平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
二ヶ月近く待たされたトランスがヤット入荷。
ECC99を使ったバッファアンプを逆相動作させる入力トランスです。

これで遊んでいるECC99も働き出します。

逆相動作。判ってしまえば簡単な理屈ですが、問題は逆相を出す入力トランス。
一般のトランスは逆相にすると高域特性が変わってしまうのが普通です。
此れでは使い物に成りません。

更に大事なのが位相特性。
逆相で増幅して、OPTで正相に戻しパラ接続をするのですから位相がずれると信号を打ち消します。

この辺は、トランスメーカーが意図していない使い方をする僕の責任。
つまり、メーカーに問い合わせても無駄なんですね。そんな事知りませんって言われるのが落ち。

聞いたとしてもメーカー発表値を信用していないピンキー君ですから、方法は只一つ。

買って確かめる(笑)。

そんな訳で・・・・・・・・・。



早速トランスの測定開始。
今回のトランス。一次側に二組、二次側に二組のコイルが巻かれています。巻き数比は1:1。
一次側はパラ接続(この辺からメーカー指示を無視、汗)。
二次側は其々のコイルを独立させ、正相と逆相の信号を取り出します。
まず、順当に二次側コイルを正相出力で二つのコイルの同調が取れているかのチェック。
 
超高域にピークが出ましたけど無視(笑)。
この調整法は以前アップしました。

さて問題は逆相出力にした時の位相チェック。30kHz迄は位相ズレゼロにしたいのです。



上下の山と谷の位置。ぴったりと合っています。つまり位相ズレゼロ。

この時の周波数(笑)。



50kHz・・・・・・・・・・。

充分合格。

此れでバッファアンプも逆相で動作できますね。




勿論、此れで終わりじゃ有りません。
発信器での信号チェックは、今回のトランスが使えるかどうかのチェック。

そう、問題の二次側のターミネーター抵抗値。

この後プリアンプの出力に繋ぎ、実測での調整です。

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