平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
僕が今の店(工房)を立ち上げる前には、家電量販店のオーディオ部門の責任者。
20代の僕には荷が重かった。

その当時の思い出話。

イエね、オリンピックの中継をテレビで楽しんでいたんですね。
で、女子カーリング(僕はカーリングが大好き)。

選手の中に思い出深い名前が有ったのです。
勿論単なる同姓なんだけど珍しい姓。

この姓は北海道だよね。

その同じ姓の人(T氏にしますね)との物語です。

30数年前のピンキー君。東京多摩周辺では大手の量販店の店長さん。
店長と兼任で全体の店のオーディオ部門を任されていた。

そんなところへ変わったお客さん。
こちらとしては、使い方を聞いて更に良い機器を薦めたい。
ところがその方は、欲しい機器を絶対に変えない。

変な人、って思いながらもお買い上げの商品を渡していました。

で、ある日・・・・。
超高級スピーカーをお買い上げ。今迄に買って貰った商品とグレードがあまりにも違い過ぎる。
僕はハ~~~~~~?。

高級品を配送センターには任せられないピンキー君。
自分で配送をしたら・・・・・・・。

指定の場所。世界的に見ても超一流企業の研究所。

僕はあたふた。
直ぐにT氏が現れ(ニコニコと笑っていました)、僕としてはセット場所まで運ぼうとしたら、この先は部外者厳禁の場所ですから・・。

この会社、オーディオとは丸ッ切り関係の無い会社なのでピンキー君は世の中の凄さの片鱗を・・・・。

此処までは導入部分です。

トンでもスピーカーを納めた2~3ヶ月後。

またいつものグレードの商品をお買い上げ。
僕も事情が判ったので、商品説明なんてしない。
要は、実験材料としての購入だったんです。

僕から買いながら、こいつなら余計な話はしないな。って思われたみたい(汗)。
(ハイ、もう時効でしょうから書いても良いかな?)

その時の買い物は当時各メーカーの戦略機器。598のカセットデッキ。
V社が、信じられないワウフラ値をカタログに載せたので興味を持ったらしい。
もう商品説明なんてしません。
その代わり、少しでも安い値段で出す事を考えているピンキー君(大笑)。

2~3日後、T氏から電話。
『当社の研究室で散々実測しました。メーカー発表のワウフラ値をクリアー出来ないのです。ハッキリ言うと、他社のデッキと変わり無いんです。
で、お願いなんですが僕の立場を伏せてV社に真相を聞いて貰えませんか。』

ハハ、こんな話は自分の立場なんて忘れて行っちゃうピンキー君です。

メーカーの開発部門に電話。
ピ『済みません、貴社のデッキの発表値がクリアー出来ないと、測定マニアのユーザーからクレームが出ました。どの様な計測であの数値が出るのかを知りたいそうです。』

V社からの返答(返答をくれただけでもえらい。ホンダなんて自分に都合の悪い質問は無視するから)。
『その数値は市販のカセットテープでは出ません。カセットテープのケースを削りだしの高精度の物にして、テープも両面研磨をして厚みのばらつきを極限まで減らした物です。』

この返答を僕はT氏に連絡。
T氏は大人、笑ってお終いに成りました。

要はメーカー発表のデーターなんてこんなものです。

僕がメーカー発表の数値で信用しているのは、寸法と目方と値段だけです。
それ以外は・・・・・・・(笑)。



あ、この買い物で凄かったのは、納品書は全てT氏個人宛で、勿論領収書も。
かなり高い立場の人だったのでしょうね。

拍手[8回]


コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック