今回の製作記の中で一番書きたかったアースライン。
アースラインを書くと最初の方で言ってしまったので、気の早い方はすぐに僕のところへ来てしまったりして・・・・・(笑)
写真で説明すると、判り辛いかと思って回路図にしました。
赤丸で囲んで有るのが数日前のブログに載せたアースポイントです。
アースマークのところだけでシャシに繋いで有ります。
これを見てお判りでしょうが、シャシには電流を流しません。
また、各回路ごとに信号回路は完結して、他の回路との間での干渉を防いでいます。
間違っても各回路のアースへ行く線を1本ずつアースポイントへ運んではNGです。
各回路で完結させ、其々をアースポイントへ。
これが基本です。
で、デカップリング回路。これが信号回路か、電源かって悩みますが信号ラインです。と言うか負荷抵抗の電源側をAC的にゼロにする役目ですから信号ラインと考えます。
デカップリングを2段にして有りますがこれは非常に有効です。
ナゼかは考えてみてください。
僕のアンプはNFを一切掛けない事にも繋がっています。
最初に計算で出た抵抗値で組み、その後の調整と思っていたのですが、一発で狙いの電流値が出て、ノン調整で済んでしまいました。
初段管のプレート電圧は予定よりも高かったですが、電流値はピッタシカンカンと言う事で、其の侭にして有ります。
基本的に動作点はカソード電圧と電流値は気にしますが、プレート電圧はあまり気にしません(パワー管は気に成りますけどね)。
一応安心の為にサインウェーブで周波数特性を測ってみました。
30Hz~25kHzまで略フラット。
低域はもっと伸ばせるのですが(カップリングコンデンサーに小容量を使っています)、これ以上伸ばすと弊害の方が大きく成るので、止めています。
早速、貸し出しに出張です。4Ωで組んだのも、そのお客様の希望。
さてさてどうなりますか。(ワクワクドキドキ)
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