平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
先日まで、必死に作っていたパワーアンプ2台。
一台目、無事完成。

二台目。配線完了。動作チェック。・・・・・・・・?

B電圧が低い。正常よりも50V低い。

ハ~~~?

トランスの出口の電圧を測る。正常な500Vをテスターは示す。

????????。

チョークの断線(二巻線をパラって使用)?
DCRを測るとカタログデーターピッタリ。
コンデンサーの容量抜け(新品でも有り得ます)?

LCRテスターで測定。問題なし。

出力管を一本抜く。

電圧が正常に成る。
エーーーー、レギュレーション不足。

電源トランスでの出力電圧には変化が無い。

さて、この状態で何処が拙いか判りますか?

その状態でB巻き線の両端子間の電圧を測りたかったんだけど、此処は1000Vの高圧。

手持ちのテスターは750V迄と成っている。

抵抗で分圧回路を作ればいいのだけれど、根っからの怠け者。
メンドイ・・・・(汗)。

トランスのスペアは有るので、さっさと交換。

正常電圧が出て完成。

さて、このトランス。特注品です。基本的に部品のクレームは利きません。使用側の問題で起きたか判らないからです。

つまり、クレームをつける場合、こちらで製造上の問題である事を証明しなければいけないのです。

早速、外したトランスのチェック。

百叩き
 
写真のトランス。かなりの大型でカットコアを使用。かなり高額。証明しないと僕の懐に響く。

トランス

で、分圧回路を作るのが面倒なピンキー君。
こんな方法を考えました(早く気付いていれば、アンプに付けた侭でチェック出来たのに)。

スライダックで一次側の電圧を下げるのです。
此れならテスターの限界を超えないで計れます。

一次側に30Vを加えます。

500V巻き線のセンターと両端子間の電圧。165V。
無負荷ですからこんなもの。

で、問題の両端子間の電圧。
0.016V・・・・・・・・。

ヤッパシ。トランス屋さんの配線ミス。

これならクレームが利きます。

ハーー、無駄な手数を掛けやがって。

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