以前、アップしたウォームギヤ。
この類の物は、単にギヤとしての素材を提供しますから、貴方の使い方に合った形に改造してね。と言う物です。
早い話、シャフトとの連結も自分で考えてね。と言うギヤ。
産業機器用ですからいたって当然です。
で、早速改造。
上の写真と較べて違いが判りますか?
二箇所変わっています。
まず、シャフトとの連結の為に、横からネジ穴をあけています。M3を二箇所。
このネジ穴。シャフトに対して120°であけちゃうと、ネジが緩みやすい。90°であけるのが正解。
もう1つ。シャフトを通す穴径。6mmから8mmへ拡大。
こんなの簡単と思ったら、旋盤に詳しくない。
元の穴と角度、中心位置を狂わせないで開けるのには、かなりの注意を払わないと確実に狂います。
旋盤作業の肝。一度咥えた材料は、咥えなおさないで一気に切削が基本です。
一度穴の開いたものを、チャックに咥えなおしてセンターを合わせるのはかなり難しいのです。
色々工夫をして、センターをあわせ、ドリルで広げ、その後穴ぐりバイトで寸法を合わせます。
まだまだ、先は長い。
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