今回の板は奥行き340mm。ハ~~~~~~。
分かりました。
kunitan なるほどぉ、C型クランプ2個でベットの前からアルミ板を挟めば上部水平辺と左右側面を一気にできるかなっと素人考えでした。
いやー、驚きの連続です。
無題
ピンキー C型クランプでは強度不足です。
金属をあれだけの量、一気に削ってしまいますので、工作物に掛かる応力はかなりの物が有ります。しっかりと止めないと、工作物が簡単に動いてしまいます。
やはり!
kunitan ものすごい応力がかかるんでしょうね。
あの取り付け爪を見れば想像できます。
ところで明日営業中でしょうか、昼過ぎコーヒーのみにお邪魔してもよろしいでしょうか?(今、調布にいます)
無題
ピンキー 明日はシャシ加工が終って、組み立てに入る予定です。
シャシの構造を見るには丁度良いチャンスですね。
待ってます。
お邪魔しまーす
kunitan それではよろしくお願いいたしまーす。
この記事へのコメント
読んでると、一度加えた物を放して再度くわえると、その位置を公正するのにずい分気を使うみたいですね。下のベットは左右、前後に動くんですから、一度のくわえで横、縦の切断が出来ないんでしょうか?(素人考え)
無職は1.5mmアルミシャーシに穴開け位置を書き込んだグラフ用紙を貼り付け、ポンチし、ボール盤で穴あけしています。これとは全く次元の違う物ですね!Σ( ̄□ ̄;)
無職は1.5mmアルミシャーシに穴開け位置を書き込んだグラフ用紙を貼り付け、ポンチし、ボール盤で穴あけしています。これとは全く次元の違う物ですね!Σ( ̄□ ̄;)
旋盤もフライスも、精度を上げるには一度咥えた工作物は放さない。と言うのが有ります。
では、フライスの場合、左右を爪で支えていますので、左右の切削は不可能です。更に問題点。殆どのフライスが横方向への移動量は有りますが(僕のところは600mm)、前後方向は有りません(同じく270mm)
今回の板は奥行き340mm。ハ~~~~~~。
では、フライスの場合、左右を爪で支えていますので、左右の切削は不可能です。更に問題点。殆どのフライスが横方向への移動量は有りますが(僕のところは600mm)、前後方向は有りません(同じく270mm)
今回の板は奥行き340mm。ハ~~~~~~。
なるほどぉ、C型クランプ2個でベットの前からアルミ板を挟めば上部水平辺と左右側面を一気にできるかなっと素人考えでした。
いやー、驚きの連続です。
いやー、驚きの連続です。
C型クランプでは強度不足です。
金属をあれだけの量、一気に削ってしまいますので、工作物に掛かる応力はかなりの物が有ります。しっかりと止めないと、工作物が簡単に動いてしまいます。
金属をあれだけの量、一気に削ってしまいますので、工作物に掛かる応力はかなりの物が有ります。しっかりと止めないと、工作物が簡単に動いてしまいます。
ものすごい応力がかかるんでしょうね。
あの取り付け爪を見れば想像できます。
ところで明日営業中でしょうか、昼過ぎコーヒーのみにお邪魔してもよろしいでしょうか?(今、調布にいます)
あの取り付け爪を見れば想像できます。
ところで明日営業中でしょうか、昼過ぎコーヒーのみにお邪魔してもよろしいでしょうか?(今、調布にいます)
明日はシャシ加工が終って、組み立てに入る予定です。
シャシの構造を見るには丁度良いチャンスですね。
待ってます。
シャシの構造を見るには丁度良いチャンスですね。
待ってます。
それではよろしくお願いいたしまーす。
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