平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
此処一週間。何をしていたかと言うと、新しいプリの徹底的な測定。
今回の電源トランス(B巻き線が低圧に成った。理由は色々)でのECC99イコライザーとフラットは初めてだったのです。

いや、恥ずかしいんですけど、従来の高圧トランスと今回のトランスでの定数の違いをジックリと観察。
球の動作点は同じです。でもデカップリングの定数が可也違う。

此れに気付かなかったとは・・・(大恥)。

その辺を、カットオフ周波数を厳密に計算(やたらとデッカイコンデンサーを入れるなら必要なし)。
まあ、ついでにRIAAのカーブまで測定しました。

RIAAに関しては十分合格(市販アンプに負けない)。
でも測定した序でだよね・・。
まあ、重箱の隅を突く調整(聴感上は絶対に判らない)。
要は、完璧にしたかったのです。

1週間の苦労も実をむすびました。これ以上は詰められないと言う所まで追い詰めました。
正直、自己満足です。聴感に影響が出るのはデカップリングの定数だけ(旧トランスを使っている方は心配無用です。新トランスでも、ECC82でしたら全然問題ありません)。

此れでもかって弄ったので頭がフラフラ。
音出しは明日にします。

今日は乾杯。


新トランスと旧トランスは6年前に変わりました。
新トランスでもECC82では全く問題が有りません(僕がつい最近まで使っていましたから)。
新トランスでECC99を使ったのは、今回のアンプが初めてです。

ついでに、ECC82に対してECC99は倍以上の電気を喰います。
つまりプリ付属の(付属とは言えない大型)電源では間に合いません。左右独立電源(要は2倍の容量)にしませんと使えない球です。

この様な事が有るので、お客様のアンプでの実験(仕様変更)はご法度なのですね。
十分自分で使用した状態で、安心してお客様にお渡しが出来ます。

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